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思い出しながら書く感想・ヒーラー・ガール

 人は思い立ったときにヒーラー・ガールの話をしてもいいという自由の権利を持っている。

ヒーラー・ガール、去年のアニメだが今年の春アニメの話をしていたら急にヒーラー・ガールのことを思い出したのでその勢いで感想も書いちゃおう。

ヒーラー・ガールの世界観はヒーリング(歌)で医療行為ができる「ヒーラー」という職業を目指す少女たちの物語。
(実際に公式HPの世界観を見てもらったほうがはやい)
World | TVアニメ「ヒーラー・ガール」公式サイト (healer-girl.jp)

歌で治療すると聞くと精神的な医療と連想されそうだがこの世界では身体の状態異常のキズなんかも歌で治療できる(といってもいい)
もちろん、精神的な治療描写もある。
1話の時点では歌での医療行為って何?と少しだけ困惑したが見始めるごとにこの世界観がスっと脳に浸透してきて納得ができるほどやさしく作りこめられている。
歌いながら戦うアニメもあるからたいていの人はつまづかないだろう。

実際に辛い時にこのアニメの主題歌を聴いたら元気が出たので本当にヒーリング効果はある。

このヒーラー・ガール、何が好きかっていうと一人前のヒーラーになろうと、見習いヒーラーの少女が奮闘する姿はもちろん好きだがヒーラーの修行の他にもちろん、日常描写もある。そんな世界観がなんだか女児アニメみたいなのが好き。

女児アニメみたいとかいう感想は僕がただ現在、プリティーリズムシリーズもアイカツも無く、毎週やって見てる女児アニメがプリキュアしかなく、女児アニメに飢えているから深夜アニメに女児アニメを重ねてしまう精神になっているだけなのかもしれないが夢に向かって進んでいき、その中での日常を描写する。というのは女児アニメ要素10%以上はあると思う。
(見習いヒーラーであり、このアニメの主題歌を歌っているメイン声優の中にはプリキュアの主題歌を担当している人もいる)

このヒーラー・ガール全話も女児アニメ1年分の50話を12話に凝縮したようなもの。という例えは正しくも、若干違うような気がする。
実際はちゃんとした深夜アニメの12話分の内容を漏らさず、凝縮しすぎないできちんと整理されての12話だった。ただ50話あったらもっとヒーラー・ガールの世界観を楽しめたろうな。というただの個人の願望だ。リコリコを24話やってくれって言ってるようなもんだ。
だからプリキュア、仮面ライダー、スーパー戦隊の次の時間帯にやりませんか?

このままでは深夜アニメというより女児アニメというイメージが定着してしまうがそんなことはない(と思う)

第7話の文化祭の話。珍しく、こういうアニメでメインのキャラが通っている学校が違うのだが同じ見習いヒーラーはその同期の文化祭の手伝い他校だけど手伝うシーンや文化祭を楽しむシーンなど、日常アニメの文化祭回のお手本のような話だ。
さらにこの話の最後では体育館の舞台でやるスペシャルゲストが来れなくなった!というハプニングから見習いヒーラーたちがその舞台に立ってバンドを演奏してEDに入るというアニメの文化祭回の一番持ち上がることをやった。(この回だけ、普段のED曲がOPになって普段のOP曲がEDになるんだけど2曲目を聴いてくださいっていうセリフから演奏が始まってEDになるという演出をやっていた。これが強い)
初見、これを見たときひっくりかえった。こんなん最強アニメじゃん。って。(メインキャラは歌うことがメインだけど音楽一家の人もいたり楽器に触れてる人もいたりして5人中1人以外は楽器も演奏できる)

深夜アニメといえばこのヒーラー・ガールはアイドルではないけど
・夢に向かう少女
・歌ってみんなを笑顔にする少女
という面ではアイドルアニメに通じるものがあります。だからといってどのアイドルアニメに似てるかと言われると難しい。あえてタイトルを出すなら「ラブライブ!」だ。ラブライブ!とヒーラー・ガールの日常シーンを見てる時の僕の「心」の落ち着き具合がまるでいっしょ。日常シーンでさえ、“ヒーリング”
とはいえ、全く違うので参考にしないでね。

金髪の子、平安名すみれちゃんに似てません?

アイドルアニメに通じるものはあるにしてもこのヒーラー・ガール特有のものは日常シーンでもヒーリング中でも「歌う」ことだ。
日常シーンでただ歌うだけじゃなくて簡単に言うとミュージカル仕様だ。
だいたい1話に1回はヒーリングで歌ったり、ミュージカルのように歌ったりしている。

そのミュージカル要素が強いわけではない。ただ一つのアニメの見せ方として見せているような、ミュージカル。他のミュージカル作品と比べちゃうとミュージカル要素は少ないが個人的にミュージカル要素があると嬉しい人間なのでそれもこの作品が好きな理由だ。
実際に僕は元気になるので本当にヒーリング効果ってあります。

調べたところ、現状はコミカライズがまだ続いていますがアニメの方もワンクールだけだし内容も見やすいのでぜひ見てください。

この感想記事は去年見たのを思い出しながら書いたのですが本当はちゃんともう一回見直してからこういった感想を書いた方がいいんだけど文化祭の七話しか見直してない。文化祭の回が好きっていうのもあるけど本当は8話のメイドさんの話も好き。

数年後に「そういえばヒーラー・ガールっていうアニメ面白かったな」と思い出してまたその時に見直してヒーラー・ガールの良さをかみしめる未来がくると思うのでそれまでU-NEXTさん、配信廃止しないでね。

おわり

P.S.もう2023年春アニメがはじまっている時期なのでだらだらでも書いていいからその今年のアニメのことを語るべきだけどまた今度でいいか。それかオタクだらけのグループチャットだけで良い気がする。思い立ったときに感想って書いた方が健康に良いらしい。