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君の手がくれた「おと」は12

父親を説得後、私達がやる事は…

遥(結婚式でしょ?出産でしょ?バタバタだぁ〜)

○(その頃には遥香のお腹も大きくなってるからな〜)

遥(両家は早く結婚式しなさいって…)

○(とりあえず予算内で収まる式場探す?)

遥(それはもうしてるんだけど…)

○(仕事辞めたくないんでしょ?)

遥(え?辞めるよ?寿退社もしてみたいじゃん?)

○(予算どれくらい超えるの?)

遥(50くらいかな?シーズン終わっても高いみたい)

○(誰か…あっ!)

遥(どうしたの?)

○(姉貴の友達にいたかもしれない!)

遥(さくちゃんの?)

○(遥香がいろいろ調べてるでしょ?だから姉貴と直接話してみて?)

遥(わかった)

私はさくちゃんに電話を掛けて話をした

さ「ウエディングプランナー?」

遥「うん…」

さ「今もやってるか分からないから確認できたら連絡するでもいい?」

遥「それで大丈夫。ごめんね?迷惑掛けて…」

さ「全然大丈夫だよ?○○の事お願いね?」

遥「うん。じゃあまたね?」

電話を切り○○に説明をした

○(どうだった?)

遥(連絡してまだ辞めてないか確認するから待ちだよ?)

○(そうなんだ。遥香のやりたい事が全部出来ればいいんだけどね?)

遥(まぁ、金額次第かな…)

○(僕は遥香の笑顔が見れたらそれだけでいいけどね)

遥(○○…)

○(それと、夜更かしも辞めようね?)

遥(でも…)

○(僕は遥香とお腹の子が心配なの。だからね?)

遥(わかった)

それから3日後、さくちゃんから連絡が来てプランナーさんと会う事になった

さ「かっきー!」

遥「さくちゃん、ありがとうね?」

さ「気にしないで?2人の為だもん」

遥「ありがとう」

さ「じゃあ案内するね?」

私はさくちゃんに案内される

さ「ここだよ?」

遥「うん」

中へ入ると…

?「さくちゃ〜ん」

さ「み、美緒ちゃん…」

矢「今日もかわいいね?」

さ「あ、ありがとう…こちらがこの前話した弟のお嫁さんだよ?」

遥「初めまして…今日はよろしくお願いします」

矢「ウエディングプランナーの矢久保美緒です。出来る限り頑張ります
それでは奥へどうぞ?」

私達は奥のブースに案内されて話をした

私が妊娠している事や、○○の耳の事、予算の事など…

矢「なるほどなるほど…」

さ「美緒ちゃんどう?」

矢「うん。全部予算内でやれるよ?だけど…
披露宴会場が狭くなっちゃうかな?」

遥「どれくらいですか?」

矢「敬語はいらないよ?同い年だし、さくちゃんと友達なら私のお友達でもあるからね?
多分、他の所だとだいたい200人入れるくらいのスペースだと思うの?
通路とか余裕みて…
それにかっきーのお腹の事も考えるとだと思う
それにうちでも最短で2ヶ月後になるけど…」

遥「そんなに早く出来るの?」

矢「ちょうどその日の予約キャンセル出たから空いてるよ?」

さ「美緒ちゃん?披露宴会場って見れないかな?」

矢「見れるよ?ちょうど明日やる組があるから準備してるはずだし、キャパも同じだからね?」

遥「見せてもらえますか?」

矢「じゃあ案内するね?」

3人で披露宴会場を下見する事になった

移動中は○○に詳細を送った

矢「こんな感じの広さと動線だけど…2ヶ月後だとお腹がどれくらい大きくなってるかだよね?
○○君も大丈夫だったらこれで進めるけど?」

遥「多分大丈夫だと思います。」

矢「なら、日曜日にまた来て?○○君も一緒にだけど…」

遥「わかった。じゃあその時までにある程度の決定事項まとめとくよ」

矢「うん。それと招待状リスト作るからそれもお願いね?」

遥「うん。ありがとう美緒ちゃん」

さ「良かったね?かっきー」

遥「さくちゃんもありがとう」

こうして結婚式の準備が始まった

日曜日には○○と一緒に説明とか、当日着る物の採寸とかしてその日は終わった

私のお腹も少しずつ大きくなっていく

そして迎えた当日…

……To be continued


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