乃木坂物語43~日陰の道を選んだ私~
南萌がドラマ撮影終わってライブに来てくれた
ひなとしては嬉しかったけど無理はして欲しくないと思っていた
樋「ねぇ奈々未?」
橋「ん?」
樋「南萌、大丈夫かな?」
橋「あの子は頑固だからね~弱音は見せたくないんだと思うけど…」
樋「けど?」
橋「あの子そのうちメンタル壊れるかも…」
樋「そんな…」
橋「○○さんがさっき言ってたんだけど、今日の撮影押したんだって…
しかもあの女優さんのNG連発が理由らしいの」
樋「確か南萌と共演してる最近話題の…?」
橋「そう。しかも南萌のポジション狙ってたらしいのよ」
樋「それって…」
橋「○○さんの情報網は確かだと思うけど…
まさかそれでって事も有り得そうだね」
樋「そんな…」
橋「南萌が助けてって言わないと私達は動けないから…」
正直悔しい気持ちが強かった
次の日は別会場でのライブでリハを終えてすぐの事だった
橋「みんな、南萌は今日は来れないからBパターンで」
「はい」
私は別のマネージャーさんの携帯でSNSを見る
樋「そんな…」
南萌の事が書かれていた…
しかもほとんどが参加出来ない南萌の事…
私はどうしていいのかわからないでいると…
?「ちま?」
樋「陽菜…」
川「なんかあった?」
樋「なんもないよ。南萌来れないの寂しいね?」
川「仕事だからしょうがないよ」
私はSNSの事を話そうか悩んでると…
川「私達はアイドルだからグループの活動が1番だけど、外で仕事をしてくれる子がいるから乃木坂の名前が広がっていく…
嬉しくもあり、申し訳なさもあるけど私達が仲間を信じなくてどうする?
今回は南萌だけど、南萌が何時でも笑って帰って来れる場所作るのも私達の活動のひとつじゃない?」
樋「だけどね?」
川「ちまは優しすぎるよ?悩んでもしょうがないでしょ!
南萌が助けてって話してきたら悩んであげようよ。
まぁ南萌は言わないだろうけどさ?」
樋「陽菜…」
川「飛鳥と似てて変なとこ頑固だからさ?1期生の末っ子は」
樋「……」
川「信じて待つしか出来ないからさ?」
樋「そうだね。今日は南萌の分まで頑張ろう」
川「よーし気合入ってきた!」
私の不安は川後のおかけでなくなったが、気になるのはSNSだった
3公演が終わり、南萌は2公演欠席となった
橋「今日はおやすみだけど午前中はリハするからね?」
樋「奈々未?南萌は明日は…」
橋「まだ調整中よ?」
樋「そっか…」
橋「大丈夫。助っ人が秋田に向かってるから」
樋「助っ人?」
橋「とてもとても強力な助っ人よ?」
樋「秋田…助っ人…ってまさか!」
橋「ちゃんと考えてるから安心して?」
みんなが南萌を心配してるのに、私だけが不安になってた
樋「そうだね?」
今回の事でまたひとつ大きな分岐が起こるとは誰もが知らずに…
……To be continued
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