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カケス


2023年3月2日筆者撮影 菅平高原にて

鳥綱スズメ目カラス科カケス属
カケス(𝘎𝘢𝘳𝘳𝘶𝘭𝘶𝘴 𝘨𝘭𝘢𝘯𝘥𝘢𝘳𝘪𝘶𝘴)

日本では屋久島以北の平地から山地の林に生息。
雑食性だが秋から冬にかけてはドングリを好む。
種小名の𝘨𝘭𝘢𝘯𝘥𝘢𝘳𝘪𝘶𝘴はドングリの意。
英名のJayは「ジェージェー」という鳴き声から。

この美しい鳥がカラス科だと誰が信じられるだろうか。
街でごみを漁り「ガーガー」、「カ―カ―」と鳴くハシボソガラスやハシブトガラスとは似ても似つかない。
やはり分類学は面白いと感じる一例だ。

この鳥とも一瞬の出会いであった。
講義中に大きなシルエットが見えたと思うと彼がいた。
興奮のあまり写真を撮るときに驚かせてしまったようで直ぐに飛び去ってしまい、その後姿を見せることはなかった。
神戸大学の某先生によると生き物との出会いは一期一会だそうだが、まさにそれを感じられた。
生物学の世界に身を置くなら一回の出会いを無駄にしない心掛けが必要なのだろう。

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