私と君と花言葉〜プロローグ〜
?「何見てるの?」
?「アルバムだよ?」
?「アルバム?なんでまた?」
?「昔を思い出して、どうしたらもっと仲良くいれるかな〜って考えるの」
?「なんで美波だけ頑張る必要あるのさ?
俺も頑張らなきゃ…」
美「○○は大丈夫だよ?だから私が…」
○「美波は一生懸命だけど抱えすぎだよ?
少し羽を伸ばさないと…」
美「私は○○が側に居てくれるだけでいいの…
だから私は頑張れてるから…」
○「真面目なところは変わらないね?
だから心配になる時があるよ」
美「ほら〜」
○「あっ!この写真…」
美「懐かしいでしょ?プリントアウトしてまとめてるからね?」
○「あれ?この写真…」
美「それは蓮加が撮ってたんだって、私も知らなかったんだよ?」
○「蓮加ちゃんが?」
美「蓮加は写真よく撮ってたからね?」
○「そっか…」
美「○○は3期では人気だったからね〜」
○「そうなんだ…知らなかったよ」
美「○○は私しか見てなかったからじゃん?
美月も与田も史緒里もめちゃくちゃアピールしてたのに気付いてない鈍感君だもんね〜?」
○「なんもいえねぇ…」
美「ふふっ、私が告白しなかったらこうなってなかったもんね?」
○「そうだね」
美「○○は優しいからね?
みんなのわがまま聞いてたし…」
○「美波が困らない様にしてただけなんだけどね?」
美「逆だよ…どれだけ嫉妬したことか!」
○「幼馴染に嫉妬とか…」
美「ずっと好きだったからね…約束も…」
○「まぁ、美波がアイドルになるって言われた時の約束だったな?」
美「そっ!それがあったから頑張れたのもあるし…」
○「まぁ、約束は守れたからよかった」
美「それで、気づけば…あれ?今日…」
○「やっと気づいたか?」
○○は玄関の方へ…
そして戻って来ると…
○「はい、これ…」
美「えっ?」
○「もう飽きちゃたかな?」
桔梗とカスミソウの花束…
美「そんなわけないでしょ!」
○「なら良かった」
美「花言葉が私達の気持ちをずっと繋げてくれてたんだから…」
○「そうだね、でも美波が花言葉に気づかなかったらこうなってなかったかもね?」
美「○○が珍しい事をしなかったら…って言うか、花言葉を教えてくれたのは美月なんだけどね?」
○「えっ?美月ちゃんなの?」
美「なんだかんだで美月は乙女だからね?
懐かしいな〜」
○「ほとんど会えてないもんねみんなと…」
美「一年に1回は必ず会えるから大丈夫」
○「そっか…あっ!この写真も懐かしい」
美「でしょ?みんなに感謝だよね?」
私と○○が結婚できたのは同期のおかげ
それと約束と花言葉…
今もらった桔梗とカスミソウの花言葉は
『ずっと愛してる』
あの時がなかったらこんな幸せな時間は訪れなかったかもしれない
そう…あの時がなかったら…
……To be continued
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