カレー屋の日記・２６５

１月のまとめ
　１月は急激な波が襲ってきて、１２月と同じく後悔の多い一月となった。若干環境の変わった仕事も慣れてきた。ここではたくさんのことを学ぶことができた。
川西市は人口１５万人弱とそれほど都会ではないが、尾道市に比べるとかなり都会だと感じる。チェーン店はそろっているし、国道は幅の広い３車線だ。
生活のスピードが速く、バイクは当たり前のように車の脇をすり抜けていく。

やはり自分には尾道が向いていると感じている。のんびりとした空気で生活のスピードがゆるやかだ。国道も一車線でバイクはそれほど急いでいない。農作業姿の高齢者も多く、スーツ姿の高齢者が多い都市圏とは大違いだ。

仕事は１年で区切りをつけよう。残り４ヵ月　あと何が学べるだろうか。

人生で後悔していることは、家族を作れなかったことだ。これは死ぬまで持ち越す記憶かもしれない。もっと働けばよかったと思うこともあるが、その理由も結局は人間関係を増やすためでしかない。

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あと１０年で世界は変わるだろう。タイマーは日々、残り時間を減らしている。エントロピーは縮小し続け、複雑で奇々怪々になっていく世界….。
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深層意識はなかなか変わらない。１年の時間をかけても変わったのは１歩だけ。そのまま何もしなかった時と比べて、変化は１歩分しかない。揺り戻しが激しくて、すぐに元に戻ってしまう。

もっと先へ飛べると思っていたが、現実は想像以上に厳しい。
重すぎるこの世界でどこまで悔いなく生きられるだろうか。

エネルギーさえあれば、何をやっても成功できる。
仕事/恋愛/家族/お金/健康/芸術/ectect….。

『この人は変わるよ』と言われたけれど
一体どう変わればいいのか

分かったようで分からない、泥の中を進んでいくようなもどかしさの１月
寒さが過ぎ去っていくことだけがはっきり感じられる