11:Q&A-外資系企業について外大は学歴フィルターで落とされるという噂を聞いたのだが都市伝説か

感覚値として、東大や慶應の学生の方が採用されやすいな、という感覚は持っていますが、それを学歴フィルターと呼んで良いのかどうかは微妙なところだと思います。他大で採用されている人達は、やはり採用されるべくして採用されている感じですし、採用されなかった人達もやはり相応の納得性があるイメージです。また、外大生が外資系企業で絶対に採用されないかというと全くそんなことはなくて、あくまで一例ですが我々の知るところではゴールドマン、モルスタ、ソシエテ、ドイツ、シティ、HSBC、アクセンチュア、PwC、ロレアル、Google、Facebook等々、ごく一例ですが外銀だとフロントも含めてここのところ複数人新卒で内定していることも知っています。他の有名どころについても我々が知らないだけで、普通に採用されていると思います。実際問題、ゴールドマンなんかは長きに渡りグローバルで学歴フィルターを前提とした採用をしてきましたが、最近はそれによる機会損失も認識し、ここ数年は多様な人材の確保に動いている、とする記事をHarvard Business Reviewに掲載しました。多様性が尊重される時代にあって、学歴フィルターは流行らなくなってきている、というのは一般論として言えそうです(学歴フィルターが世の中に存在しないかと言われるとそこの否定は致しません)。

ただ、採用人数が少ないのは事実だと感じますし、他大の方が採用されやすいというのは冒頭申し上げた感覚値です。仮に学歴フィルターが都市伝説であるという前提に立つと、この部分(外大生の採用人数が少ないということ)は外大生にとっては問題意識を持っておいた方が身のためかと思います。

この現象が起きている理由として考えられる解釈としては、

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