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ずっと好き4

握手会に戻った私はいつもの様にした

でも一時中断したからか、大丈夫?とか無理しないでねとか...

1番会いたかった人の顔を見て泣いたとは言える訳もなく

ありがとうとかごめんねとかしか言えなかった

握手会が終わり、楽屋へ戻ろうとするとマネージャーさんが声をかけてきた

マ「白石、今野さんが呼んでるよ?」

麻「えっ?わかりました...」

マネージャーに言われた場所へ行くと聞き覚えのある声...

今野さんと誰だろう...

ノックをしようとすると扉が開いた

今「おっ、白石来てたのか?」

麻「ちょうど今来たばかりですけど、呼んでましたよね?」

今「会わせたい人がいるから中に入りなさい
終わったら帰っていいからな」

促さられ中に入ると...

麻「お兄ちゃん?」

○「おっ、麻衣お疲れ様」

そこにはいつも見せてくれる笑顔のお兄ちゃんがいた

麻「お兄ちゃ〜ん」

私はお兄ちゃんの胸に飛び込んだ

お兄ちゃんは優しく受け止めてくれた

○「麻衣?」

出したくない涙が溢れてくるから顔を上げたくないから首を横に振る

○「また甘えん坊の麻衣に戻ったね」

そういいながら頭を撫でてくれた

しばらくして抱きついてる私を優しく離すと

○「あーあ、可愛い顔が...」

そういいながら涙を指で優しく拭ってもくれた

麻「...」

○「麻衣?」

麻「...で...なんで連絡くれないの?
私はずっと会いたかったのに...」

○「麻衣はアイドルだろ?だから簡単には会いに来れなかったんだよ?

週刊誌に写真でも撮られたら、メンバーとかスタッフさん達に迷惑かかるでしょ?」

そうだった…

お兄ちゃんの性格を知っているのに...

麻「でも...」

○「麻衣が頑張ってるのをちゃんと見てるからさ」

麻「ホント?」

○「ホントだよ?今回のシングルでセンターでしょ?」

麻「うん...でも私でいいのかな...」

○「いいんだよ、だから今を一生懸命頑張ること!
それで次とか違うメンバーがセンターになったら今度は麻衣がその子を支えてあげればいいんだから」

麻「出来るかな...」

○「麻衣なら出来る!麻衣の事、そばで見てきてるんだぞ?」

麻「...わかった」

○「この経験が絶対麻衣の力になる」

そう言って頭を撫でる

心地よくて癒される

○「さて、俺も後輩待たせてるから帰るね?」

麻「えっ?」

○「今日の握手会で麻衣も疲れたでしょ?それに...」

お兄ちゃんが視線をドアの方へ向ける

私もそちらへ振り返ると、心配そうにこちらを見る2人がいた

麻「また会えるよね?」

○「会えない訳ないでしょ?麻衣の従兄だぞ?」

お兄ちゃんはそういいながら、ドアの2人の元へ

○「麻衣の従兄の○○といいます。麻衣の事よろしくお願いします」

橋「こ、こちらこそ...」

松「任しといて下さい」

手を振りながらお兄ちゃんは出て行った

橋「いい人だね?」

麻「大好きな人なんだ...」

松「それはお兄ちゃんとして?」

麻「秘密〜」

松「えーなんでなん、教えて〜や〜」

橋「ほら、さゆりんもしーちゃんも帰るよ?」

ななみんの一言で帰り支度をして各々帰宅をした

1つ不安な事がある

それはななみんがいつもとは違う表情をしていた事...

そんなことないと信じるしかない

親友だからと...

7枚目は2期生から未央奈がセンター
そのあとは七瀬、いくちゃんとしばらくセンターポジションには立つことはなかったがお兄ちゃんの言葉を胸にメンバーのサポートをした

乃木坂はどんどん人気になり、ライブ、舞台、ドラマ等で忙しくなっていった

……To be continued

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