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ずっと好き22
麻衣がメンバーの卒業で相当きていたのであろう
突然の電話、話していても何時もの元気がない
「麻衣を支えないと...」
これしかなかった
家に来ると卒業するメンバーの思い出をこれでもかと話す
僕はただそれを聞いてあげることしかできない
麻衣はどんどん 顔を俯いていく
乃木坂にとって大事な人だった事がよくわかった
だから僕はそっと麻衣を抱き締める
壊れてしまわない様に優しく...
そして今日は特別...
いや麻衣が来た時はかな?一緒に寝る事に...
いくつになっても可愛い寝顔は守りたい
きっと麻衣が卒業する時は大変だな...
この○○の想いは現実になる事のはまだ先の話...
それからは麻衣はさらに忙しくなった
時々連絡は来るが会う事はなかった
そこへメンバーの卒業発表があり
「大丈夫か?」
と連絡を入れると
「大丈夫だよ、心配ありがとう」
と返ってきた
テレビをつけると乃木坂のメンバー誰かが出ている
麻衣に関してはCMが多い
あとは雑誌のグラビア
体調は大丈夫かと心配になるが、こちらから連絡をしたらモチベーション下げてしまうのではと躊躇してしまう
○「麻衣大丈夫かな〜?橋本さんに連絡するのも迷惑...」
ピコン
LINEの通知音がなり見ると
麻L「今晩空いてる?」
なんかあったのか...
○L「麻衣のためなら空けるよ?なんかあった?」
麻L「みんなでご飯食べる事になったんだけどね?お兄ちゃんもよかったらってみんなが...」
○L「みんな?」
麻L「うん、奈々未やさゆりん、真夏に七瀬、それからこの前の3期生の祐希と久保ちゃん」
○L「多くない?」
麻L「大丈夫!もうお店予約したら貸切だって!」
○L「貸切ってあそこだろ?」
麻L「そうだよ〜何時に着く?」
○L「多分18時頃かな〜?先に始めてていいからね?」
僕は仕事を早めに切り上げ、やな予感しかしないであろうお店に向かった
お店に着くと
「本日貸切」
の看板...
ガラガラ
麻「お兄ちゃんこっち!」
麻衣は隣の空いた席を叩く
○「はいはい...」
重たい足を動かす
席に着くと
?「はい、ビール」
○「すみません女将さん...」
女将「いいのいいの、久しぶりなんだから」
橋「○○さんも来たことだし乾杯するよ〜」
「カンパーイ」
そこからは食事を楽しんだが麻衣は片時も離れることは無かった
真「まいやんくっつきすぎだよ?」
松「せやで!まいやんはウチと...」
麻「久しぶりなんだもん」
○「麻衣になんかありました?橋本さん」
橋「なんもないですよ?でも...」
○「でも?」
橋「真夏と七瀬、史緒里と祐希が会いたがってたからね〜」
西「ええやん!ドームから会えてへんもん、なぁ真夏?」
真「そうですよ!」
○「それで、後輩巻き込んだのね?」
与「祐希は七瀬さんといたかったからですから...」
久「私はまだ先輩と話したかったので...」
○「そっか〜でもみんな元気そうでよかった」
そこからはたわいもない会話をして行くと...
麻「お兄ちゃん!今度のライブまた来て!」
○「ライブ?」
真「バースデーライブです、今年は神宮でやるので...」
西「今回のライブはちょっとちゃうねん」
松「その名も...」
「シンクロニシティライブ!!」
○「し、シンクロ?」
麻「神宮と隣の...」
橋「秩父宮ラグビー場ね?」
麻「そう!それ!」
○「それは大変...というか同時にやるの?」
真「そうですよ?しかも交互に入れ替わってやるので2倍の...」
橋「あんまり余計な事は言わないよ?」
西「せやね?来てからのお楽しみ」
麻「という事で...はいこれ」
渡された封筒の中にはもちろんチケットなのだが...
○「...アリーナ?」
麻「特等席ね!」
○「だからダメだって言ったろ?ファンの人の...」
与「それは私達3期生の意見なんです...」
久「特に梅と桃子なんですけどね?」
橋「後輩の気持ちを優先しましたから拒否権はありませんよ?」
○「いつも拒否権ありませんよね?」
橋「なんのことでしょうか?」
松「まちゅも○○さんに見てもらいたいから...」
○「...わかりましたよ」
「やった〜」
女将「あら○○ちゃんよかったわね〜
私ももらったから絶対行かなくちゃ!グッズももらったしね?」
楽しい時間はあっという間に過ぎ、お開きとなったのだが、麻衣はいつも通り家へ泊まった
毎回寝顔を見て思うのは、
「僕でいいのか...麻衣の幸せは...」
それは心の中でつぶやき、そして眠ってしまった
迎えたバースデーライブ最終日、席は通路横で僕を知るメンバーがいろいろしてきて恥ずかしかった
そして卒業発表したメンバー2人の事を麻衣は引き立てるようにしていた
そしてまた、新たな試練が乃木坂に...
麻衣に与えたのはこの後だった
……To be continued
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