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14年目のTCSを終えて ~2020年総括~②

どうもTetsuです!

 格言染みた物言いで足跡を残したい新年。言いたいことを見栄えを気にせず伝える。前回に続く記事のモットーです。肩肘なんか張らずに、むしろ正月特番や福袋開封の片手間に読み進めてください。

前記事 1.コロナとどう向き合うのか

 記事を分割することになってしまったので、前回の記事から読んでいただけると話が通ります。

2.現場の弱み、Tetsuの弱み

 当初はデュエルスペースの閉鎖に伴うように哲会さえ控えおけば、くらいに思っていました。少しずつデュエルができなくなる様子を見て、最後には対戦できる場所の方が少なくなりました。大会が開けなくても、大会の結果やレシピさえ取り扱えれば、と思えばランキングデュエルが無くなれば非公認も無くなり。だから結果もありません。Tetsu自身としては何もできない時期が訪れました。縁を辿って九州圏から本土、初見のお店へもメッセージを送り。そうやって大会結果を求める動きは、当初の活動を始めた頃を彷彿とさせました。
 それだけなら自分自身の素養の無さで済むのですが。ランキングデュエルを始め対戦イベントが醍醐味のコンテンツにとっては共通する致命的な部分。致命的と言えるのは、それだけ盛り上がりがあったという裏返し。実店舗は来客が減れば売り上げが減り。だからといって代わりに遊ぶ場所を提供という流れも取り難く。緊急事態宣言を始めとする行政判断、またはテナント元の判断により自粛や開店休業を強いられるお店もしばしば。辛く暗い時期です。ショーケースに並ぶカード達は何一つ変わらず。それを取り扱う店員さんは見た目こそ元気ですが、覇気がなく憂いしかない。先の見えないコロナ禍の暗雲を肌で感じた瞬間がありました。

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 今でこそ定着したオフラインな活動の数々。当時、自分が記事を書こうにも、題材が止まっている状況。公式に準拠とは言ってきたもので、公式に動きがなければ何もしようがありませんでした。何件か記事を投稿してみましたが、お察しの惨状。それを実店舗に置き換えれば、経営方針の転換に悩むことへ近いのかもしれません。いくら新型コロナウイルスが未曽有の事態であっても、いつかは収まる見込みがあるはず。そうならなければならないと言いますか、ずっと続くことも考えにくく。そこで舵取りをしようにも、何かできる方策があるなら、元からやっていたこともあるわけで。耐え忍ぶ日々は、自分がどこまで我慢できるのか、葛藤を葛藤のままで終えることができるのか。
 結論染みた内容は、前項で述べた通り。やれることをやった上でやるしかない、をこの期間で心身に刻まれた気がします。

3.元通りを目指すのか、新様式を目指すのか

 第一波が収まりデュエルスペースが解禁されていきます。リモートデュエルや構築談義に花を咲かせていたデュエリストの多くが、手のひらを返したように実店舗、現場へ足を運んだ様子。あの流れは忘れられません。言葉はちょっと悪かったですが、自粛期間での言動行動をひっくり返すくらいに対戦を望んでいたのです。
 再開と同時に公式よりアナウンスがありました。日常生活に基づく内容や公式イベント参加にあたっての心構え。さらには競技内容に関わる部分もあります。端的な文章ではありますが大きな号令とも言えます。

 ちょっとした心がけで実行できるものもあれば、どうしても競技内容に関わる部分で承服し難いものもあります。まだまだ再開したての遊戯王、むしろ社会活動も同様の状況。制約されることへの不平不満よりも、少しでも遊戯王で遊べる喜びが上回っていたかのように思えます。
 一時は落ち着いたかに見えた災禍。しかし第二波が訪れてしまいます。この頃には一般的に設備も充実するような見方もできます。デュエルウォールや検温。消毒グッズにマスクなど、社会的に対応策が整ってきた状況。全国的にも自粛の反動もあったせいか、第二波に負けるな、という感じの盛り上がりも。現地現場のイベントはもちろん、リモート的なイベントも定着。見方によってはコロナ禍でもどちらも対応して遊べるコンテンツ、となり始めていたのではないでしょうか。

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 そして迎えた冬。渦中の第三波。政策の是非をとやかく言える立場ではないのですが、その結果はあきらか。どこが真因とかそんなわけではなく、今までの対策にケチがついたような捉え方もできるわけです。ただ、これ以上の対応といえばコンテンツ自体の自粛。それは対応ではなく遊戯王の閉塞しか見えないな状況を誘発してしまいます。ユーザーの素行に関しては言及できませんが、それこそやれることをやった上で招いた結果が今なのです。
 対応できる内容が増えたとは言いましたが。消毒備品の補てん然り、デュエルスペースの使用縮小然り。店舗によっては空調や、消毒動作を確固として施策。これ以上できること、もう残ってないと思うのです。
 ここで表題の件となります。元々あった遊戯王というコンテンツに戻るべく、その場しのぎ、あるいは一時的な投資を行うのか。そうではなく、遊戯王はこうあるべきだ、こういう遊び方こそ真である、と新しいコンテンツを提唱するのか。
 今でこそ自粛自制が目立ちますが、20周年やYCSJ、声優や有名人の方々によるリアルイベント。それらが軌道に乗り始めた、むしろ遊戯王としてのポテンシャルとしての新しさが開拓されようとしていたのです。その道筋になかったはずの新型コロナウイルス感染症。今では新しさすら形容に相応しくないとCOVID-19と呼ばれ始めたその障壁。この節目に遊戯王はどうあるべきか、大きな転換期と考えています。
 大前提に新様式を提唱できるほどのリソース、または目指すべき指針は自分の中にはありません。かといって元の遊戯王を取り戻せるかと言えば否。コロナに限らずリスクを背負った、リスクを経験したデュエリストに、元々はこうだったから、などと求めるモノを同じとはできません。
 ただ、一つの考え方として。限られた人だけ遊戯王を楽しめる、そんなコンテンツになってほしくない、という想いがあります。時間やお金に余裕がある人。この場所、この地域、このお店でしかできない。情報を見逃せば、追いつけない、追い越せない。元より、地域差や公式の恩恵を受ける度合いに差はあったわけで。それを今回の災禍を建前にして、コンテンツの位置づけや、始めようとする敷居の段階で求めるような趣味になってほしくないのです。

幕間2.遊戯王の人ほど、遊戯王の人ではない

 次項もとい次回が最後の記事になると思えば、徒然なるままにという切り口も違うだろうと思い、一旦筆を置いての幕間です。あまり気持ちの良い内容ではない(誹謗中傷とか、批判の類ではないです)ので制限をかけさせてもらいました。以下を見なくても執筆予定?の総括記事に何も支障はありません。次回の投稿を気長にお待ちいただけたら。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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