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後悔の先で

 自分自身の首を絞めていたのは自分自身だったと気づくことに三年かかりました。
それが早いのか、遅いのか、私にはわかりません。

 中学一年生、今考えると幼すぎて結構鳥肌ものの景色なんですけど人を疑うことと避けることをずっと繰り返してました。
裏の裏を読んだ気になって勝手に怖がって嫌いなふりをする、結構厄介。

 当然なんですけど「いつも周りには人がいっぱい!慕われてる!」みたいな人にはなれなくて、それがずっとコンプレックスでした。自分が招いた結果なのに。
中学生の間はきっと方向転換できないなって諦めました、中学一年の冬あたりで。

 高校生になって、どうにか頑張ろうって思ったんですけど思ってる以上に難しくて。
相手の求めている言葉を考えすぎて正解がわからなくなって、たぶん『厄介』じゃないんですけど『めんどくさいやつ』というか『価値薄いやつ』になってる気がして。
でも人は好きだし、話すことは楽しいし、ただそうすると誰かの気を害するんじゃないかってずっと引っかかっていて。

 『綴音夜月』という人間がこの世に生まれてからやっと、人との距離を覚えた気がします。
返す言葉ひとつ、交わす声色ひとつ、何もわからなかったけど、わからないからこそ慎重になって、その度に何かを掴んでいった気がしています。

 『人に対して丁寧だ』という言葉をかけてくださる方がいらっしゃるんですけど、数年前の私にはどう頑張っても付かない言葉で、気づかない間での成長を感じました。
自分で言うのは恥ずかしいですけどね。
だからこそもっと人として成長したいです、年齢も性別もわからないインターネットだからこそ交わすことのできる何かで、計り知れない数の何かを学びたいです。

 よく「全員との会話覚えてる」発言をすると「嘘じゃん」って言葉が来たりするんですけど、結構ちゃんと覚えてますよ。
日付とか、ちょっとの記憶違いとかはあるんですけど、ちゃんと語れます。
繋がっている全員とリアルタイムで言葉を交わせているかと問われると「んー」ってなっちゃうんですけど、私自身は結構全員ちゃんと「生きてる人間なんだ」って思って接してます。
画面越しだけど、そこに温度なんて実際はないけど「血の通った心だ」って思ってます。
小説の技術も、語彙力もまだまだ誇れるわけじゃないけど、この意識だけは唯一「1番」って言えるくらい自信持ってます。

 人生の中で、インターネットという広い世界で出逢ってくれて、言葉をくれてありがとうございます。一言も無駄にはしたくないです、しないです。
リアルで後悔した分、ここではその悔やみを活かせるように。

 明日のスペース正直すごく緊張してます、20時からです。
宣伝っぽくなっちゃたんですけど、そんなつもりはなかったです。
今日はただ決意表明と感謝を伝えたくて。

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