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「恐れるべきは免疫力の低下」松田博公さんオンライン講演=なぜ日本は接種率世界一で感染率最多か

松田さんは冒頭「日本ではワクチン接種率が世界一、感染率も世界最多という本来あってはならない不整合が観察されている」と問題提起し、この点に関してもっと透明性のある議論が幅広く行われるべきだと論じた。

また「4月8日、福島雅典(京都大学名誉教授)のグループは『日本におけるCOVID-19パンデミック時のmRNA-脂質ナノ粒子ワクチン3回目投与後の年齢調整がん死亡率の増加』と題した論文を発表した。日本のがん死亡率は2020年まで毎年減少してきたが、ワクチン接種が始まった2021年から一転して増加に転じ、2022年はさらに多くなった」とグラフを交えて説明した。


Increased Age-Adjusted Cancer Mortality After the Third mRNA-Lipid Nanoparticle Vaccine Dose During the COVID-19 Pandemic in Japan

Miki GiboSeiji KojimaAkinori FujisawaTakayuki KikuchiMasanori Fukushima

Published: April 08, 2024

DOI: 10.7759/cureus.57860
Peer-Reviewed

年齢調整後の、がん死亡率


Figure 1 shows the annual AMRs over time and the excess mortality rates in each month during the COVID-19 pandemic (2020-2022) of all cancers. AMRs had been decreasing until 2020 (AMR 275.5/100,000 population), but this decline stopped after 2021, exceeding the 95% upper PI in 2021 (AMR 275.8/100,000) and the 99% upper PI in 2022 (AMR 274.6/100,000). As shown on the right side, the monthly excess mortality (%) exceeded the 99% upper PI for the first time in August 2021, coinciding with the peak of the first and second mass vaccinations and became elevated again from May 2022, two months later the peak of the third mass vaccination, once again exceeding the 99% upper PIs for four months until December.

図1は、すべてのがんのCovid-19パンデミック(2020-2022)の間に、毎月の年間AMRと超過死亡率を示しています。 AMRSは2020年まで減少していました(AMR 275.5/100,000人口)が、この減少は2021年以降に停止し、2021年の95%の上部PI(AMR 275.8/100,000)と2022年の99%上部PI(AMR 274.6/100,000)を超えました。右側に示されているように、毎月の超過死亡率(%)は2021年8月に初めて99%上部PIを超え、第1および第2大規模ワクチン接種のピークと一致し、2か月後の2022年5月から再び上昇しました3番目の大規模ワクチン接種のピークは、12月まで4か月間、再び99%の上部PIを超えています。
(Increased Age-Adjusted Cancer Mortality After the Third mRNA-Lipid Nanoparticle Vaccine Dose During the COVID-19 Pandemic in Japanより翻訳し引用)


世界を見渡しても日本という国は、珍しい超高齢化社会に突入しており、年々死者数が増加している。そして日本人は漠然と「がんで死亡する日本人が増えてきている」と思いこんでいる。しかし「年齢調整」を行うと、高齢化社会を迎えている日本であっても、がんで死ぬ日本人の総数は実は一貫して右肩下がり=減少傾向にあることが、分かったのだ。ところが?日本でも始まった2021年のmRNAワクチン接種以降、がんによる死亡率は右肩「上がり」増加に転じてしまった。ワクチン接種は無関係とは、とても言えない状況だろう。


論文執筆者である宜保美紀医師が、51分あたりから論文を自ら解説されている。


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