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表紙の箔押し校正 / 熱海の写真 / 撮影料金テーブルを作る / タイトルを一般名詞に

着々と、進んでおります写真集。今週は表紙の校正をしました。タイトルの箔押しを実際に目にして「いよいよ・・・!」という気持ちになりました。

Twitterでしれっと発表しちゃいましたが、写真集のタイトルは「PERSONAL WORK」です。なぜ一般名詞にしたかは後ほど。
広げた状態。写真を撮る前に何度も折り曲げちゃったので、背の境がひしゃげちゃってますが、もちろん本になると綺麗になります。
裏側は本番と同じく厚紙が貼られています。このおかげで正確に箔押しを確認できる。
ある意味レアな状態といえる。
写真集の表紙は題箋(だいせん)貼りというデザインにしました。ご覧のように四角い空押しをして、このスペースに写真を貼り付けます。
表紙の紙はNTラシャのグレー90。背のタイトル、字の大きさもイメージ通り。「箔がつく」とはまさにこのこと。

束見本の確認の段階で、触った箇所に指の脂がにじむ現象がみられて、藤原印刷からニスを塗ることを提案していただいたのでした。そこで今回の表紙の校正は箔押しのツヤ有り無し、ニス塗り有り無しの合計4パターンを確認しました。

最終的にニス塗り有り、箔押しのツヤ無しを選びました。

写真集の本文のデータはInDesighnで作成したのに対して、表紙のデザインは別でIllustratorで作りました。どちらも今まで触ってこなかったソフトで、Adobeのチュートリアルのページを何度も参照しながらの作業。

端から見れば、素人が浅瀬で遊んでるようなものですが、実際に形になると目映いほどの高級感を感じられます。こればかりは印刷をお願いしている藤原印刷のおかげです。週明けはいよいよ印刷立ち会い。


さて、今回は写真マシマシ回です。先週のショートトリップ、熱海の写真でも見ていってください。

熱海駅の目の前にあるレトロなレストラン「フルヤ」からスタート。
こういうお店ではだいたい食事と一緒にウィンナーコーヒーを頼みます。甘いとしょっぱいが絶妙で最高なやつ。
商店街の雰囲気も最高。それにしても若者が多くてびっくりしました。
所変わってMOA美術館。
岩佐又兵衛「浄瑠璃物語絵巻」全12巻が一挙公開。昨年の東博の国宝展で「洛中洛外図(舟木本)」は見られたのですが、やはり人混みにまみれての鑑賞・・・。MOA美術館は人も少なくて、ゆっくり極彩色の世界を堪能できました。
牛若丸(後の義経)と浄瑠璃姫の物語。ここだけ写真撮ったのすみません。
杉本博司氏の写真。同氏が手がけた江之浦測候所は、天気が悪かったので見合わせました。また今度。
海が綺麗に見える喫茶店「サンバード」へ。
そういや、またウィンナーコーヒー飲んだ。
宿泊は「SOKI ATAMI」へ。
熱海駅から10分そこそこですが、奥まった場所に来た感がすごい。そしてラウンジからこの眺め。
何をするでもなくお風呂に入ってのんびりしました。鳥のさえずりが印象的だった。
珍しく夜ご飯の写真も撮りました、料理は総じて若干濃いめの味付け(もちろん美味しい)。それもそのはず、周りの宿泊客の若者率がかなり高かったです。熱海っていまこんなことになってるんですね。
肉厚なサワラ。メインがお魚というのが嬉しい。
翌日のランチは海鮮丼。なかなかトリッキーな場所にある「麦とろ童子」
ちなみに熱海の写真はすべてX100Vです。やっぱり神カメラだな。

2日間いろんな場所に行っても、明るいうちに都内に帰れるというのがめちゃくちゃ良いです。まさにショートトリップの理想という感じ。

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