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過去の写真を再編集する

写真を撮る人にとってカメラやレンズと同じくらい大事なのがPC。というわけで、メインで使っていたPCをiMacから、16インチMacBookProに乗り換えました。

iMac(Retina 4K, 21.5-inch, 2019)の方は4年使って、LightroomなどAdobeの諸ソフトの挙動がもっさりしてきたので買い換えを決意。

新しいiMacの購入も考えたのですが、チップがまだM1しかなかったこともあって、M2 MaxのMacBookProに決めました。お値段498,800円となかなかのものでしたが、最近ライカを買おうかどうか考えていたので、実質半額以下と考えることにします笑。

それにしても、全ての挙動がサクサクで感動もの。良い投資だったな。ついでに以前から気になっていたトラックボールマウスも導入しました。慣れるまで時間がかかるという触れ込みでしたが、思った以上に使いやすくて、写真編集以外のWebのブラウジングなどは快適度が格段に上がりました。これはむしろ早く買っておけば良かった。

そんなこんなで、めちゃくちゃ作業環境を整えていますが、というのも過去の写真の再編集作業を、今になってかなり頑張っているところ。

今まで撮ってきた写真は約15万枚。とはいえ15万枚のほとんどは箸にも棒にもかからない写真なのですが、それでも新たに編集をやり直ししたら輝きを放つ写真があるのが面白いんですね。

ちょっと極端な例ですが、恥を忍んで公開します。2017年にエディットしてInstagramにアップした写真です。

今見ると信じられないようなエディットしてますね。とはいえ、昔のInstagramってこういうトーンが当たり前だったので何の疑問も持ってませんでした。当時の投稿も残ってます。

この場合、人物と背景を同じように持ち上げているので、全体的にのっぺりしてしまっています。これを今の感覚で再編集するとこういう感じに。

当時はまだシャドウを締めるという概念がなかったのと、Instagram界隈のフォトグラファー全体にいえる話としてHDR的な白っぽい写真は多かったと記憶しています。

2017年のエディットと、2023年のエディット。

実は写真集「PERSONAL WORK」でかなり過去写真の再編集に向き合ったのですが、進捗でいえばたぶん30%くらい。まだまだ残ってます。こんな風に過去写真に向き合うのも大事な仕事かなと。

枚数が多いとPCの負担もかなりのものになります。それでいうと、現状文句の言えない作業環境になったので、この仕事にも鋭意取りかかっていきます。以下、日記です。

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