君の手がくれた「おと」は…8
両親に○○を合わせたものの、父親が大反対をした
母親がとんでもない発言をしてから1週間後、メッセージが届いた
母「部屋決めたよ〜」
遥(本当に決めたんだ…)
まぁわかりきった事ではあるものの一抹の不安がよぎる
遥「それで?私はどうすれば?」
母「○○君連れて駅まで来て?」
遥「いいけどいつ?」
母「明日!」
遥「はぁ?いくらなんでも急すぎるよ」
母「鍵渡したいの!そうすればいつでも引越し作業出来るでしょ?」
遥「だからって…」
母「私も忙しいからよろしくね?」
メッセージのやり取りを終えて(強制的に終わった)私は○○の元へ
○(どうしたの?)
遥(お母さんから部屋の準備出来たって…)
○(早くない?でも仕事中だから終わったら話そう?)
遥(うん。ごめんね?なんか…)
○(遥香が気にしなくて大丈夫、じゃあ後でね?)
遥(うん、ありがとう○○…)
私は自分のデスクで仕事を開始した
______________________
そして仕事が終わり、2人でカフェへ
○(それで?お母さんどんな感じなの?)
遥(なんかテンションは高かったかな?楽しんでる感じ…)
○(多分姉貴も行ってるらしいからそうなのかも…)
遥(さくちゃんも一緒だったのか…
でもさくちゃんなら私の好みとかも知ってるから…)
○(そこまで悩まなくてもいいんじゃない?)
遥(そうだけど…)
○(心配なのは…僕の方だよ。遥香に迷惑…)
遥(大丈夫。私は嬉しいんだよ?
だって○○とずっと一緒に居れるでしょ?
それにいろいろ調べたの。)
○(調べたって?)
遥(生活で必要な物だよ?)
○(あ〜)
遥(耳が聞こえない人は光や振動で感知するでしょ?
私が居ない時だってあるから…)
○(僕は遥香に気を使わせてばかりだよね…ごめん…)
遥(遅かれ早かれだったんだからいいの!
私は○○以外の人とは結婚したくないもん)
○(遥香…)
遥(私1人が幸せになるのはいや!2人で幸せにならないとね?)
○(ありがとう。それでいつの約束?)
遥(明日…)
○(明日なの?それはそれは…)
遥(断る?)
○(いや、久しぶりに遥香と散歩しながらって感じのデートにしよっか?)
遥(で、デート!?)
○(うん、あんまり歩き回るデートしてないでしょ?)
遥(してないけど…)
○(じゃあ決まり!明日は…)
遥(私が○○を迎えに行く!少しでも○○といる時間作りたいから…)
○(わかった…って言ってもそこまで遠くないけどね?)
遥(それでもなの!○○は乙女心がわかってないんだから)
○(遥香のいじけた所って初めて見たけど可愛いね?)
遥(馬鹿!)
私は照れてしまった。時々○○から言われるドキッとする言葉は愛を感じる
早く2人の時間を邪魔されない日を待ち焦がれながら…
同棲生活の不安と期待に胸を膨らませて…
……To be continued
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