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旅の写真日記 (別府 由布院 阿蘇 熊本)

先週は4日間九州に行ってました。大分別府→由布院→熊本阿蘇→熊本市内 という感じで直線的なコースですが、なかなか充実の旅程。今回は珍しく旅の写真日記ということで。写真がたっぷり50枚以上ありますがお付き合いいただけると。

羽田→大分空港。こんなに綺麗に富士山が見えたのですが、この日は日本海側が軒並み雪予報で、大分も強風の影響あり。機内は揺れに揺れてドキドキしましたが無事到着しました。
大分空港で発見!実はいまU-NEXTで「進撃の巨人」を見ているところで、個人的にタイムリーでした。ピークちゃん・・・。
空港でレンタカーをピックして別府へ。二度目の訪問ですがやっぱりこの展望台からの景色は独特。この日はちょっと湯気が少ない気がしたけど、まぁそんな日もあるか。
「岡本屋売店」にてとり天とプリンで腹ごしらえ。イートインでスナック的に食べられる感じ。
プリンは懐かしみのある味。もちろん温泉噴気で蒸したもの。
さっそくの地獄めぐり。雪がちらつく寒い日でしたが、とんでもない観光客の数でした。
こういった、入れないタイプの温泉噴気って見ていて爽快な気分になるのはなぜんなんでしょう。山や海よりも直接的に「危険」を感じさせ、だからこそこっち側にいる「安全感」みたいなのが癒やされるのかなって思ったのですが。
鉄輪エリアを歩く。
もくもく(湯気です)。
そこかしこで心配になるくらいの温泉噴気。これが日常ってのが面白いなぁ。
一泊目は「ガレリア御堂原」へ。
モダンな温泉ホテルで、館内随所にアートがたくさん。
部屋風呂オンリーですが開放感のある羨望で満足度高かったです。
2日目は別府市内でネコ歩き。
「岩合光昭の世界ネコ歩き」の大分編でも登場していた猫氏。さすがの被写体力。貫禄を感じました。
「岩合光昭の世界ネコ歩き」は低カロリーで最高の番組ではありますが、時折はさみこまれる信じられないカットに真顔になることも多い。さすが世界の岩合光昭さん。
由布院へ移動。道中が絶景すぎて笑うしかない。
もし九州に住んでたら、人生において細かいことを気にしなくなりそう。
由布院ではまず「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」へ。隈研吾氏建築のシュッとしたデザインミュージアム。小さいですけど草間彌生、村上隆、杉本博司等が見られてお得感ありました。余談ですが村上隆さんがYouTube始められててめちゃ面白いです。
由布岳を背負った奈良美智さんのYour Dog。青森県立美術館のあおもり犬はまだ見られてないのでいつか必ず。
そして今回のメイン、由布院の「亀の井別荘」へ。
しわしわになってMacBookの指紋認証が出来なくなるくらい、何度もお風呂入りました。温泉最高。日本人で良かった。
静謐。
今回の旅のお供は三島由紀夫「金閣寺」。20代の頃に読んだ時はピンとこなかったけど、今になって読むと劣等感、欠落感の解像度が凄まじすぎて唸るばかり。今でいう「無敵の人」の心理とも通じるかもしれない。三島由紀夫、ほんと凄い人だったんだな。
お部屋で食べる夕食も最高。体が温まるばかりでなく、間に冷たいとろろ蕎麦があったりと、起承転結のしっかりした物語のようなお食事でした。
誰もいない談話室。暖炉が静かに燃えていた。
暖炉室の外の窓に由布岳が写るというのが心憎い。
そう、由布院はどこにいても由布岳の存在を感じられる。
亀の井別荘は観光名所「金鱗湖」に隣接しています。朝一番でいくととんでもない光景が。
金鱗湖の水は温泉水が湧き出していて、昼間によく見るとポコポコと泡がたっているのに気づきます。気温の下がった冬の朝に訪れると、高い水温との気温差が水蒸気を生み、辺り一面の霧になるわけです。
幻想的な世界ですが、カメラの後ろは観光客でいっぱいなんですよ。なぜか韓国語が一番多く聞こえてきました。
街並みもこの通り。いやぁ1週間くらい滞在したい。
亀の井別荘はチェックアウトした後も楽しめる。光が美しく入るお土産やさん「鍵屋」。
大分県の旅得キャンペーンのクーポン券6,000円分、全部ここで使ってしまいました。中でも鍵屋のおはぎはすぐに売り切れてしまうので、早めにゲットしました。
ここも亀の井別荘内の「茶房 天井棧敷」。お昼は喫茶店で夜はバーになります。 江戸時代の造り酒屋を移築したという。
「鍵屋」で買ったおはぎも、店員さんに言えばお皿を持ってきてくれて、ここで食べられます。
由布院を後にして、1時間ドライブ。阿蘇にやって来ました。
冬の草千里は、一面の銀世界。
噴火口。運転していると、ちょうどヘリコプターで噴火口までいくやつを見かけました。ちょっとそこまでやる勇気はないかな・・・。
ポーズをとる二人が可愛い。
草千里の駐車場では、めちゃおしゃれな珈琲屋さんも出来ててビックリ。「草千里珈琲焙煎所」
この日の宿泊は素泊まりだったので、夜は「高森田楽の里」で食事しました。
囲炉裏を囲んで山女に芋と豆腐等、30分ほどかけてじっくり焼く。網の上では鶏肉やきおにぎりなどを焼いてます。
日本むかし話の世界でした。体験としても良かったですし、何より美味しかった。
食事をした後、駐車場から見た夕日。タイムスリップした後で現代に戻ってきた感。
三泊目は「旅館 心乃間間」。写真はフロントからの景色ですが。部屋は離れになっていて素泊まりというのもあって、気楽な感じ。
最終日は熊本市内へ。
「珈琲回廊」珈琲と美味しい和菓子を食べてまったり。
「珈琲回廊」からも近い、「長崎次郎書店」と路面電車。雑誌でこの場所、このカットを見て、行ってみたかったんですよね。
書店の2階にある長崎次郎喫茶室。
窓の外より路面電車を望む。何て最高の席なんでしょうか。最初は空いてなかったんですけど、優しい店員さんが空いたタイミングで移動させてくれました。
建物は大正13年(1924年)に建てられ、国の登録有形文化財に指定されています。この建物と前を通る路面電車、いつまでも残ってほしい光景ですね。
というわけで、4日間の九州旅行でした。帰りは熊本空港からだったんですが、綺麗でコンパクトで、ラウンジに行かなくても抜群に居心地が良かったです。お土産屋が信じられないくらい充実していて「ほとんどここで買えるのでは」となりました。また行かなければ、九州。

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