ぎじゅつの しんぽ って すげー
タイトルはポケモンっぽいけど、今日は風花雪月の話をしてみる。
私、ファイアーエムブレム風花雪月大好きヲタク。
無口な先生として3Dでマップを歩き回る散策システムが新登場したり、世界の変化が大き過ぎるシナリオ分岐があったり、パッと見はトンチキだけど3Dモデルの出来の良さが存分に眺められるお茶会システムがあったり、メインキャラだけでなくそこらのモブに至るまでフルボイスだったり、食べごたえたっぷりで差分もたっぷりな支援会話が沢山あったりと、あまりにも革新的でありながら琴線に触れる繊細な作風は私の心にザクザクと刺さって未だに抜けない。
心の棚の中では常に”新作ゲーム”のカテゴリ棚に置きっぱになっているが、発売したのは2019年の7月26日。今年は2024年。
もう5年も前なの!?と驚くばかり。5年も人生を狂わされているのか。
この作品が無かったら私は同人活動をせず、ROM専のらくがきアカウントで居続けた気がする。
そんな衝撃的な作品の風花雪月の発売後には、無双風花雪月、FEエンゲージが発売されている。その両方を遊び、どちらも面白かった。
風花雪月みたいに鈍器で後頭部をぶん殴られるような衝撃は無かったものの、それでも展開に笑ったり敵に憤ったり時々泣かせられたりして楽しく遊べた。それぞれ余裕で100時間は遊んだし、やろうと思えばいくらでも何周でも遊べる良いゲームだったと思う。無双に至ってはまだまだ他のルートを遊びきれていないのに100時間超えだから恐ろしいゲームだ。
無双にもエンゲージにも、マップを散策したり、全てとまではいかずとも沢山のボイス付きであったり、モデルにしろフィールドにしろ3Dの精度が格段にアップしてて美しさや角度による違和感なども減っていたりと、贅沢だなぁ~!と感じる部分がいっぱいだった。
続々と出てくる最新作を散々楽しんだ後でも、やっぱり「風花雪月の味が恋しいなあ~」なんて思うわけで。そこまで思うなら、と先日ついに久しぶりに風花雪月を触ったんです。
自分の頭の中ではまだ""新作""の棚に置かれている風花雪月。
ん……?なんか……画面がザラザラしている……。
3Dモデルにエッジがあるような気がする……。
散策ってこんなにガクついてたっけ……?酔いそう……。
マップってこんなに見辛かったのか……etc.
もちろんお話は相変わらずしっかり面白いし、ちょうど遊んだデータが『マイクラン討伐』のアレだったんで特大の切なさをグリグリ食らったけど、「あっ確かに4年前の作品だわこれ」をかなり細かい部分で身をもって実感させられたのはビックリした。思い出補正がデカすぎただけかもしれない。しかしこんなに違うもんなのか……。
お茶会も当時は斬新だったけど、今あらためてやると「な、なんだこの微妙すぎるカメラワークは!?」と驚かされるんだからどうやら私の目が肥えたらしい。無双では遠乗り(お茶会の上位互換)のカメラワークがもっと映える感じだったもんね。あれを見た後だとつい比較しちゃう。アゴや肩を中心に映されると困惑する。
エンゲージは戦闘画面がキラキラで明るいなぁ!と思って遊んでいたが、風花雪月に戻ると「むしろこっちが見づらかったのか……!?」と動揺する。この辺りのことをうまく言語化ができないんだけれど、エンゲージは「戦略を立てやすいように見やすいフィールドを作る」って感じで、風花雪月は「全体の雰囲気を出すために多少の見辛さも許す」みたいな感じになってる……ような……!?あーわからん。
この記事をここまで読んだ優しい人は自分の目で確かめてほしい。
あんまりグラとか操作感とかUIだとかを細かく意識した事なかったけど、年々素晴らしくなってるんだなぁ……と実感した。
という、ありきたりな感想を長くしただけの散文でした。