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[読譜] 楽譜を前から順番に処理する人、後ろから順番に処理する人

楽譜ってのは、だいたい前から後ろへ時間が流れていくもんですから、前から読んでいって、
「ハイ二分音符ね、音の高さは2点レと。次の音までスラーかかってますねー。音量はmfですねー」と「前から順番に」処理していくもので
そのようにされているかたも多いのでしょうけど、そういう人たちにはここでちょっと違う観点を考えてみてほしい。

んじゃその2点レですけど、このとき何のコードだったかによって役割って違いますよね。
んでそのコードの役割も、次にどんなコードが来るのか(ってか調ね)で変わりますよね。だいぶ変わりますね。

そうなんですよ。
音とかコードとかは、「その後どうなるの」が重要なんですよ。
なので、「前から順番に処理」してるだけの演奏だとそのあたりが汲み取れてないんですよね。

そこで疑問。
初見なのにそんな後ろから読むってできるの? って質問、よくあるんですが、それができるんですよ。
もちろん全部ってわけじゃないのですけど初見であってもある程度先読みしているので、あとは経験で「どうせこの後こうなるんでしょ」って予想がつくのもあって、初見でもなんとかなります。

あとはリズム的に後ろから読むっていうのもたいせつなんですよ。
ここ、タメるの?すんなり通しちゃうの?
このあたりの判断は、その後ろが何であるかによって変わります。

「初見で吹けて、まるでコンピューターみたーい」って言われることもありますけど、すくなくとも現代のコンピューターよりはもうすこしマシな仕事してると思うけどなぁ。

京都在住のサックス/フルートプレイヤーです。 思ったことを自分勝手に書いていきます。 基本、内容はえらそうです。