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[心得] 譜面台を客前でつかうときに気を付けていること

みなさんは、普段どのような譜面台をお使いですか?
コンサートホールなどへいくと立派な重い譜面台が備え付けられていますよね。

練習のたびにあんな重いものを楽器のほかに持って歩くのは現実的ではないですよね。
練習の時には折り畳みのできる譜面台を持っていくと思います。
あの譜面台、正式には「簡易譜面台」と呼んでいます。
練習用譜面台」とも呼ばれますね。

たまに、あの簡易譜面台でステージに立っているところを見かけることがあります。
ひとによるのでしょうけども、アレはわたしはみっともないと感じています。
(そう感じない人のことを非難しているのではありません)

お金をいただいて演奏する立場から言わせていただくと、パジャマでステージに出ているようなものだと思っています。
ですので、軽量で折りたためるけどもちゃんと板のついている、簡易譜面台には見えないようなものを探して、車に常備しています。

もちろん、その日の演奏によっては楽器の数が多かったり、徒歩で移動していたり、といった事情があってしかたなくこの簡易譜面台を使う日もありますが、そういう時はせめて「譜面隠し」を使うようにしています。
「譜面隠し」とはただの黒い下敷きで、簡易譜面台にそれを置いてから譜面を置きます。そうするとお客さんから譜面が見えないのですね。
距離によっては、折り畳み式ではないようにも見えるので、なるべくそういうものを使っています。

ちなみにこのとき使う下敷きは100円のものだと薄くて、透けて見えてしまいます。
300円の、文房具屋さんで買ったものだと大丈夫です。

もっとも、わたし自身もそんなことは思わず、ずっと簡易譜面台をお客さんの前で使っていた時もありました。
わたしのお師匠様が車にホンモノの重い重い譜面台を常備していて、ライブのたびに持ってくるので大変だなぁと思い、「先生、いまどきはもっと軽い譜面台もあるのですよ」と話しかけたところ、返ってきた返事が「ああ、アレは『練習用』だからね。客前で使わないようにね。」と諫められたことがキッカケで、いまはできるだけ使わないようにしています。

京都在住のサックス/フルートプレイヤーです。 思ったことを自分勝手に書いていきます。 基本、内容はえらそうです。