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恒例行事を増やしていきたい

成人して以来、漫画を読む習慣がなかったのですが、ふと「紙のコミックを一気読みしたい」という願望が芽生えてこちら「ゴールデンカムイ」を全巻そろえて読み始めました。

内容について今さらいうまでもない超名作。「金塊を探し出す」という大筋のテーマも面白いのですが、合間合間にはさまれるアイヌの狩りや調理の知識が興味深く、つい読み込んでしまう。一巻一巻の満足度が高すぎて、一気読みどころかじっくり読んじゃうので年をまたぎそうなペースです。

じぶんが普段から撮影しているストリートフォトも「この時期のこの場所でこの時間帯ならこういう写真が撮れる」というのがあって、一種の狩りのような側面があるかもって、ちょっと思いました。まぁこじつけですが、とにかくゴールデンカムイは面白いです。

そういえば同じく北海道アイヌがテーマで、2020年の直木賞「熱源」も、積ん読になっていたので読まなければ。こうなってくると無性に北海道に行きたくなりますね。


先日、日本橋の三井記念美術館で円山応挙の「雪松図屏風」を見てきました。年末から年始にかけて展示するのが恒例となっているようで、じぶんは去年はじめて目にして一年ぶりの再会。

信じられないことに撮影可能という神対応(去年は不可だったはず)。とはいえ撮影可能は嬉しい反面、無粋に鳴り響くスマホのシャッター音よ・・・。日本のスマホのシャッター音が消せないという謎機能を、ここまで恨めしく思う場面ってないんじゃないでしょうか。

日本は痴漢盗撮防止というのがあるので仕方ないんですかね。それならデジタルカメラであれば大体シャッター音が消せるので「美術館で写真撮るならコンデジ買う」という文化ができてほしい。これほんと切に願います(ちなみにX100Vで撮影しました)。

それはさておき作品は言わずもがなの美しさ。年末に円山応挙、年始には長谷川等伯の「松林図屏風」を東博で見るというのを、毎年の恒例行事にしていきたい。

ゴールデンカムイを読んでいても少し感じたのですが、現在東京に住んでいて、地域のつながりやお祭りのような恒例行事に全く縁がないという現状は、気楽な反面、少し寂しい気もします。

来年からは毎月の恒例行事をじぶんなりに見つけていこうと思いました。12月と1月は恒例行事が見つかったので、あとは2月〜11月ですかね。

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写真家の日記

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