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ずっと好き17

私はまいやんを叩いてしまった

大切な人が倒れたら誰だって仕事に集中できない事をわかっているはずなのに...

そのまま出てきた私はまいやんの従兄さんの病院へ向かった

もちろん目は覚めていない

その場であった出来事を手紙に書き、枕元へ置いて病院を出た

しばらくして、玲香から電話でまいやんの従兄さんが目を覚ましたと聞いた

これでいつものまいやんに...

でも前みたいに戻れないんだって思う私もいる

なぁちゃんの時の様にはならない

\ピンポーン/

真「誰だろう...まいやん!!」

私はとりあえずインターホンに出る

真「...なに?」

麻「真夏...今から会えない?」

真「...無理」

麻「お願い...エントランスで待ってるから...」

真「迷惑!!」

そのままインターホンを切った

きっと私と会うまでいる訳ないと思い家の家事をしていく

スッキリした私はゴミを捨てるため、ゴミ捨て場へ降りていくと

真「...嘘でしょ」

まいやんはエントランスに立っていた

ゴミを捨てると携帯が鳴った

「桜井玲香」

📱真「もしもし玲香?」

📱桜「あっ真夏?まいやんそっちにいない?連絡全然つかないの」

📱真「いるよ...でも...」

📱桜「でも?」

📱「...エントランスでずっと...」

📱桜「えっ?なにしてんの?まさか...」

📱真「ずっと無視してるの...」

📱桜「なにやってんの!こんな寒空の下で...」

📱真「ごめん...」

📱桜「今から私も向かうから...」

📱真「そう...ならまいやんを連れて帰ってくれる?それじゃあ...」

📱桜「ちょっとまな...」

私は携帯を切り部屋へ戻った

しばらくしてインターホンがひっきりなしに鳴る

私はそれをも無視した

うるさい程鳴っていたインターホンもならなくなり、カーテンの隙間から外を見ると2人の背中を見た

真「ごめんね...」

2人には届かない謝罪を吐き出した

翌朝ライブに向けたレッスンを休んだ

2人に合わせる顔がなかった

マネージャーには体調不良といい休むとまいやんや玲香、メンバーからLINEがひっきりなしに鳴るが出る気力もない

ベッドでゴロゴロしていると普段かかって来ない人からの電話...

「橋本奈々未」

えっ?ななみん?なんで...

恐る恐る電話に出る

📱真「...もしもし」

📱橋「私のは出るんだ?」

📱真「......」

📱橋「冗談だよ?真夏に伝言あるのよ」

📱真「...伝言?」

📱橋「○○さん...しーちゃんの従兄さんね?」

📱真「なんで私に?」

📱橋「真夏?前に病院に書き置きしてたでしょ?」

📱真「...した」

📱橋「話がしたいんだって、しーちゃんは夕方まで行けないから行ってきたら?」

📱真「わかった...ありがとうななみん」

📱橋「早くしーちゃんと仲直りしなよ?今回は誰も悪くないんだから」

📱真「ありがとう...」

電話を切り支度をして病院へ向かう

コンコン

?「どうぞ〜」

優しい声に導かれる様に中へ入ると笑顔のまいやんよ従兄さんがいた

○「君が真夏ちゃん?」

真「...はい、秋元真夏です」

○「白石○○です、こっちに座ってお話しようか?」

真「失礼します...
あの…○○さんと呼んでもいいですか?」

○「大丈夫だよ」

真「ありがとうございます」

○「真夏ちゃん、乃木坂の事教えてくれないかな?麻衣は全然教えてくれないんだよね?」

真「私が話す事で良ければ...」

そこからは乃木坂の活動の事やメンバーの事等話した

○○さんはずっと笑顔で聞いてくれていた

真「それでまいやんが...」

○「真夏ちゃん?」

真「はい?」

○「真夏ちゃんが乃木坂の事、メンバーの事、好きなのが凄い伝わるよ?」

真「......」

○「でも、さっきから笑ってない」

真「...そんなこと..ないですよ?」

○「昨日、面会時間ギリギリに来てね?真夏ちゃんに嫌われたって泣いてた」

真「えっ?」

○「前から聞いてたんだ、誕生日が同じメンバーがいるって」

真「......」

○「運動音痴で、歌も下手で、頭でかくてって」

真「悪口ですそれは...」

○「でもね?周りを常に気にしてて、気付くとそばに居てくれる人だって言ってた」

真「......」

○「麻衣はあんな性格だから大変だけど、仲良くしてやって?」

私の目から自然とこぼれる涙を○○さんは拭ってくれた

○「今回は俺が事故にあったのが原因だから...ごめんね?」

真「なんで...私が悪いのに...」

?「真夏は悪くないやろ?」

○「あっ七瀬ちゃん」

真「えっ?なんで...」

西「ななは撮影終わりに来ただけ、真夏はレッスンええの?」

真「......」

○「俺が呼んだから、この事は内緒にしといてくれない?」

西「今度デートしてくださいね?」

○「(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…」

西「真夏?」

真「...ん?」

西「はよ戻って来てな?」

真「...うん」

なぁちゃんは部屋を出て行った

○「橋本さんの卒業ライブまで時間ないんでしょ?
早く麻衣と仲直りして2人で来て欲しいな?」

真「...はい」

○「じゃあこの話はこれでおしまい!
もっと面白い事教えて?」

そこからは○○さんのおかげでずっと笑ってられた

○「やっぱり真夏ちゃんは笑顔がいいね」

真「そんなこと...」

○「あるんだよ?ファンの人達は真夏ちゃんの笑顔見たいから握手会やライブに来るんだよ?」

真「......」

○「俺も行くつもりだからね?」

真「えっ?」

○「だから全員いて欲しいんだ?
もちろん橋本さんのラストもあるけど」

真「...はい明日まいやんと話します」

○「明日でいいの?」

真「今日は...」

?「真夏!」

呼ばれた方に振り向くとまいやんがいた

真「ま、まいや...」

名前を呼び終わる前に抱きつかれた

麻「馬鹿...私が悪いのに...」

真「まいやん...」

そこからは和解をしていつも通りになった

翌日からレッスンに参加し、遅れた所はみんながフォローしてくれた

そしてライブも成功し、いつも通りの私達乃木坂であった

ただ1つ私の心の中に出してはいけない感情が生まれた

誰にも言えない事...

それは…

白石○○さんが...○○さんが好き

いつか気持ちを伝える…

乃木坂の真夏ではなく

秋元真夏、1人の女性として...

……To be continued

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