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環謝祭ゴミ分別・プラごみゼロの舞台裏見せちゃいます!

こんにちは!久しぶりの更新になってしまいましたが、今回のnoteでは環謝祭で学生EMS委員会が行った取り組みについてご紹介します!


環謝祭とは


2023年で、23回目を迎える公立鳥取環境大学の大学祭です。今年のテーマは「灼熱~笑顔と活気であふれる環謝祭へ ~」でした。毎年10月中旬に行われます。

学内の団体・企業による模擬店やサークルなどのステージなどが行われます。学生以外にも地域住民の方も多く来られるイベントです。

学生EMS委員会にとっても一大イベント


環謝祭は実は、学生EMS委員会にとっても一大イベントなんです。ゴミに関することを、大学祭実行委員会と連携して実施しているんです。今年はプラごみゼロの取組を始めたということもあり、二つのプロジェクトと二つのチームの計26名で半年以上かけて、準備に当たりました。

プラごみゼロに向けて


昨年の環謝祭では、汚れたプラごみが問題になりました。今年は、コロナ規制の緩和により来場者数が増加することが予想されました。

今まで各模擬店に委ねらていた容器の準備を、今年から容器を指定し、注文までを学生EMS委員会が担うこととしました。もちろん、容器はバガス製容器と食べられる容器と指定しました。

しかし、容器にかかるコストは増えてしまいます。1つあたりの容器の値段を10~12円に設定し、それを超える分を鳥取県の補助金などを活用し、学生EMS委員会が負担しました。

費用負担のイメージ

結果は、後ほど……

実は…ゴミの再分別してます!!


より分かりやすく分別をしてもらうために、ゴミ箱の前に画像のゴムマットを設置しました。またペットボトルをラベル・キャップ・ボトルに分別していただくため、3種類のゴミ箱を制作して設置しました。

タイトルにもある通り、ゴミ箱に捨てられたごみは、一度すべて再分別してから処理業者の方に引き渡されます。

1.ゴミ箱から回収・分別場所へ
       ↓
2.時間帯・ゴミ箱別などで一袋ずつ番号を着ける
       ↓
3.一度中身をすべて確認して、分別されてないものを弾く
       ↓
3.5 プラで汚れているものは、程度に応じて、可燃ごみとして処理or洗浄してプラごみで処理
                          ↓
4.重量計測
       ↓
5.一箇所に集め、環謝祭終了後、処理業者の方へ引渡

一つ一つ袋を開けて確認
袋の中に入っている袋も確認します。

箸・串を投票に使いました!

昨年、ゴミの再分別の際などに箸や串が袋を突き破ったり、作業している人の手袋突き破ったりなどの問題がありました。今年より、模擬店コンテスト人気部門の投票に利用することとなりました。重量と販売個数などを組み合わせ点数化しました。

投票箱

取組の成果は…?どうだった?


容器に関する取組では、8割程度の店舗で導入していただきました。計5420食分のプラスチック容器を転換することができました。

ゴミの再分別では、皆さんのご協力もあり、円滑に進めることができました。二日間のゴミ総重量は、276.1kg(+75kg)でした。

$$
\begin{array}{|c|c|c|c|c|} \hline
 & 可燃ごみ(kg)& プラごみ(kg)&ペットボトル(kg)&総重量(kg) \\ \hline
2022年 & 106.6& 65.2&29.4&201.2 \\ \hline
2023年 & 122.6 & 62.97&25.89&276.1 \\ \hline
\end{array}
$$

箸・串は、大学祭期間中に使用された7.1kgのうち5.7kgを分別回収することができました。

投票箱で回収された割り箸・串

今後どうしていく?

今年度見えてきた課題点を改善しながら、来年度以降も継続して取り組みを実施していきます。プラごみゼロに取り組みながら、ゴミ発生量の抑制に取り組みます。大学の脱炭素目標に整合する形で、大学祭のカーボンニュートラル化についても大学祭実行委員会と連携し、検討を進めます。

本取り組みは、鳥取県「とっとりプラごみゼロ」チャレンジ事業補助金(プラごみゼロ実践活動支援事業)を受けて実施されました。また、(一社)海と日本プロジェクトinとっとり 様からご支援いただきました。