ランチの女王を見た
ツイッターで相互フォローの方が「TVerでランチの女王を見てます」とツイートしてたので見ました。
ありがたい。
フジテレビが2002年に放送した連ドラ「ランチの女王」は10年くらい前、再放送で途中から見た。途中から見ても十分におもしろかった。
機会があればちゃんと見てみたい、と思ってたので妻とTVerで配信されてる2話まで見た。
ランチの女王は脚本含めてドラマとしてもおもしろいが、やはりキャストが凄い。
麦田なつみ:竹内結子
鍋島健一郎:堤真一
鍋島勇二郎:江口洋介
鍋島純三郎:妻夫木聡
鍋島光四郎:山下智久
鍋島権造:若林豪
牛島ミノル:山田孝之
川端守:田窪一世
塩見トマト:伊東美咲
矢崎修史:森田剛
酒井昂:瑛太
堤真一が良すぎる。イイ男が全力でコメディをやるとやはりおもしろい。
妻夫木聡を今でも「妻夫木くん」と言ってしまうが、「妻夫木くん」の頃の妻夫木くんだ。
江口洋介、この人は森高千里の旦那なのに何故こんなに貧乏一家を支える男の役が似合うのか。プライベートでは息を吐く様にバーベキューをしてるというのに。
山Pが演じる高校生は違和感が無いのに山田孝之が演じる高校生には違和感しか無い。こんな顔が濃い高校生がいたらダメだろう。職質を受けて逮捕だ。
伊東美咲、何故かこの時期のドラマによく出ているが、俳優の演技の上手い・下手が分からない俺にも分かる演技の下手さ。もはや感想が「背が高いですね」しかない。
若林豪さんはGメン75で警部補を演じてた頃の眼光の鋭さのまま、デミグラスソースを作る。めっちゃカッコイイ。アルパチーノ感もある。
そして竹内結子さんがめっちゃカワイイ。ショートヘアの竹内結子さんが元気に走り回る。
最初に竹内結子さんが出てくるシーンで聞き覚えのある声が聞こえた。クレーマー客の男を大杉漣さんが演じていた。
この2人が今はもういないことに対して実感が無い。
この人たちが家族でやっている洋食店「キッチンマカロニ」を舞台にしたホームコメディドラマ。いろいろ起こる。
日本は「食」を中心にした映画やドラマ、漫画がとても多いと感じる。他の国のことを知らないが、こんなに食をテーマにしてエンタメを作ってる国は他にあるの?と思う。
ネトフリで試しに「食」と検索してみた。
見てないものが多いし明らかに食がテーマではなさそうなものもネトフリは表示してるが、
やはり日本は「食モノ」が多いと思う。
これを俺は日本の良さと思っている。
「ランチの女王」を2話まで見て、「スマホが無い時代の幸せ・楽しさ」みたいなものを思い出してしまった。
冒頭、竹内結子さんが「美味しい店を手書きでメモしまくったノート」を見ながら更に美味しい店を探して歩く。
あ、グーグルマップ使わないんだ?口コミ見ないんだ?
などと思ってしまった。
2002年の時点ではその発想すら無いが、スマホが無い故に、偶然、場当たり的に出会える店やモノや、人がいた。
今の時代も努力すれば、偶然や場当たり的な出会いはあるだろうが、
もう「努力」レベルになってしまっている。
スマホが無い頃、楽しかったよなぁ…などと思ってしまったが、
一番無くなってしまったのは俺自身の「元気」だよなぁ、ということも知っている。
2002年頃、アントニオ猪木が「元気があれば、何でもできる」と言い始め、
今度は何を企んでるんだ?元気?今さら何を言ってる?
…と思ったが、あれは猪木が自分自身に言ってたのだろうな、と最近思うようになった。
TVerの昔のドラマ配信は途中から無情に1週間で配信を終えるので、最後までちゃんと見よう。
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