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貴方の心を掴みます〜プロローグ〜

それは事務所の会議室で行われたとあるイベント

それはメンバーが愛萌の従弟である○○を釣る会なのだが…

宮「○○は絶対に渡しません!」

加「従弟だからって理由にならないでしょ?」

影「史帆!押さえて…」

美「○○君は私がもらうの!」

高「ちょっと久美、あれをなんとかしてよ」

久「確かに…あれはちょっとまずいか…」

京「あのさ!選ぶのは○○君でしょ?
それに○○君が選ぶのは私だから!」

愛加美「はぁぁぁ?」

?「はいはいそこまでねー」

久「ねるちゃんナイスタイミング…」

ね「久美が珍しくメンバーの気迫に負けるなんてね?」

?「○○君のハートはいただくにゃん?」

彩「芽実!」

柿「彩ちゃんこわーい」

金「正々堂々としましょうよ!」

松「みんな同じ気持ちなんですから…」

ね「そうだよ?京子、みーぱん、愛萌」

ねるの冷たい視線に全員が黙った

ね「それじゃあ話をします
1人1日、○○にアピールする時間を与えます。
ただし!キスとかそういうことは禁止!」

ひ「あの〜」

ね「ひなのちゃん?」

ひ「ほっぺにちゅ〜はありですか?」

ひなのの言葉が新たな空気を呼ぶ

ね「ほっぺにちゅ〜か…ありにしようかな?」

「いえーい!」

ね「ただし!
アイドルということは忘れてはいけません!あくまでこれは運営非公式のイベントだからね?
知ってるのは今野さんとマネージャーだけ!」

彩「そんなことするわけないじゃん」

ね「いたでしょ?1人スキャンダルになった人が!」

「あっ…」

全員の視線は井口眞緒に向けられた

井「……」

ね「そして、私、芽実、眞緒ちゃん、美穂は卒業してるけど同じ条件下で行う事とします」

渡「ねるさん?」

ね「なに?」

渡「変装とかってしないとダメなのはわかりますが、監視はいるんですか?」

ね「……」

渡「えっ?」

ね「忘れてた…」

「はぁぁぁぁぁぁ!」

?「しょうがないな〜私が手伝ってあげようか?」

久「えぇぇぇぇ」

ね「てっちゃん…」

平「ねるも詰めが甘いんじゃないの?」

ね「いいの?忙しいんじゃ…」

平「○○の為でしょ?
後、ねるを参加させるけど文句ないよね?」

加「でもねるちゃんは…ってなんで平手さんが○○君の事…」

平「ん?まぁいろいろとね?
それよりもねるも○○をまだ好きでしょ?」

ね「……」

久「ねるちゃん!自分の気持ちに嘘はダメだよ!
好きなんでしょ?○○の事…」

ね「…好きったい!別れてもずっと頭から離れん!」

「えっ…別れても〜〜!!」

平「あーあ、やっちゃったよ…」

宮「どういう事ですか!」

平「話すよ?ねる」

ね「うん…」

平「欅坂の時の握手会にねるが一目惚れして、半ば強引だったけど付き合ってた。
この事実を知ってるのは私だけ
別れたのは久美がけやき坂に入る事がわかって、ねるが気を使って別れたのよ
不器用にも程があるけどね?」

久「ねるちゃん…」

平「ねるだって女の子、理由はそれぞれでしょ?
それにみんなアイドルという立場なのに1人の男を好きになってる
でも、みんな覚悟を決めたんでしょ?
今更、1人2人増えたところで…」

久「平手さん大丈夫ですよ?」

平「何が?」

久「みんな、ねるちゃんの事も踏まえてますから
付き合ってたのはびっくりしてますけどね?」

平「はぁ…みんなも久美と同じでいいのね?」

みんなが縦に首を振る

そして誰にも負けないという目をしていた

平「愛萌もいいのね?文句ないね?」

宮「いいですよ!絶対に○○は渡しませんから!」

平「ねるも大丈夫ね?」

ね「うん…ありがとうてっちゃん」

平「それでは概要を説明するよ?」

1、アピールする順番はくじ引き!

2、スケジュール等は平手に!報連相は絶対!

3、ほっぺまでのキスは許可する

4、朝は9時から夜10時までとする

5、全て自費で行う事

平「以上がルールね?もし、ルールを破った場合は無条件で失格だから」

「はい!」

平「くじは紙!選んでも私がいいって言うまでは見ない事!
わかった?」

「はい」

平「じゃあ名前の順で取りに来て?」

全員が紙を取りに行く

平「紙はみんな持った?」

「持ちました〜」

平「後、もうひとつルール入れます
アピールが終わっても他のメンバーには決して言わない事!」

「はい!」

平「それでは、私のLINEに番号と希望する日付けを後で送って下さい」

「はい!」

平「後悔だけはしない事、結果がどう転んでもね?」

彩「質問です」

平「ん?」

彩「例えば、メンバー同士で買い物とかは?」

平「○○に関すること…今回の釣り会の事を話さなければ、通常通りでいいよ?」

彩「ありがとうございます」

平「あ!ちなみに、1番の人が終わったら2番目の人に連絡するからね?
それじゃあ〜解散!」

総勢25名の○○をかけた女の戦いが始まった

1番を引いたのは…この人です

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