見出し画像

君の手がくれた「おと」は…4

○○と約束した週末はなんか清々しい

答えはわかってるから気持ちだけ伝えるだけでいいから

でも○○は優しいからな〜

もしかして彼女さん連れてくるかな?

綺麗な人だったけど…

そんなことを考えながら目的地に着いた

中へ入るとやっぱり彼女さんもいた

多分彼女さんのヤキモチを妬いて来たのかな?

璃(おまたせ)

○(大丈夫だよ?)

遥(私、席外そうか?)

璃(いえ、居てもらっても大丈夫です)

3人でのご飯を食べながら本題に入る

璃(今日はね、私の気持ちを○○に伝えたいだけなんだ…)

遥(やっぱり私…)

○(遥香は居て?)

遥(わかった…)

○(璃果?)

璃(うん…私ね…○○の事がずっと好きだった…久しぶりに会って気持ちが爆発しちゃったんた…)

○(璃果…)

璃(あの時、ちゃんと気持ち伝えて告白してたらよかった…)

○(ありがとう…僕には今、遥香という彼女がいるからごめん…)

璃(わかってるよ?見てたらわかるもん…幸せなのがさ…)

納得してきたはずなのに涙が溢れ出てくる

すると、彼女さんが私の事を抱きしめてくれた

私はそれに甘える様に泣いた

時間にして数分、涙が収まってきたから彼女さんをトントンと腕に合図を送る

遥(大丈夫?)

璃(はい、ありがとうございます
私はこれで失礼します…)

遥(ちょっと待って?)

○(遥香?)

遥(璃果さん、私と友達になってくれない?)

璃(えっ…?)

遥(なんかの縁もあるし、○○の昔の事も聞きたい
あと、仕事仲間でもあるでしょ?
それに、○○ともう会わないつもりなのもわかってるよ?)

この人はどこまで…

遥(○○と友達でいて欲しいのもあるし、私の悩みとかも聞いて欲しいの?)

○(璃果、僕からもお願いできないかな?遥香と友達になってあげてよ?)

2人揃ってお人好し…でもなんでかな?心地いい

璃(いいですけど、チャンスがあれば○○を取っちゃいますよ?)

遥(大丈夫!負ける気しないから)

璃(それでは、よろしくお願いします)

遥(それじゃあ早速、○○の昔話を…)

○(辞めてよ遥香…)

璃(いいですよ?昔は…)

○(ちょっと璃果まで…)

遥(○○うるさいからLINEで話そう?)

璃(もちろん)

横で呆れてる○○をほっといて遥香さんと仲良くなった

その後、2人と別れる

2人の後ろ姿は幸せなオーラで溢れている様だった

夜には瑠奈と沙耶香と合流して、その事を話すと…

掛(その彼女さん凄いね?私なら無理だ…)

林(璃果がそれでいいならいいと思うよ?)

掛(じゃあ3人で頑張って彼氏作らないとね?)

璃(沙耶香、手話出来てる…)

掛(瑠奈から教えてもらったんだ〜)

林(覚えるの早いから助かったけどね?)

璃(ありがとう…沙耶香…瑠奈…)

掛(じゃあ、今日は飲んで忘れよう〜)

私は恵まれてる

今日それが1番実感した日だった

前を向く事が出来たから…

……To be continued

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?