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握手会の後で105〜アンダーライブ2〜

か「純奈!」

純「はいな?」

か「次出番だから…」

純「かりん泣きそうだよ?」

か「そ、そんなことないから…」

純「ふふっ。楽しくね?」

かりんに声をかけてもらえた事により本人はいつも通りに振る舞うも頭の片隅には○○がいる

そして自分達の番...「釣り堀」は西野七瀬のソロ曲

歌い出しすぐにかりんは泣いてしまう

しかし純奈は気丈に振る舞う

サビに入ると2人のハモリが会場を包み込む

○「ここに久保ちゃんいたらよかったのにな...」

2018年のアンダーライブの時を思い出す○○の目には涙が溜まっていた

ステージでは涙を流しながら2人が抱き合う

曲が終わり拍手が起こる

2人は笑顔を見せてステージを降りた

ステージでは次の曲「心のモノローグ」が始まっていた

か「○○さん...」

○○を見つけたかりんは抱きつく

○「かりんちゃん...」

か「どうでした?」

○「よかったよ?2人の歌声好きだから、聴けなくなるのかって思ったら涙出た」

か「よかった...」

純「かりんばっかりずるい」

○「純奈がそういうの初めてじゃない?」

純「私だって○○さんの事好きだもん...みんながいるから我慢してるだけだし...」

○「そっか...ちゃんと純奈の時間も作らないとね?」

か「○○さんて本当に鈍感...」

純「本当...」

○「そうかな〜
とりあえず次の準備してきな?」

か純「はいはい」

○「まったく…」

その時、ステージは2度目のキスからが終わりかけていた

橋「MC出るメンバーは急いで〜」

れなち、あやてぃー、まあや、純奈が急いで舞台袖へ

次の曲の準備やらでバタつくセット裏

それでもライブは進んで行く

和気あいあいとMCをしていたのだが、純奈がかりんと歌うのがラストという事で泣いてしまった

○「珍しいな...純奈があそこまで泣くの...」

○○の中で守りたい感情が現れる

それを見つめるかりんと優里の心はざわついていた

か優(絶対に振り向かせるんだから)

MC後、「アンダー」からスタートしていく

○「やっぱり好きだな〜アンダーライブ...」

橋「選抜はどうでもいいと...」

○「奈々未さん...そういうわけじゃないんですけどね?
あの熱さが好きなんですよ...
選抜にはない雰囲気というか...」

橋「そっか...」

○「それに、今頃4期生も観てるはずです。
このライブを観てどう思うか...」

橋「大丈夫じゃない?あの子達は根性あるから」

○「奈々未さんならわかってるはずですけどね?」

橋「慌てる必要ないでしょ?」

○「ぶっちゃけ俺は危機感を感じてますよ?
七瀬が卒業してきっとこのまま飛鳥が引っ張って行くと思います。
だけど...」

橋「大丈夫よ?今はまだね...でも分岐点の時にはその不安は解消されてる。
一応私もメンバーだったからそれくらい予測はしてる。
でも私達スタッフ陣がやる事は変わらない。
だから前だけ見なさい。あの子達を信じなさい」

○「はぁ...奈々未さんはなんでもわかった感じなんすね...」

橋「私はみんなを...グループを信じてるからね?」

○「仕事戻ります...」

橋「ファンからマネージャーだと思うことが多いか...」





気づけばライブも終わりに近づく

ラストの曲を終えて戻ってくるメンバーはアンコールの準備

その間、会場から聞こえるアンコールに...

橋「早く準備して!出来たら待機場所に行くこと!」

奈々未の声が響く中○○は準備出来たメンバーにマイクと飲み物を渡す

その中にかりんがいたが彼女の真剣な顔を見て、水とマイクを渡して次のメンバーへ

橋「準備出来たね?それじゃあ行ってきなさい!」

メンバーはステージへ上がって行く

○「かりんにも綺麗なドレス着せたかった...」

橋「どの目線よ。でも分からなくはないかな?」

○「アンダーだからとか関係ないんすけどね...
セレモニーってわけじゃないからかもどけど...」

橋「無理しないでよ?あんたはすぐに抱え込んでボロボロになるんだから...」

○「わかってます...」

2人でアンコールをモニターで見る

○○の目には涙が溢れていたのを奈々未は見て見ぬふりをした

会場ではかりんの挨拶が行われていた

手紙でメンバー、スタッフ、ファンに感謝を述べ、メンバーは涙を流しながらも笑顔でいた

ラストは乃木坂の詩

会場が紫色に染まる光景は何度観ても美しかった

メンバーが戻ってきた時の○○はメンバー以上に泣いていてみんな笑っていた

そして会場では終了アナウンスがかき消されるほどのアンコールが起こる

○「みんなもう一度行ける?」

メンバーは当たり前と言わんばかりの表情をする

○「...左胸の勇気をお願いします」

橋「○○からのアンコールだよ。ラスト行ってこい!」

○○はインカムで音響スタッフに合図を出してメンバーはステージへ

本当のかりんのラストをみんなが見守った



ライブ終了後は見に来ていた選抜メンバー特に2期生と4期生が会話をしていた

そして...

か「○○さん!」

かりんが○○の前へ

か「私は○○さんの事が気づいたら好きになってました...
そして今日...卒業しました。
なので私とお付き合いしては貰えませんか?」

○「ごめん...」

か「やっぱり...か...
わかってた事ですからダメージはないので大丈夫です。
けど、いつも通り伊藤かりんをよろしくお願いします」

○「こちらこそ...」

握手をして○○は楽屋を1人で出て行った

?「○○...」

1人のメンバーが○○を心配していた

膨れ上がっていく闇にのまれそうな○○を...

……To be continued

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