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桜月〜君を想う〜4
姉が私たちの前から姿を消した理由がわかり私は○○さんに着いていく
○「……」
麗「○○さん...」
○「俺はなんも出来なかった...茜の変化に何も...」
麗「そんな事ありません。お姉ちゃんはいつも○○さんのことばかり...」
○「言ってくれたら...茜の性格もわかってるからこそなのに...」
麗「○○さん...」
○「俺も消えたいよ...」
麗「ダメです!」
○「麗奈ちゃん...」
麗「私が悲しみます...私だって○○さんが好きだから...」
○「麗奈ちゃん...」
麗「ずっと我慢してた...お姉ちゃんの彼氏を好きになって諦めなきゃって思ってても出来なくて...
お姉ちゃん言ってたんです...
○○さんをお願いって...」
○「だけど俺は...」
麗「わかってます...だけど私は気持ちだけでも伝えたかったから...
でも、今の○○さんはほっとけません」
わかってるつもり...
○○さんの中にはお姉ちゃんがいる
それでも私は○○さんのそばに居たいと思う
だからどれだけ傷つこうとも○○さんを支えるんだと私は決意した
後悔はしない様に...
麗「私、○○さんが好きです。お姉ちゃんに負けないくらい...
だから私は○○さんを支えます。
○○さんの笑顔が見たいから...」
○「麗奈ちゃん...」
麗「とりあえず○○さんには元気になって貰わないといけないのでご飯作ります」
○「大丈夫...」
麗「ダメです。もう決めましたからね?」
○○さんが驚いているのはきっとお姉ちゃんと私を重ねたのだろう
麗「ほら、行きますよ?どうせ食材何もないですよね?」
私は○○さんの手を引っ張り買い物へ行く
公園の横を通り過ぎる時に目に入ったのは緑いっぱいの葉桜とそれを照らす満月だった
それからは母親を説得して、玲と茉里乃に協力してもらい○○さんを支えた
ほぼ通い妻的なポジションだけど好きな人と居れる時間は幸せだった
そんなある日、私にとって重大な出来事が起こる
○「麗奈ちゃん?」
麗「はい?」
○「俺はずるい男だけど...」
麗「ずるい?」
○「麗奈ちゃんがずっと支えてくれたから元気になれた...
だから麗奈ちゃんに恩返しがしたい。
だからずっと俺の隣にいて欲しいんだ...」
麗「それって...」
○「付き合って欲しい...まだ茜のこと忘れきれてないけど...」
麗「お願いします。お姉ちゃんが○○さんの中に存在してることはわかってます。
だから私が上書きします。」
○「ありがとう...麗奈ちゃん...」
辛いのは○○さん
だから私は○○さんを抱きしめると同時に離れないと決めた
……To be continued
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