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突然ですが、わたしが好きなマンガについてお話します。おススメのBL作家ーその③

文乃ゆき先生
 さて、これまで音に特徴がある腰乃先生、言葉が少ない絵津鼓先生と紹介してきましたが、文乃先生の作品で好きなところはストーリーと心理描写です。
 詳しいストーリーに関しては、あらすじを調べてください。広く深く考えられており、BLのジャンルに入る漫画ですが、腐に苦手意識がある人も読める作品だと思います。セックスしーんは全くなく、キスや少し押し倒す程度です。えっちな描写ドンと恋☆の私としてはかなりもどかしく、じらされます!!!しかしそこが『ひだまり』の魅力だと思います。
 ストーリーがしっかりしているため、どの巻もページ数がめちゃめちゃ多いです。つまり、分厚い。分厚い漫画っていいですよねぇ…腰乃先生の作品も分厚いんですよねぇ( ^ω^)‥‥その重みが、主人公たち2人の関係性を物語っているように感じます。なので分厚い作品を持って、レジに向かうときはいつもドキドキワクワクします。

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 2つの目の好きなポイントは、心理描写です。トーンの貼り方や、線の引き方、草木や風、雨などの自然の描写、明暗、複雑なコマ割りなど、たくさんの「こだわり」で構成されたひとつひとつのページが、キャラクターの感情を丁寧に描いています。
 とくに好きなのは、背景が丁寧に描かれていることです。先にも述べましたが、草木や風、雨、空、木漏れ日のカットがシリーズを通して存在します。上は第1巻、下はリッミト編第5巻のシーンです。第1巻のシーンでは、草木の影と太陽の光、第5巻では雨が描かれています。

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小説では、天気の移り変わりが物語の展開を暗示するように、『ひだまり』でも自然が登場人物たちの感情を補完し、物語に深みを与えているように思います。(下の写真は第2巻-幸福編より)

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 そのほか、明暗のつけ方も特徴的です。白と黒以外に、トーンなどで色を結構使っていると思うのですが、やわらかく自然でごちゃごちゃしていません。物語の雰囲気が変わる時、登場人物の感情が移ろう時など、シーンに合わせて塗り方やトーンの使いかたを変えていて、先生の細かな気づかいが伝わります。
 そして言わずもがな、絵津鼓先生に引き続き「表紙」が素敵。いつまでもそばに置いときたいと思う作品です。是非いちどくあれ~~~

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読んでくださりありがとうございます。次は一ノ瀬ゆま先生です。よろしくお願いします。

その④↓


[おまけ]
 ちなみに私のBLデビュー作は、ありいめめこ先生の『ひとりじめボーイフレンド』です。ドキドキしながらレジに向かったことを今でも覚えています。あのときはまさか、ここまで人気になるとは思っていませんでした。多くの人と同じく、私も『ひとりじめマイヒーロー』派です。
 ありいめめこ先生の作品は、文乃先生と同じく、セックスシーンが少ないです。少ないですが、初めはそれくらいが良いと思います。なぜなら、自分がどのくらいのレベルのいちゃこらを求めてるのかが分かるからです。私の場合はどんどん強欲になっていきました( ^ω^)!!BL最高!!



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