プロチューバ奏者がポケカにハマってチューバが上手くなった話
はじめに
みなさん初めまして。チューバ奏者の福岡諒人です。
僕は現在プロのチューバ奏者として演奏のお仕事やレッスンのお仕事などで生活をしています
ポケカやスマブラで知り合った方はこいつなんの仕事してるん?ってなるかと思いますが、音楽関係なんだーくらいに思っておいてください!
今回の記事はプロチューバ奏者の僕がポケカにハマり、めちゃくちゃポケカ練習した結果(良くてシティ4-2オポ落ち…ジム優勝はたくさん)、本業のチューバが上達したのでその事を記事に出来ればと思います。もちろん無料です!
上達という現象を理解する
チューバを始めたのは中学1年生、金管楽器でいえば小学4年生からトランペットを吹いていたので、20年以上は楽器を吹いてきました。プロになりたいと思ったのは中学生の頃。そこから他の人と同じやり方で練習していてはプロになれないと思い、人より早く確実に上手くなるために上達という現象について考え始めました。
そしてたどり着いた結論が
正しい練習を正しい量やる
でした。
この正しい練習というのが難しくて、例えばロングトーン(音を真っ直ぐ伸ばす練習)で考えてみても、目的を持って行うロングトーンとただ伸ばすだけのロングトーンだと意味が変わってきます。
正しい練習を見つけるための4つステップ
自分が今取り組むべき練習を見極めるための4つのステップがあります。
1.目標を見つける
2.自分と比較して差を具体的に考える
3.その差を埋めるための練習を考える
4.やる
一つずつ解説していきますね。
1.目標を見つける
チューバでいうと、あの人みたいな音出したい!あの人みたいな演奏がしたい!がここにあたると思います。演奏会に足を運んだりCDを聴いたりしてまずはプロの音を知り、目標となる音を見つけましょう。
2.自分と比較して差を具体的に考える
目標ができたら今の自分と比較して何が足りないのかを真剣になるべく具体的に考えてみましょう。
・息の吸い方が違う
・発音の美しさが違う
・音の推進力が違う
・スラーで音が抜けない
・吹いてる時の顔が違う
間違っていてもいいのでなるべく具体的に差を考えてみてください。
3.その差を埋めるための練習を考える
ここが1番難しいところです。ざっくり3つの方法で辿り着けると思います。
・自分の今までの経験から応用する
・片っ端から思いつくことを試してアタリを探す
・先生や先輩から教わる
レッスンでは先生を上手く使ってねといつも生徒に言っています。自分で解決できないことを解決するための時間がレッスンです。具体的に〜が上手くいかなくて先生との差はこんな風に感じるんですけど、どういう練習をしたら先生みたいに吹けますか?とか聞かれたら先生テンション爆上がりです。
4.やる
あとはやってください。でもやりすぎ、考え過ぎ厳禁です。ある程度やってダメならやり方が間違っているor自分にあってないので3.に戻りましょう。
こんな具合で普段自分自身楽器の練習をしてきて、仕事ができるようにはなりました。
さてこれをポケカに当てはまると
1.ロストで勝てるようになりてー!
2.勝ってる人たちと比べて、エネ管理やら山の圧縮やらヤミラミのばら撒きやら下手すぎ、ロストへの理解不足
3.練習方法わからん!片っ端からnote読みまくり、基本的な回し方から、対面ごとの立ち回りを学ぶ。環境を見ること、同じ対面と連戦することの大切さを学ぶ。手札オープンで検討しながらの対戦も有効だと知る。
結果色々な対面と対戦が継続的にできる環境を作り、デッキ調整から立ち回りまでひたすらやる必要を感じる。
4.それまでのジムバトル参加だけでなく、パパ窓リモートポケカやニビジム(南浦和ポケカ部)で対面練習をひたすらやる。
こんな感じでしっかり実感できる程度には上達することができました。チューバでやってることをそのままポケカに持ってきた感じですね。回し方で下手なところは上手いロスト使いに質問して、そこを練習してというのを繰り返していました。システムポケモン取りながらツツジ打つとか脳死でやってたら1年は辿り着けなかったので世のロスト使いのみなさんのnoteに感謝です。
最終的にチューバが上手くなった話
ポケカは去年の10月頃始め、シティリーグにはS3とS4で出たのですが、シティ出るからには勝ってみたい!と思っていました。初シティのS3は目標勝ち越し、S4は目標トナメで頑張っていましたが、S3は3-2、S4は4-2オポ落ちと始めて半年のシティにしては頑張ったけど…うーん…という結果でした。最後特大プレミしたし。
ただシティに向けて毎晩頭フル回転させながらポケカしていた結果、実はチューバが上手くなったんですよね。
たまたま使っていたのがロスバレだったこともあるんですが、目先の結果に囚われずに長い目で物事を見る力が身に付いた気がします。
どうしても楽器を吹いているとロマンを求めて無理な吹き方をしてしまうことがあったり、魂120%で演奏してしまったりすることもありますが、プロとしてそれではいけない場面もたくさんあります(魂で行かなきゃいけない時もある)。
目の前のリザにくるいえぐるを打てるとしても、裏のビーダルにロストマインを打たなければいけない時もあります。カイナに後1ごっつぁんされて萎えても、諦めずになんとか冷静にガチグマミラゲミラゲまで辿り着く道を見つけなければいけない時もあります。
一つ具体的にいうと、チューバの低音って聴こえる印象とは違って息のスピードをかなりゆっくりにしないといけないんですが、テンションや勢いでついつい吹きたくなる音域でもあります。特に本番だと。そこを冷静に良い結果を求めて最善のプレイをするという当たり前だけど大切な事にポケカのおかげで改めて気づかされました。
ありがとうポケカ。ありがとうロストマイン。
みんなポケカやろう!!ノリで書いたのに最後まで読んでくださりありがとうございました!!
おまけ S4のデッキリスト
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