見出し画像

ずっと好き23

バースデーライブは無事に終わり、次は真夏の全国ツアーに向けて走り出した

やっぱりライブは楽しい

ファンのみんなと騒げるから

そして9月始め私達は集まる

まずは新曲が発売される事、そしてそこで選抜発表もされた

センターは七瀬だった

しかし、ここで衝撃的な事が起こる

西「私は乃木坂を卒業する」

その場にいた全員が固まった

もちろん真夏やかずみん、優里達から悲鳴が上がる

その後、ブログで卒業発表された

そしてもうひとつの衝撃が数日後起こった

若「みんなごめん、私も卒業する」

生駒、ろってぃー、ちーちゃん、伊織、七瀬、若月...

若月の卒業報告に1番泣いてたのは玲香だった

私が先に卒業してもおかしくないはずなのに...

西「まいやん?」

麻「七瀬...」

若「みんなの事頼むね?」

麻「若...」

若「まいやんは仲間思いだから辛いよね?でも気丈に振舞ってくれてありがとう...」

西「卒業したかて、永遠の別れやない
うちらは所属はここやもん」

麻「でも...」

若「松や真夏、かずみん達もいるだから1人で背負い込まないでね?
飛鳥もみなみもみんないるから」

麻「......」

若「玲香の事も頼むね?」

2人は私の事を優しく抱きしめてくれた

そしてその後、美彩、陽菜ちゃんの卒業も決まり今年は卒業ラッシュとなった

新曲のタイトルは
「帰り道は遠回りしたくなる」

選抜としてLASTの七瀬と若月と美彩、
選抜に入れなかった陽菜ちゃんのラストシングル...

そして世間では世代交代と言われる様になった

12月、最初に卒業するのは若月だった

笑顔でちゃんと見送らなきゃ...

新たに入ってきた後輩の4期生もいるのだから...

そして迎えた

「若月佑美卒業セレモニー」

若月は卒業する前にキャラ渋滞を清算するとか言ってた

そしてこれはセレモニーだから出来るとも言ってた

ステージには飲み物や食べ物も置かれている席を用意してくれた

衣装チェンジ以外はファンと一緒になって楽しんだ

これも若月なりのやり方だった

最後は玲香が大号泣してたけど若月らしかった

翌日は4期生のお披露目会、みんな可愛い

乃木坂はまだ坂を登れる...

帰り道は遠回りしたくなるの全国握手会も開催されたが先日卒業した若月は初披露にはいなかったのは寂しかった

それからは握手会、外仕事が合間にあって時間があっという間に過ぎて行く

橋「しーちゃん?」

麻「どうしたの?」

橋「新人のマネージャーが入るって」

アンダーライブでは陽菜ちゃんがラストを行った

なんかいろいろあったらしいけど無事に卒業出来たみたいだった

明後日には大阪で全国握手会が行われる中、新人マネージャーと顔合わせをした

?「渡辺○○といいます」

○○?お兄ちゃんと同じ名前だった

賀喜ちゃんの従兄...

私と同じなのかな?賀喜ちゃんは...

彼は玲香に怒られていた

大阪に着くとその日はのんびりした

翌日はミニライブのためのリハやチェック等した

七瀬のラストの握手会、七瀬の為に...乃木坂の為に...

七瀬の剥がしは新人の○○君がする事になった

奈々未はイライラしてるし...

橋「あ〜イライラする」

麻「どうしたの?」

橋「あのバカの事よ」

麻「あのバカ...あ〜○○君だっけ?」

橋「そ!」

麻「なんか賀喜ちゃんとのやり取り似てるんだよね...」

橋「でも、○○さんとしーちゃんの関係はほぼ夫婦じゃん?」

笑いながら言う奈々未

麻「ふ、夫婦.../////」

橋「はい、戻ってきて〜」

麻「お兄ちゃんと.../////
あ〜結婚したい!お兄ちゃんのお嫁さんになりたい」

橋「ダメだこりゃ...」

麻「奈々未!」

橋「ん?」

麻「私も卒業したい...」

橋「理不尽な理由は却下!」

麻「...でも世代交代は必ず来るよ?
飛鳥もたくましくなってきたし、2期、3期も...」

橋「4期生の成長見てからでも良くない?七瀬が居なくなる乃木坂にはまだしーちゃんの存在は必要不可欠!」

麻「奈々未も今野さんと秋元先生と同じ事言ってるね?飛鳥じゃ不安?」

橋「それはないけどね?今年は卒業ラッシュでしょ?ファンの負担が大きいのよ...」

麻「そっか...」

橋「もう少しだけ我慢して?お願い」

麻「若や七瀬に頼まれたからもう少し見ていくよ」

ふと時計を見ると日付けが変わっていた

麻「もうこんな時間...寝ないと起きれないよ?」

橋「そうだね〜朝弱いし寝よっか?」

私達は翌朝寝坊して思いっきり怒られたのは言うまでもなかった

それからはミニライブの本リハをして準備、ミニライブ、握手会となった

握手会になり、個別免除されてる私の所にも多くのファンが並ぶ

時間は短いのなりに想いをくれるファンに元気をもらう

握手会も終わりに差し掛かって来た時、七瀬のレーンから悲鳴や叫び声が聞こえた

握手会は一時中断...

問題はすぐに収まり、七瀬以外のレーンは握手会を再開した

あとから聞いたら新人の○○君が七瀬を守る為に怪我をしたらしい

なんか昔のお兄ちゃんに似てる...

握手会も終わりそこからは年末まで怒涛の時間の速さにびっくりした

レコ大はシンクロニシティで2連覇した

これも七瀬との乃木坂での思い出になった

紅白が終わると七瀬の活動が終わった

残すのはバースデーライブの最終日が七瀬といれる最後のライブ

楽しまなきゃ...笑顔で七瀬を...

ふと携帯を見るとお兄ちゃんからLINEの通知が来ていた

「あけましておめでとう、麻衣も頑張ってね?俺はちゃんと麻衣のこと見てるから」

私はお兄ちゃんに返信した

それからバースデーライブまであっという間に走った

3日間は通常のバースデーライブ、最後の4日目は七瀬の卒業ライブなのに機材トラブルが起きた

このままやれないのかと思っていると○○君の前代未聞の提案

「機材来るまで生演奏します」

そして七瀬の卒業ライブは新人マネージャーにより味わったことのない最高の形で幕を下ろした

その後のサプライズがグダグダ過ぎて彼は七瀬に怒られてたっけ

私もいつかあんな凄いライブで卒業したいと思った

そして新たな乃木坂の時代となることはまだ知らない

……To be continued

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?