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弟に溺愛する姉〜七夕〜

明日は七夕という事でとある勝負事が起こった

遠「りーが○○と過ごすの!」

愛「何言ってんの?○○は私のなの!」

村「愛季と○○は姉弟でしょ?」

瞳「○○に選んでもらえばええんやない?」

?「そうなるとうちらも参加してもええんよね?」

石「美波さん!」

瞳「保乃さんまで…」

守「私もいるよ〜」

愛「麗奈さんも…」

美「○○君はうちが推しやろ?」

守「美波さん、私ですからね?」

保「でもどうやって決めてもらうの?」

愛「○○がもう少しで来てくれますからその時に…」

コンコン

○「失礼しま…」

美「れなぁ確保や!」

守「了解です。確保しました」

腕を組むのに対して…

遠「あ〜!麗奈さんずるい」

麗「麗奈さんそれはダメですよ」

的「みんな落ち着いて!」

○「あ、あの〜これは…?」

保「明日は七夕やろ?だから誰と過ごすか○○君に決めてもらおうって話よ?」

○「あ〜…」

美「なんか都合悪いん?」

○「いえ、予定はないですよ?」

遠「なら決めてよ?七夕は誰と過ごすか…」

○「…わかりました。公平にジャンケンで決めてください。」

という事で始まったジャンケン大会

「じゃーんけーん…ぽん!」

瞳「えっ?」

遠「しーの一人勝ち…」

○「じゃあしーちゃんと明日過ごすという事で…」

瞳「○○はうちでいいん?」

○「ジャンケンで勝ったでしょ?」

瞳「そうだけど…」

私は周りの視線が怖い…

○「ということでまたチャンスがあればということですね?皆さん」

各々が帰路につく中、私は○○に送ってもらう

○「明日のことなんだけどどうしたいの?」

瞳「私は○○といれるだけでいいんよ?」

○「じゃあ僕に任せてくれる?」

瞳「いいけど…」

○「じゃあ後で連絡するね?」

瞳「うん。」

そして送ってもらったあと、メッセージが届き時間と待ち合わせ場所を決めた

愛季からは嫉妬のメッセージがたくさん届いた

瞳「愛季は重いんよ…」

適当に終わらせて明日の為に夢の中へ






翌日、テレビで今日は暑いと知り洋服は暑くならない様にかつ、可愛さもアピール出来る服装にして待ち合わせ場所へ

一応返送の為にマスクもした

日焼けしない様に日の当たらない場所で待つと…

○「あれ?しー早くない?」

瞳「今来たとこだよ?」

○「ちょっと待たせちゃったか…」

瞳「今日は彼氏さんになってね?」

○「もちろん。たけどバレない様にしないと…」

瞳「多分大丈夫だと思う…」

○「多分?なんで?」

瞳「なんとなく?」

メンバーが隠れて見てるのがわかったけどそれは秘密にした

○「今日のしーは可愛さが溢れてるね?」

瞳「彼女だもん…だから彼氏の前では可愛くいたい…」

○「そうだね?じゃあ行こっか?」

私が連れてこられたのは水族館…

実は○○と行きたかった場所のひとつ…

中へ入るととても涼しい

○「しーとの約束守れたかな?」

瞳「覚えてくれてたん?」

○「あの時はびっくりしたけどね?突然言われた時は…」

瞳「ねぇ?今日はわがまま言っていい?」

○「いいよ。絶対みんなには内緒だからね?」

瞳「もちろん」

でもこれは内緒にならないから見せつけてやるんだと決めた

そこからは手を繋いだり、腕を組んだりして水族館を廻る

お昼もシェアしてアーンもしたり本当の恋人同士になった気分…

気分じゃだめ…私は○○が好きだから…だから想いだけは伝えたい…

○「しー?大丈夫?」

瞳「ふぇっ!大丈夫だよ?」

○「とりあえず、水族館終わったら行きたいところあるけどいい?」

瞳「いいけど…どこ行くん?」

○「着いてからのお楽しみかな?」

その後はお店でウインドーショッピングしたりして時間は夜になる

連れてこられたのは街灯のない公園の小さな丘の上

瞳「○○?」

○「しー上見てごらん?」

瞳「上?……うわぁ〜」

○「あれが天の川だよ?」

瞳「綺麗…」

○「一緒に観れたのがしーとで良かったかも」

瞳「えっ?」

○「だってさ?しーはみんなみたいにしてこないでしょ?
それに一緒にいて楽というか…」

瞳「でも織姫と彦星みたいなのは嫌だな〜?」

○「1年に1度だけって訳じゃないでしょ?僕達は…」

瞳「○○…私が…○○の事を本気で好きで彼女になりたいって言ったらどうする?」

○「えっ?」

瞳「○○のことはみんなが好きだから…
だからあんなになってるけど、私にはそれがあまり出来ない…
でも…好きなの…」

○「瞳月…」

瞳「アイドルだってこともわかってる。ずるいかもしれないけど私の気持ちは知って欲しいから…
あっ!答えはいらないからね?
○○と気まずくなって話せなくなるの嫌だから…」

○「僕は…」

瞳「○○は今のままでいて?いつも通りの○○じゃないと...きゃっ」

私は突然○○に抱きしめられた

○「僕はみんなが笑ってるのが好き...だからこんなに事しか出来ない...
ずるいのは僕かもしれない...」

瞳「ならしーだけしか見れないように頑張るよ...
だからちゃんと見てて?
振り向かせるから...」

○「わかった...」

○○は日付が変わる前に私を送ってくれた

帰る後ろ姿を見送りながら心に決めた

瞳「絶対振り向かす」

翌日、メンバーから嫉妬される瞳月と愛季から怒られる○○の姿があった。

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