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乃木坂物語40〜日陰の道を選んだ私〜

本番50分前、メイク等の最終確認をしていると…

西「南萌?」

南「ん?」

西「この2人どうにかして?」

南「なんで私?」

西「桃子も祐希もガチガチやねん」

南「はぁ…2人ともファンの顔をかぼちゃだと思いな?」

桃「かぼちゃ…」

南「面白くない?かぼちゃが手を振ったりしてんの」

与「確かに…」

桜「ふふっ面白いね〜それ!
失敗してもいいから楽しむのが1番だよ?
そうしたらみんなも楽しくなるからね?」

桃与「はい」

西「玲香がまともや…」

桜「なんだと〜」

本番前なのに元気すぎる

南「2人は頼れる仲間がいるんだから頼りな?大丈夫だからさ?」

桃与「はい!」




本番30分前

橋「みんな集まって〜」

メンバー、スタッフ陣が集まる

今「とにかく楽しんで来てください。
それと森坂は今日ほとんどの曲に出るからな?」

南「まぁ…はい…」

橋「私のポジションでヘマすんなよ?」

南「私は奈々未じゃあないから無理だけど?」

橋「それだけ生意気言えるなら大丈夫か…3期生はとにかく楽しんでね?○○さんはなにかありますか?」

○「何かあればすぐに近くのスタッフに伝えることかな?
あとは楽しむこと」

桜「円陣するよ〜」



本番10分前

私達はエキストラさんに混じって待機する

影ナレも特に問題なく行われいよいよとなる


本番!

Overtureが流れ会場からは歓声が上がる

ス「お願いします!」

初日はエキストラさんに混じりステージまで走る演出

頭から私も出る事になるのだが、奈々未のポジションはなかなかどうしてか前過ぎて嫌になる

制服のマネキンから始まりセカラバ、夏フリ、肌さま、太陽ノックと序盤からアクセル全開

そしてMC…

桜「乃木坂46東京ドーム来ちゃったぁ〜」

「わぁぁぁ!」

桜「広い…」

メンバー誰もが会場の広さとサイリウムの光の海に酔いしれる

白石、生駒、生田が話、やりたい事をやった

桜「メンバーでこれや…」

秋「やりたい!」

真夏のやりたい事は必殺技をやる事で説明をする

秋「東京ドームに来てくれたみんなに〜ずっきゅん!」

「あたーりー!」

秋「ありがとうございます」

ステージ真ん中で土下座をする

これも真夏らしさだろう

そして若月も割り箸を忍ばせていたため披露する

今日事と写真集の事を話して終わると…

桜「写真集でもうひとつあるんだ。
南萌〜」

まさかここで?リハの時はなかったのに…

南「はいはい…」

会場からは歓声と共に私の名前も聞こえた

桜「南萌も写真集発売したんだよね?」

南「まぁ…したけど、リハの時と違うじゃん!」

桜「まぁまぁ、という事で森坂南萌の写真集『存在理由』と若月の写真集とよろしくお願いします
それでは次の曲へいきまーす」

暗転するとVTRが流れ私達ははける

私達は衣装チェンジ

南「玲香!あれはダメだからね!」

桜「いいじゃん。」

南「はぁ…」

橋「準備出来たら袖に行って〜」

そしてメインステージからスタートする

「ぐるぐるカーテン」

間奏からはセンターステージ、サブステージへと移動していく

次に「バレッタ」へ

曲が終わりメインステージには3期生

曲は「3番目の風」と「思い出ファースト」

うん。声が震えてないから大丈夫かな?

ちょっとにやりとしている顔を未央奈に見られて言われた事は

堀「南萌が珍しく笑ってる」

だった

しばらく出番のない私はセンターステージで楽しそうに踊る後輩達をモニターで見ていた

?「あれなら乃木坂も大丈夫だね?」

南「日芽香…」

日「私の分までお願いね?」

南「私に言わないでよ…」

?「南萌はなんだかんだ面倒見るのが好きだから大丈夫だよひめたん」

日「飛鳥もそう思うでしょ?」

飛「まぁへそ曲がりだけどな?」

南「飛鳥に言われたくないけどね?」

飛「なんだと〜」

白「飛鳥も南萌も似たもの同士だからね?」

そんなことを言っている間に後輩が戻って来る

山「緊張した〜」

岩「でも楽しかったね?」

梅「ライブって楽しいね?」

久「サイリウム綺麗だった〜」

桃「かぼちゃに見えなかったよね?」

与「見えんかった…」

これはこれで安泰だなと思う私…

今はユニット曲の「他の星から」が披露されていた

……To be continued

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