闘病日記・3

とりとめもなく、入院中の記憶を記録します。

抗nmda脳炎 の入院記録

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入院初期(2/13~3/10) 意識なし 夢の中で人生を10回以上繰り返す。 
入院後期(3/11~4/24) 意識なし 喉が常に乾いている(夢の中で)いい夢も、悪い夢もどちらもあり 自我あり 色彩あり
 胃ろうの造設2/16 前歯4本の溶解4/1 地獄に到達する、コキュートスと呼ばれるような真っ暗で凍り付いたとても寒い場所に居る
浄土のような綺麗な風景も夢見るが、あまり覚えていない。

覚醒初期(4/24~5/7) 10人以上の医師に囲まれる中意識を取り戻す。
意識を取り戻す切っ掛けはなく、自然と意識を取り戻した。
聴覚が0で何も聞こえない。声帯が弱っていて声が出せない。
嗅覚と味覚は正常。歩行はできない。非常に苦しい状態。身体が拘束されていることに違和感を感じる。散髪をされる。
命綱Aを確認する。
命綱Bを確認する。
命綱Cが失われている…。(この時は衝撃を感じなかったが、後にショックを受ける。)
リハビリを3種毎日受ける。

覚醒中期(5/8~5/29) 人工呼吸器の穴と、胃ろうが造設されている事実に困惑する。状態は悪くないが、健康な状態と比べると異常に不快である。
幻覚,長時間の咳き込み,身体拘束に非常に弱くなる,不安や恐怖の増大,など様々な症状が発現する。

覚醒後期(5/30) 別の病院に転院、普通食を取り戻す。家族にとろみ剤を買ってもらったが無駄になる。コンビニの利用が可能になる。呼吸が非常に苦しくなり、対処としてカテーテルを外してもらう。カテーテルを外した後は痰吸引の必要もなく、健康な状態を保つ

退院初期(6/7) 退院する。30分ほど屋外を散歩する。意識不明の2ヵ月半の記憶は全く戻らない。人工呼吸器穴を手術で封鎖する。
退院中期(6/26) 生存への意欲が下がり、寝たまま状態となる。~

終了

命綱Bは命綱Cと同類である。
命綱Cを失ったことに対するショックで寝込んでいる状態。
2023年の12月は人生の間違いなくターニングポイントだった。
命綱Aは単純で、楽天モバイルを契約しているだけ。(病院ではインターネットWifiが無かったので非常に助かった。)

時間・お金・健康…多くのものを失ったショックは大きく受け止めることは難しい。。。これで覚醒まで手が届くのだろうか。。。?

終了


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