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ペーパーマリオRPGを語らせてくれ!

ゲームキューブで発売された「ペーパーマリオRPG」、64のマリオストーリーの続編で後にスーパーペーパーマリオ、オリガミキングと続編が発売される。

そんなペーパーマリオRPGが令和の今、ニンテンドーSwitchにて移植版が発売された。

ゲームキューブ版の時は小学生でラスボスもクリアできなかった。難しいというより、同時の自分が敵を倒すのがめんどくさがってレベリングをさぼっていたからだと思う。ラスボスを倒せなくても兄がプレイしてるのを見てラスボスも100階ダンジョンのゾンババも知ってるしなんなら攻略本も持っていた。何回もやりなおしてプレイした記憶があるしそれだけおもしろかったのだろう。小学生の思い出がポケモンとペーパーマリオとジャンプアルティメットスターズの思い出しかないくらい好きだった。

そんな昔好きだったゲームがSwitchで移植されると聞いたら買ってやるしかない、小学生のとき倒せなかった、クリアできなかったゲームを大人になった今、クリアするしかない!

結果としてはとても楽しめてラスボスもゾンババもクリアした。

カゲの女王の前に100階ダンジョンのゾンババを倒してしまい、レベル30でカゲの女王に挑むことになった。ゾンババのものしり(解説)では「ラスボスより強いかも」とのことでそいつをラスボス前に倒しちゃったよ


クリアしてみて

小学生の時クリアできなかったゲームをクリアできたのも当時の思い出もあってエンドロールには感動した。
移植されていくつか新しくなっているところもあった。
楽曲や仲間の後ろ姿が追加されていたりしていた。新しくなった楽曲はあるけど当時の音楽のままプレイしたい!という人向けにも当時の音楽に切り替えられるバッジもあったりしてファンとしては歓喜だ。

ゲームキューブ版をプレイしてから年数がたっているため、どこが新しいのか、YouTubeでまとめてる動画を見ないと気づかない所もあったりしたけど新しくなったところもそのままのところも良いところしかないんじゃないか、くらい良い移植ゲームだった。

ゲームホーム画面。仲間が増えるとプレイに応じてホーム画面にも仲間が増えてくる。


魅力的な仲間、キャラクター

他のペーパーマリオシリーズでも言えるけどこのゲームで出てくる仲間が魅力的すぎる!
マリオシリーズでお馴染みのクリボーやノコノコ、ボム兵を個性的なデザインに仕上げた仲間が登場するのが魅力的だ。
他のマリオシリーズではあまり見ないような部類のキャラもいる。クラウドやビビアンといったキャラだ。
そんな中でも小学生の時から僕はビビアンが好きです

ゲームキューブ版でも海外では女の子らしく、令和の時代、異性の問題もあることから、ビビアンがオトコのコ設定のまま移植されるか問題が一部で噂されていたがセリフ変更はあるにしてもオトコのコ設定のまま登場してくれた。まって、僕って小学生のことから男の娘好きだったの?という疑問は置いておこう

かわいいね

ペーパーマリオRPG発売からSNSでもこのゲームのファンアートが増えて嬉しかった。そんなファンアートに影響されて当時はそうでもなかったクリスチーヌに魅力を感じた。
最初の仲間がクリボーなのはマリオストーリーと変わらないけどクリボーというザコキャラでいつも踏みつぶしているクリボー部類の女の子(しかも女子大生)がいっしょに冒険してくれるのはこのゲームだけ!!

けっこうオトメなところもある。
しかもマリオに恋してるらしい…
恋するクリボーは魅力的だ。
クリスチーヌの困り顔悲し顔すこ

色が特定条件で変えられるけど最初に出てきた色のチビヨッシーを仲間にしました。このチビヨッシーだけ名前を自由につけられるのも良いよね。ヨッシーって温厚なイメージだけどこのチビヨッシーは闘技場で産まれたからオラオラ系なヨッシーなのが他のシリーズでも見られないポイントだ。こんなオラオラ系だけどマリオとのお別れには少し泣いちゃうのが良いよね…

ボム兵のバレルのデザイン、神すぎる!

小学生のころはかっこいいボム兵だな~くらいの感想だったけど設定もデザインも良すぎ。
・ボム兵のおじいさん
・イケオジでバレル「さん」付けしてしまう
・船乗りとわかる帽子と後ろの歯車(?)(正式名所わからない)
・妻に先をたたれている過去
こんな設定をマリオシリーズで体験していいんだ。

仲間以外にもピーチサイドストーリーでキーキャラクターとなる「テック」
カンペキなコンピューターではあるが「恋」がわからず、ピーチ姫に恋していることをわからず、追及するのがピーチサイドで展開される。

エクスプレスでのキノピオ、バレルさんの妻、テックもこのゲームにはキャラクターの死を扱っていてキノピオは幽霊ではあるが他にも闘技場ステージでプリンス・マッシュを始末したりと死に近い話をする。
テックはそんな中でもこのゲームで生きて死んでいったキャラクターである。

まぁそれでもマッシュはスターの力で生き返ったりテックもスターの力なのか、生きかえった。クリアした後に月へ行けてテックとしゃべれるのだがピーチ姫のことを話していた。クリアした後の登場人物の辺境を知るためにそのキャラの元へ訪れて話を聞くの、ゲームならではの楽しみ方だよね。

それでもキャラクターが死にいくのは感傷に浸ってしまう。

今作が全体的にハッピーエンドだったため、次作のスーパーペーパーマリオやオリガミキングはよりその死について扱いがうまくなりすぎていて辛いまであった。でもこれらの作品も神ゲーなのでオススメです。


好きなところ

好きなステージ………町はおだやかなハナハナ村も好きだし幻想的な森「不思議の森」も好きだけどあの森モノクロすぎない?でも女優の世界に疲れたクラウダが癒されたのなら良いところではあるかな。

それでも小学生のころから好きなのはステージ4ウスグラ村だ。怖いのは苦手だけどあの夕焼けの村からでる独特の雰囲気はなんだか引き込まれた。ビビアンも仲間になるしストーリーでマリオの影とビビアンのみでプレイし、ボス戦にはのっとられたマリオの体と技、そしていままでともに戦ってきた仲間と戦うというイレギュラーさも好きだ。

でも村人がブタに変えられる呪いは当時でも怖かった。目の前で母親がブタになって泣きわめく子供のシーンがあるけどさすがにトラウマレベルでしょ。


文字をゲットしなくちゃいけないというメタさ。

このゲームはバトルはまるで舞台のようなステージで展開されたり、その舞台の観客がアイテムやどうぐを投げてきたり観客を食べて回復するボスもいたりとなにかと「メタい」シーンがある。
マリオの体を取り戻すためにランペルの名前を当てるのだが名前をうつところに「ン」がなくて「ン」を探さなきゃいけないという小学生の自分からみてもメタすぎる!けどそんなメタさをゲームにうまく取り組んでるのがすごく面白く感じた。ほかに背景を破って登場したり背景を風でふいてギミックを発動させたり、ゲームキャラがプレイヤーに話しかけたりと「メタさ」を利用してゲームの魅力を引き出しているのがおもしろい。

小学生の時も、このメタさがおもしろかった。きっと、ゲームプレイヤーである自分がこのゲームに参加していることをより体感させてくれるのが好きだったのかもしれない。

ピーチサイドのストーリーも面白いけどクッパサイドではクッパを操作してマリオの2Dステージをクリアするのがもうみんな好きよね。これをしたくて小学生の自分は何回もやりなおしてプレイしていたといっても過言ではない。

トロピコランドでのボスを倒した後、そのボスと遭難していたキノピオとここにきた船員たちでバッテンダー達とバトルする船のムービーが迫力あって好き。そもそもボスを倒した後、そのボスといっしょに戦う展開はみんな好きだろ!!!!!!!!!!!!!

リッチリッチエクスプレスも好き。リバーサイド駅の夕焼けステージも好きだけどこのゲームをプレイして、リッチリッチエクスプレスみたいな、宿泊する電車で旅したいと小学生から思ってるし今でも思ってる。

あとステージクリア事に更新されるルイージの冒険譚も好き。話は長いけど聴くのが毎回楽しみだった。ルイージ主役のゲームしたいな。

ルイージの仲間、作中ではモブ中のモブだけどどれも個性的だ。
月の敵アジトでドット絵になれるのも好き
クリスチーヌもクリボーともわかるけどちゃんとクリスチーヌデザインのドットになってる

スターのスペシャル技、ムキムキボディが安定して強いけどカコンデボンが個人的に好き

やり込み要素をやって全クリ!

小学生のときはナンシーの料理もあんまりだったし敵の情報を獲得する「ものしり」も中途半端にやっていた。
だからこそ、プレイ序盤から初めて会う敵にはものしりを使っていてコツコツ埋めていった。

全てのレシピをそろえた!

たくさんものしりをしても取り逃すことはあった。取返しが付かない敵キャラもいるけどクリア後に博士の家のごみ箱で回収できるらしい。

練習用のこいつもものしり必要なんだね

全ての敵をものしりしなければならないのでSwitch版で追加されたボス2人も出会って倒しました。
移植なのにBGMも敵も増えるって移植にしては作り込みすごくね!?

マッシュはやっぱ強かった!
こんだけ強いキノピオいるならクッパ倒せるだろ

100階ダンジョン最奥地にて特定条件を満たすとゾンババよりも強い「コブロン」が現れる。
こんなほのぼのみたいなすみっコぐらしみたいな可愛らしいキャラだけどこのゲームで一番強い敵キャラだ(マッシュとほぼ同じくらい強い)
なんなら戦闘BGMがすこぶるかっこいい!!

HPはゾンババより低いけど攻撃されるとタンコブを落としてそれを投げたり食べて回復するから厄介。
攻撃するたびにタンコブを落とすので考えて倒さないといけない。
ムキムキボディで攻撃・防御力を上げてクリスチーヌのおうえんキッスでマリオのターンを増やして基本的にマリオのみで攻撃する戦法をとった。
幸い、回復したのが1回だったため、コンテニューせずに倒せた。


バッジもレシピも敵のものしりもコンプリートした。
いらいもクリアしたしシャインもほしのかけらも全部集めた!


Switch版で追加された全クリアするともらえるバッジもゲットし、無事ペーパーマリオRPGを全クリした!

これをつけると
マリオが金ぴかになる。ハイパーモード?

てことでレベル32のプレイ時間37:21で全クリをした。

思入れあるゲームを大人になった今、全クリまでして満足です。
移植ゲームだから当時まんまのゲームだからこその懐かしい感情と移植ゲームなのに新規BGM、敵キャラ、システムなど新要素と画質がキレイになったりとまた新しいゲームとなっていました。

個人的に移植ゲームとしては一番の神ゲーならぬ紙ゲーでした!

ありがとう!ペーパーマリオRPG!!!

おわり