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【ヴェンデットnote】スレイヤーの旅路前編〜ヴェンデットとは?〜

 このnoteは以下の項目に分かれています。
1.はじめに
2.ヴェンデットとは?
3.既存ヴェンデットの各カード解説
4.新規ヴェンデットの各カード解説
5.終わりに

1.はじめに

 初めましての方は初めまして。戦華noteから見て下さっている方は驚かれたかもしれませんね。

 私普段は戦華のことについてnoteをつらつらと書いているtugihaと申します。

 この度、パワーオブジエレメンツにて、様々なテーマが強化され、新テーマも暴れまくっていますね!
 そんな中、なんと私が愛するヴェンデットも強化をもらいました!
例に漏れずヴェンデットの新規も

めちゃめちゃ壊れてます。

 この待ちに待ったヴェンデット新規も踏まえて、最高にイカすヴェンデットの良さを伝えればなと思います!

街がヴェンデットの襲来により壊滅していく中、憎しみや怒りだけでその力を物にした男の復讐劇。最高にカッコいい!

 前置きはこのくらいにして、本題に移ろうと思います。

2.ヴェンデットとは?

 まず、ヴェンデットデッキとは、フィールド上からヴェンデットモンスターをリリースすることで、それを喰らったヴェンデット儀式モンスターに効果を付与して戦う儀式テーマです。 

 また、アンデットらしく儀式魔法全てに手札・墓地から儀式召喚する効果を持っており、儀式体を墓地から儀式召喚できるため、儀式体を墓地に落とすことで擬似サーチになったり、気軽にコストに使うことができます!(ドライトロンは機械なのになぜ……)

 ヴェンデット儀式モンスターは基本的にフィールドから墓地に送られても後続をサーチでき、何度やられても墓地から蘇り続ける粘り強さが魅力ですね。

 それぞれのヴェンデット儀式魔法も、
「リリースの代わりにデッキからヴェンデットを墓地に送ることができる」
「リリースの代わりに墓地のアンデット族を除外することができる」
「手札・墓地・デッキからヴェンデットを特殊召喚した上でそれを含めて儀式召喚する」と、割とインチキじみた儀式魔法が勢揃いしています。

 まとめると、フィールドから素材を確保することが重要で、墓地からも儀式召喚でき、儀式魔法全てがリリース代替性能を持った儀式テーマということが出来ますね!

 お次は既存のカードを見ていきましょう!

3.既存ヴェンデットの各カード解説

ヴェンデット効果モンスター

 各効果モンスターは、①の効果で何かしらで特殊召喚できる効果を持ち、②の効果(以降付与効果と記述)で「フィールド上で儀式素材にされると、儀式召喚されたモンスターに各効果を付与する」効果が名称ターン1でついています。

 そのため、主に効果付与を目的として場に出す「素材モンスター」と、自己SSを活用した、「展開補助モンスター」を区別することが大切ですね。

ヴェンデットの支配は老若男女関係なし。

 ヴェンデットレヴナント。主に「素材モンスター」です。
 あまり使うことはないですが、①の効果で自爆特攻して蘇生して追撃できることは頭の片隅に入れておくと良いです。
 彼らの付与効果は「特殊召喚された相手モンスターを対象にフリーチェーンで除外できる効果」であり、自己SS効果が微妙な彼らをどうにかしてフィールド上で食わせることがヴェンデット使いにとって目下の課題となっています。(尚、これは後述の新規によりほぼ解決された。)

なんか可愛いワンチャン達。

 ヴェンデットヘルハウンド。彼らは「素材モンスター」であり、「展開補助モンスター」でもある超優秀ワンコです。
 ①の手札のヴェンデットカードをコストに墓地から蘇る効果も優秀で、展開途中に出して次に繋げてもよし、②の素材になった時に「フリーチェーンで魔法罠を除外できる効果」付与も優秀と、困ったら落としとけ枠です。
 儀式モンスター、「ヴェンデットバスタード」の効果でヴェンデット儀式モンスターをサーチしつつ、彼らを墓地に送ると1番ロスが無く、スマート。

右下がやばいことになってる鳥ちゃん達。

 ヴェンデットストリゲス。彼らはヴェンデット最高の「展開補助モンスター」です。
 特殊召喚条件としては、「手札のヴェンデットカードを見せる」だけ。コストもかからなければ墓地に送るだけで出てこれるため、芝刈りなどで落ちても嬉しい。(スプライトエルフなどに変えるとめっちゃ強いです)
 ヴェンデット儀式モンスターの墓地効果にて墓地送りしても出てこれるため、1枚入れておくと、相手の計算をずらすこともできるため、ピン刺しは必須な札。
 ②のダメージ計算後に1ドロー1手札捨ての効果は、戦闘行えばその都度行えるため、展開ほどほどに残す型だと有用か。

スレイヤーの恋人さんの成れの果て。見てるだけで悲しい。

 ヴェンデットアニマ。彼女達を上手く使えるかが勝てるかに直結することも多い縁の下の力持ち「展開補助モンスター」です。
 ②の効果はまず使いません。記憶に留めておくくらいで良いかと。
 超重要なのが①の「墓地から自身を除外することで、アニマ以外のヴェンデットを除外から特殊召喚できる」効果。これがもう本当に強いです。
・リヴェンデットボーン(儀式魔法)などのコストで除外した儀式モンスターを帰還させて展開を続ける
・自身の効果を使った後除外されているヴェンデットモンスターを帰還させて次ターン以降再度使えるようにする
・打点を揃える
などなど、使う場面が非常に多く、常に意識しておくべきカードです。

全ての元凶。いかにも禍々しい……

 ヴェンデットコア。彼らは「今は」あまり使われないと思います。基本は「展開補助モンスター」で、雑に沸けるアンデットとして有用です。
 ①の効果は除外コストがアンデット族なんでも良く、落としておくだけで雑に沸けるので主にリンク値を伸ばしたりするのに使います。
 ②は儀式モンスターに対象耐性を付与し、後述の「リヴェンデットエグゼクター」に効果を付与するといった使い方が主体ですね。

ヴェンデット儀式モンスター

 儀式体は主に「固有のフィールド上での効果」と「儀式召喚した自身が墓地送られた際のリソース回収」のそれぞれの効果を持っており、このおかげで盤面が更地にされたとしても、返しのターンに動きやすく、ヴェンデットの粘り強さの根幹を担っています。
 また、展開途中に儀式召喚してリンク素材などにすることで更なる展開に繋げることができるため、墓地に送られた効果は覚えておきましょう。

凄いビジュアルだぁ……

 ヴェンデットキマイラ。
 唯一墓地で発動するリソース回収手段がなく、フィールド上での固有効果もあまり強くないと、デッキに入れる必要があまり無いカードです……

このテーマの主人公であり、最高のエース。イカすぜ!

 リヴェンデットスレイヤー。デッキの潤滑油であり、最終盤面に効果付与した状態で置いておくのも強い、まさにエース。
 固有効果はダメステ時に永続300パンプ効果。これだけだと微妙と思うかもしれませんが、これ自体にターン1がないため、攻撃宣言の度に打点がモリモリ上昇していきます。実質27打点になるため相手が攻撃力高いモンスターから攻撃してくるようになるのも生き残りやすくなるためヴェンデット的には嬉しい。
 ②は墓地に送られたという緩い条件で「儀式魔法をサーチしてヴェンデットを墓地に落とす」効果。この効果が本当に強い。次に使う儀式魔法をサーチしつつ、墓地にヴェンデットを送れるため、更なる展開に繋げることができます。先行で展開する際もとりあえずスレイヤーを儀式してから墓地に送れば動けると考えても間違いではないです。また、墓地送り効果でストリゲスを送っておけば、そのままサーチした儀式魔法を見せることでストリゲスが蘇生でき、キル計算を大きくずらす使い方も可能です。

ヴェンデットを束ねるボス。スレイヤーさんを圧倒する程のツワモノ。

 ヴェンデットバスタード。デッキの第二の潤滑油であり、固有効果が最もぶっ壊れているモンスターです。困ったら頼っとけ枠。
このモンスターの目玉といえば固有効果。なんと!自分ターンだけですが、宣言したカードの効果を相手はこのターン一切発動出来なくなるという、調整板ショックルーラーのようなことが出来るのです!
 更にはこの効果。儀式召喚していなくても発動できます!蘇生制限の関係上1度は儀式召喚する必要がありますが、起動効果であるおかげで逆に除去を強制でき、その後に馬頭鬼やアニマで蘇生して結局効果を通すといった使い方が強いです!

スレイヤーさんが覚醒した姿。全体的に赤みがかかり、背景と相まって迫力が凄い。

 リヴェンデットエグゼクター。リヴェンデットスレイヤーとして扱う彼はスレイヤーさんやバスタードさんとは異なり「相手によって破壊」された時にしかサーチが出来ません。その代わりに「ヴェンデット」カード何でも良いと一長一短ですね。
 彼の本質も固有効果にあります。彼の固有効果は自分フィールド上で自身しか対象に取れなくなるため、自分フィールドの魔法罠ですら相手は対象に取れなくなります。
 また、彼に「ヴェンデットコア」を喰わせたりして対象耐性(効果の対象に取られなくなる)を付与させると、自分フィールドのカードを全てを対象に取らせなくすることも可能で、ついでで最後に儀式召喚しておくことで一気に盤面を固くすることが出来ます。

ヴェンデットリンクモンスター

 ヴェンデットにはリンクモンスターが1体のみ存在しています。

男は街を守り続けていく救世主となった。


 アドヴェンデットセイヴァー。ヴェンデット唯一のリンクモンスターであり、永続効果でスレイヤーとして扱う効果の他、2つの効果はリンク2にあるまじき性能をしています。
サルベージ効果でリヴェンデットボーンを回収して使い回すだけでも強く、最悪墓地のヘルハウンドの効果を発動するためのコストを回収するだけでも仕事してくれるという、腐ることがない効果ですね。
 ダメステ時に送る効果に関しては、コストで送るため、発動無効にされても墓地肥やしができ、これで後続確保や馬頭鬼、ドーハスーラなどを落として展開の補助なども可能です。
 序盤、中盤、終盤全てで強いまさにデッキの救世主ですね。

ヴェンデット魔法

 ヴェンデット魔法には、フィールド魔法と永続魔法、儀式魔法があります。
 まずは、それぞれの儀式魔法が「どんな条件でリリースの代替ができ、レベルを揃える必要があるのか以上なのか」を意識して覚えましょう。

復讐心は男に力を与える。

 リヴェンデットボーン。この儀式魔法は、レベルの合計以上になるようにリリースするか、リリース代替として墓地のアンデット族を任意の枚数除外できます。
 また、唯一発動にターン1制限が付いていないため、中盤はこのカードを連打して連続召喚を狙っていくのを主軸において戦います。
 ②の効果は「リヴェンデットスレイヤー」専用の福音効果。チェーンを組まず、破壊の身代わりになれます。
 そして!この効果で「リヴェンデットスレイヤー」を指定しているため、儀式の下準備に対応しています。インチキですね。初動で使うよりは中盤以降墓地が肥え始めるとパワーが上がっていくタイプのカードです。アンデットワールドが貼ってあるとその力を遺憾なく発揮できるでしょう。

隙をついてバスタードのコアを奪うスレイヤー。バスタードのコアを喰らった彼は覚醒する。

 リヴェンデットバース。この儀式魔法はレベルの合計を同じにしなくてはならない代わりにデッキからヴェンデットモンスターを1枚送って代替出来ます。
 同名モンスターを送ることで実質ノーコストで儀式でき、墓地肥やし兼1枚儀式と、初動としては完璧な性能をしています。中盤以降はデッキのヴェンデットが枯れるといった事態も考えられるため、デュエル中1〜2回くらい使えると良いでしょう。(このカードは新規により爆アド製造機になりました。)

これぞアメコミ!という構造。カッコいい。

 ヴェンデットナイト。
 ①は手札全てが毎ターン好きな儀式体に変えられたり、付与したいヴェンデットモンスターを持ってきたりと柔軟な対応が可能となる1枚です。
 ②はターン1制限が無いため、墓地のヴェンデットモンスターと相手モンスターがいる限り攻撃し続けられます。
継続して貼っておくだけでもよし。最後の〆としてもよしと優秀の一言につきます。枠と相談するところですが、枠があまり次第優先的に入れたい札ですね。

アニメOPとかの敵シーン紹介みたい

 ヴェンデットチャージ。数少ないレヴナントをフィールド上にだす手段の1つであり、対象に取られた際に逃げる目的で使用する使い方もあり、1枚入れておいてスカーヴェンデットでサーチする先を作っておくというのもあり。

アニマを鏖殺するエグゼクターさん。目の炎が泣いているようにも見えて物悲しい。

 ヴェンデットナイトメア。①の効果も②の効果も使い所が無く、正直入れる理由が薄いカードです。

ヴェンデット罠

 ヴェンデット罠カードは今までサーチ手段が無く、使い所が少なかったのですが、サーチ手段が出てきたため一気に評価が変わったカード達ですね。

無限湧きしてそう

 ヴェンデットリボーン。新規カードと合わせることで一躍ヴェンデット版リボルトとなったカード。着地狩りや耐性貫通など、妨害としての質が高い上新規カードと合わせることでリソース確保もでき、余裕があれば優先して持ってきたい札。詳しくは新規カードの時に説明します。

スレイヤーとの比較からキマイラの大きさが際立っています。

 ヴェンデットリユニオン。
リヴェンデット版リボルトと言えるカードですが、私は不採用としています、理由は以下の通りです。
1)ヴェンデットは墓地儀式ができる関係上モンスターは墓地に送りたいのに、このカードを発動するためにわざわざ手札に儀式モンスターを残さなくてはならないこと。
2)このカードをサーチして相手ターン中に素材を喰わせるより、そもそも有用な素材を喰わせた儀式モンスターを最終盤面に用意して、このカードをサーチする枠を別の妨害カードに変えた方が盤面自体も強固になること。

バスタードに吸収されそうになるスレイヤー。危機こそ彼の好機であった。

 ヴェンデットリバース。回収効果や除外戻しなどのリソース回復が強いのですが罠故の遅さが気になる1枚。
 新規によって1ターンのリソース回復手段も増えたため、現状は不採用が多いですね。

夜明けと共に全てを終えた男は消えていく。儚さとどこか達成感が感じられる最高のイラストを持つカード。

 ヴェンデットデイブレイク。使える盤面としてはヴェンデット儀式モンスター+デイブレイクの2枚で返したいため、主にGの止まりどころなどでの採用などでしょう。

 以上が既存のヴェンデットカードで、正直ヴェンデットで戦うにはかなり厳しい部分がありました。
 しかし新規ヴェンデットは既存カードとの繋がりも深く、ヴェンデットの力を底上げしてくれました。
 そこで、お次は新規のヴェンデットカードを既存のカードとの繋がりを含めて紹介していきます。


4.新規ヴェンデットの各カード解説

 新規のヴェンデットカードは効果モンスター1枚、儀式モンスター1枚、儀式魔法1枚来ています。

ヴェンデットを喰らう新たな勢力が現れる!彼は何者なのか……

 まずは効果モンスターから。スカーヴェンデット。効果モンスターで唯一素材となった時の付与効果が無い代わりに、効果全てがヴェンデットに欲しかった効果で壊れてます。
 レベル6なのでリヴェンデットバースでスレイヤーを儀式召喚する際に代わりにデッキから送ることができ、リヴェンデットバースがスカーヴェンデットのサーチと、スレイヤーの1サーチ1墓地肥やしできる爆アドカードへと変貌を遂げました。
 また、返しのターンにバスタードやスレイヤーなどの墓地効果で墓地に送ることで、後続確保が+1枚出来る様になったということが非常に大きいですね。
 墓地から出てこれる効果については、勿論儀式召喚で自分フィールド上のモンスターをリリースするだけで出てこれるだけでなく、相手フィールドのモンスターがリリースされても良いので、ヴェンデットリボーンで相手モンスターをリリースしても特殊召喚することができ、墓地へ送られるとそのままサーチができます。そのため、リボーンが相手を除去しつつリソース確保ができるヴェンデットリボルトになれたのです。

右手にキマイラさんの面影がチラホラ。触手は元から持ってたものなのだろうか?

 新たな儀式モンスター、ヴェンデットスカヴェンジャー。彼は主に火力担当を担う、後攻に強いモンスターです。
 自分フィールド上にリヴェンデットスレイヤーが存在すれば墓地から出てこれるため、儀式召喚したスカヴェンジャーを絡めてセイヴァーをリンク召喚をするだけで墓地から特殊召喚することができ、そのままセイヴァーをリリースしても4400打点になることができます。
 彼の本質は次の儀式魔法のとある一文に集約されています。

セイヴァーを襲うスカヴェンジャー。彼の目的は何なのか。

 ラヴェナスヴェンデット。新規の儀式魔法であり、1番の壊れカードです。
 このカードにより、レヴナントを喰わせることが非常に簡単になり、ヴェンデットの妨害力とヴェンデット儀式モンスターを盤面に残しておく強みが出来ました。
 しかも、このカード、特殊召喚するのは「ヴェンデットスカヴェンジャー」を除くヴェンデットモンスターであり、儀式の下準備対応です!スカヴェンジャーをデッキに入れるだけで下準備の幅が広がるインチキができますね。

5.終わりに

 今回は各ヴェンデットカードの個人的な見解を踏まえた解説を行いました。これを踏まえて後編では実際に展開ルートやヴェンデットを使う上で考えていることなどを書いていこうと思います!

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