恋人さんメンタルケア日記\( 'ω')/«その2»ただ、感謝を伝えたくてー恋人さんとの出会いー
※前回のお話の続きです。全文が気になる方はその1をご覧下さい。※
配信をされる方には様々いました。
「ただ注目されたい人」
「自分の個性を商売にしていきたい人」
「たくさんの人とお話したい人」など、
触れ合っていく度、私の作品作りの可能性は広がりました。
そんな中、私は気になる人を見つけました。「配信者」の方ではなく、コメントをしている「視聴者」にです。
はっきり言って、私はこの人のコメントを見て「絶対に配信を始めたら面白そう」と思うくらいには、お話が面白く、人生を楽しく謳歌していることが強く伝わりました。
今思えば、私もそうなりたいと思ったのかもしれません。その日から、私は強くその人に惹かれ、交友関係を築きたいと思い、行動を始めました。
そして遂に、その人が初配信を始めました。やはり語られる内容は面白く、日常生活で起こったお話や、友人関係のお話など、コメントを見ていた時と同じく、私は笑ってお話を聞いてました。
あまりにも面白いお話だったので、私は感謝を込めてその人にイラストを描きました。すると、その人から意外な反応が来ました。
「こんな風に自分を描いてくれた人は、人生で初めてだ。」
その人はとても喜んでくれて、アイコンにまでしてくれました。私はとっても嬉しくなって、直接コメントでありがとうを伝えました。
その後、彼の配信で放送事故(アバターが動かない・音声が消えた)が起こった時、私は物凄く「悔しい」といった感情が芽生えました。
理由は単純で、「彼の面白い話をもっとたくさんの人に聞いて欲しい。」という気持ちと「もっと彼のことを知りたい」という気持ちがあったからです。
言葉が届かなくても、その人からのコメントは流れていたので、そこでコミュニケーションが取れました。私は、配信者はまだこの配信にいることと、コメントを見てくれていることを定期的に配信してました。
すると、今度は「なんだその放送事故は」と面白がって見に来てくれた人が増えました。コメント見てくれている。とわかると、「次は声聞かせてくれよな!」と言い、その後の配信で遊びに来てくれた人もいました。
私のこの行動を見て、その人は「どうしてそこまで優しくしてくれるの?」と質問しました。私は「当たり前のことをしているだけだよ」と、返した記憶があります。当時の私は、自分を受け入れてくれた人がとても嬉しく、とにかくその人に感謝を伝えたくて仕方なかったのだと思います。
放送事故配信後、その人からお話をかけられました。
最後までいてくれてありがとうという気持ちと、イラスト描いてくれたこと・自分に向けてここまで接してくれたへの感謝。
そして、ここまで優しくしてくれた人は私が初めてで、私のことをもっと知りたいと思ってくれたということを話してくれました。
とても、嬉しかったです。ただ、それと同時に「付き合ってください」と告白されたことは、私の中で不安が芽生えました。
ただ、その人と仲良くなりたくて、私は行動しただけでしたが、相手にとって付き合いたいから行動したのではと、誤解させてしまったのではないかと思ってしまったからです。
私は、直ぐに「はい」とは返答出来ませんでした。
誰かと付き合うという経験はありましたが、私の環境や、奥手な性格故に、何を考えているか分からないと振られた経験も強かったためです。
それに、ただ「相手を知りたい」という気持ちだけだったのに、「付き合いたい」という気持ちは違うのではと、当時の私は葛藤しておりました。
ただ友達になりたいだけなら、これからも応援しよう。そう思い、その人へ感謝を伝えるのはやめず、彼のことを知ろうとする姿勢だけは変えませんでした。
その行動は、自分にとっていい方向に進んだのです。
まず、その人は常に私の『感謝を伝えたい気持ち』を組みとってくれていました。つまり、私の行動を見て、素敵な人だと見てくれていたのです。
そして、私の趣味(音楽やアニメ、ゲーム作品が好き)というのも、自分もこの作品が好きだよと、否定せず沢山話してくれました。アウトドアな趣味もあるのに、インドアな趣味も受け入れてくれるその姿勢に、私も「優しい人だ」とますます興味を抱きました。
さらに、好きなゲーム作品も一緒で、その作品で好きな楽曲を話すと、彼も同じ曲が一番好きでした。(好きなアニメ作品も同じでした)
とても、安直な考えかもしれない。そうとも思いましたが、私はこの人の真っ直ぐな素直な気持ちに、自分の思っていたことは全て「強い思い込み」であったことを感じ、たった1日でその人と付き合うことを決めました。
これが、今支えてくれている〝恋人さん〟との出会いの始まりだったのです。
ー続くー
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