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erleben と erfahren の違い

意味が似ているけど、何がどう違うの?

erleben と erfahren はどちらも、独日辞書には「経験する、体験する」、独英辞典では「experience」などと出てきます。独独辞書をみても、両者は、類義語となっています。さらに形も似ていて、どちらも「er- 」という接頭辞がついた非分離動詞です。erleben と erfahren はどちらを使ってもいいのでしょうか。

いいえ。両者には違いがあります。下の2つの文章を例に、比較してみましょう。両者には、決定的な違いがあります。

Ich habe heute etwas Interessantes erlebt.

Ich habe heute etwas Interessantes erfahren.

どんな違いがあるか、わかりますか?

fahren と leben は違う

違いは、一言で言ってしまえるほど、簡単ですが、それでは面白くないので、似ている点だけでなく、異なる点に焦点を絞って、その違いを探ってみましょう。

両方の動詞の共通点である、接頭辞「er-」には、動作により、ある結果が導かれる、という意味があります。つまり、fahren した結果が、erfahren、leben した結果が erleben ということ。そこで、leben と fahren の違いを見ていくと、なんとなく違いが見えてくるのではないでしょうか。

er + leben = 生きたことで何かを得る
er + fahren = 通ってきたことで、何かを得る

違いはズバリそこ

つまり、erleben は、生(ライブ= leben)で体験、経験したこと、erfahren の方は、通りすがりに(fahren)、見たり聞いたりして得た知識のことを表します。ですので、先ほどの例文2つを、違いがわかるように意訳してみると、以下のようになります。

Ich habe heute etwas Interessantes erlebt.
今日興味深いことに出会った(自分で体験したのかもしれないし、人がやっているのをその場で目撃したのかも知れない)。

Ich habe heute etwas Interessantes erfahren.
今日興味深いことを(友達などから聞いたり、テレビで見たりして)知った。

2つの似ている動詞に違いがあることは、erfahren できたでしょうか?実際に、それぞれの動詞をどう使うのかについては、下のリンク先(Instagram)でチェックしてみてください。実際に自分で文章を作ってみると、その違いを、erleben できるようになりますよ!

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