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ずっと好き29

2020年の新年の出来事は

「白石麻衣卒業を発表!!」

ニュースで凄い取り上げられていた

○「決めたんだ...」

1人部屋でつぶやく

会社に行くと麻衣の卒業の話題が飛び交う

岩田君も社長もそうだった

仕事の都合でバースデーライブには行けなかった

麻衣のラストのバースデーライブは見たかったがどうしても外せない仕事だった

そして、コロナウィルスで麻衣とは会えてない

いろいろ心配になる

5月に卒業ライブを予定していたらしいがこのご時世で中止、麻衣の卒業も延期になった

歌番組では麻衣の卒業とかで企画もあげていた

昔の映像を見ると懐かしさが蘇る

麻衣のラストシングルのMVを見るとなんでか涙が頬を伝う

みんなに愛されている麻衣を見たからか...

そして麻衣が作詞した曲

「じゃあね」は麻衣の感謝と思い出が詰まった曲だと感じた

冠番組では麻衣のやりたい事をやらせてもらったりと麻衣がどれだけ大きい存在なのか改めて知る

月日は経ち10月の始め、橋本さんから久しぶりの連絡が来た

麻衣の卒業ライブは配信にて行うが会場に来て欲しいという事だった

そしてまた橋本さんの悪巧みらしく、来ることは内緒...

10月28日

白石麻衣卒業配信ライブが行われた

麻衣にバレない様に橋本さんがスタッフ用のジャンバーや帽子を渡してくれた

あとは橋本さんの指示でスタッフまがいな事もやった

オープニングから笑顔の麻衣とメンバー

でも目をうるうるさせてる子も...

麻衣は全ての曲を歌う

1期生だけの時はみんな感情が溢れる

2期生の時もやはりみんな笑顔を必死にキープしてるけど頬には涙

3期生も4期生も同じだ

共有した時間なんか関係ない

真夏さんと麻衣の曲もいつもとは違ってどこか寂しそうに感じた

同じ誕生日だけに特別なのかな?

あとは生田さんのピアノで歌った
「きっかけ」は僕も好きでよく聴いていたけどまた格別で...

隣にいた橋本さんも泣いてた

配信だから出来る会場全体を使った演出は凄い

本編も無事に終わり、アンコールには麻衣が綺麗な衣装に身を包み輝く

そして、麻衣が作詞した「じゃあね」から始まる



「じゃあね」

車窓ににじんでいた あの夕焼けに
本当の気持ちも 誤魔化して溶かした

坂道の途中で迷ってた
時に訪れたさよなら
“いつかは”と思ったって
口には出せなくって

いつもふざけ合ったあの部屋
気づけば隣にいてくれてた
あなたが変えてくれたの
じゃあね。

今もまたにじむ空は
あなたとの日々を映し出す
泣いてないって 強がらせて
出逢った頃と同じ季節

もうそろそろ行かなくちゃ
描(か)きかけていた絵に色をつけて
泣いてないって 坂の途中で
さよならとありがと。

あの夏の歌声 覚えていますか?
土砂降りでもいいよ またいつか…なんてね

手を取り輪になって 目を閉じた
隣で感じていた鼓動が
こんなにも近くって
こんなにも遠いなんて

せめてまだあと少しだけは
あの花火が上がるまでは
あの歌を歌うまでは
笑って?

時計の針戻せたら
いつのどこに戻したいかな?
出逢いの日かな もっと前かな
でもいいの 今以上は無いから

振り向かないで行くけど
それはあなたのこと 好きだから
雨も降るよ 風も吹くよ
ただ、らしく 歩くよ

アルバムのページ開いたまま
思い出に彷徨う
探せば探すほど浮かんでくるのは
あなたと見ていた 輝くこの景色

今もまだにじむ空に
あなたとの日々が煌めいてる
泣いてごめんね ほらもうすぐ
出逢った頃と同じ季節
もうそろそろ行かなくちゃ
描(か)きかけていた絵が 好きだから
泣いてないで 坂を登って
ただ、らしく 歩こう
さよならをありがとう。


麻衣の思い出と想いが詰まった詩はみんなにも届いたと勝手に思う

メンバー、スタッフが流したものが答えだって...

その後の松村さんの手紙は麻衣の事をどれだけ好きなのか、そばにいたのかもわかる

幸せな出会いだったね...麻衣

ラストは麻衣のセンター曲である

「しあわせの保護色」

これも麻衣との思い出がパネルになって飾られていた

アフタートークはついていけないのでモニターを見ながらだが、笑顔で1期生と盛り上がっていた

神宮球場に着いて配信が終わるが、その後は麻衣がやってるYouTube用の撮影

神宮球場からライブ会場まで戻る所も思い出に花がさいていた

1期生が戻って来ると残っていたメンバーが拍手で迎えた

橋「○○さんこれを渡してきて下さい」

渡された花束を持ち麻衣の元へ

○「麻衣、お疲れ様」

振り向いた麻衣の顔は笑顔からぐちゃぐちゃになった

麻衣はずっと我慢していたんだろう

僕の顔見た時ホッとしていた

今は僕に抱きついて泣いている

お花渡したいのにこれでは渡せない

○「麻衣?そのままでいいから話聞いてね?
それから皆さんにも聞いて欲しいんですけど...」

メンバー、スタッフが集まってくれた

○「麻衣の事を支えて下さりありがとうございます
わがままだけど、変に真面目でご迷惑かけました」

橋「○○さん、遠回しないい方はしないで素直にどうぞ?」

○「...麻衣、卒業おめでとう
これで僕も素直になれる...」

麻衣の肩をそっと引いて顔が見える様にした

○「9年間...いやもっとかな?
麻衣が言ってた僕のお嫁さんはまだ継続かな?」

麻衣はさらに涙をこぼしながら頷く

○「今野さん?」

今「乃木坂の白石麻衣は卒業しました
恋愛も解禁です
ただ...結婚はしばらく待って欲しい」

○「わかりました
あとは麻衣の考えを優先して...」

麻「...で?なんで...私の事を優先するの?お兄ちゃんの意見もちゃんと言ってよ...」

○「麻衣...」

麻「お兄ちゃんはいつもそう...
私の事優先して...
優しいのは嬉しいけど...」

○「...わかった」

麻「えっ?」

○「もう終わりにしようっか?」

誰もが言葉を発する事が出来ない

○「従兄妹の関係をさ?」

麻「えっ...」

○「付き合って欲しい、僕の彼女になってくれないか?」

……To be continued

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