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乃木坂物語34〜日陰の道を選んだ私〜

インフルエンサーが発売して5月のある頃行われた握手会

橋「ちょっと南萌!ブログの内容は何?」

南「ん?そのままだけど?」

桜「奈々未どうしたの?」

橋「玲香からも言ってやってよ…」

奈々未は玲香に南萌のブログを見せる

桜「ちょっと本気?なんでわざわざアンチに喧嘩売るのよ」

南「私の存在理由だけど?」

桜「だからって…」

南「5年目、奈々未の卒業とかで新しい波に乗るためには犠牲になるのは私だけでいいの。」

橋「だからってその標的を南萌にさせれる訳ないでしょ?」

南「大丈夫。メンタル力は誰にも負けないくらい強いから」

桜「南萌の気持ちはありがたい…
だけどね?そこまでして…」

南「私は影なの。だから他の子達が辛い思いをして欲しくないのがいけないこと?」

桜「南萌は影じゃない。バースデーライブだって…」

南「私は選抜には行く気はないし、アンダーで前に出たいとも思わない。だから私の役目を…」

?「私達を舐めてもらったら困るんだけど?」

橋「しーちゃん、七瀬…」

白「私もアンチなんかたくさん来てたけど負けてない
七瀬だって同じはずよ?」

西「せやで?南萌がそう思ってくれるのは嬉しいけど、溜まっていくフラストレーションはいずれ爆発すんねんで?」

?「それにあんたは私の隣に立ってもらわないといけないんだからそう言うことを言うな!」

橋「飛鳥…」

?「アンダーも舐めてもらっちゃ〜困るな〜?
選抜でもアンダーでもどこにいたってメンバーは輝かなきゃダメなんだから」

桜「万理華も聞いてたんだ?」

飛「私言ったよね?あんたは隣にいて欲しいって」

万「何それ?飛鳥だけ独り占めはダメでしょ?」

いがみ合う2人を他所に…

白「南萌、今はあなたがいないとダメだってわかる?
それだけじゃないの。
ファンだって南萌がいるから笑顔になるの。」

西「握手会でそれをちゃんと経験してきな?
アンチなんかに私達は負けない。
でもそれ以上に傷つくとしたら…」

橋「みんなもいい加減しな!
そろそろ時間だから準備する!」

白「飛鳥と万理華も早くするよー」

2人は白石に腕を引っ張られて行った

桜「私達も行こっか?」

南「…はい」

こうして初めての握手会が始まった

ブログに書いた一言は…

『アンチなら私の所に来い。ストレス発散したいなら私の所へ来い。
私は負けないから!』


ミニライブを行ったあとに握手会はなれない私は疲労度が増していたがファンの楽しそうな顔を見て頑張ることが出来た

「それでは只今より休憩を取らせていただきます」

楽屋へ戻るとメンバーは楽しそうにしていた

橋「南萌?」

南「何?」

橋「アンチ来た?」

南「みんなの所には来てないみたいね?私の所にもまだ来てないけど…」

橋「それからかもね?まとめ出しがあるから」

南「なるほどね?短時間よりも長い時間でってわけなんだ…
根性腐ってるね?アンチって」

橋「楽しんでない?」

南「どうだろうね?じゃあ私は先に会場に行くから」

橋「ちょっと南萌!」

飛「奈々未?あいつは?」

橋「会場に行った…アンチを舐めすぎよ…」

飛「……」

秋「あの子が苦しんだら助けてあげればいいと思う」

橋「真夏?」

秋「だってさ?頑固だから私達が言った所でダメだもん
私達が南萌のSOSに気づいてあげないと…」

西「せやな?あの子に助けてもらったもん返さんとあかんやろ?」

中「そうだね?南萌居なくなったらずっと後悔すると思うからね?」

桜「奈々未も南萌が心配なのはわかるよ?でも、あの子が決めた事を見守るのも大事だと思う」

橋「わかってはいるけど、私の立場もあるんだから」

桜「はいはい。それじゃあ私達も行こっか?」

橋「はぁ…」



私は自分のブースに到着すると…

「南萌ちゃん!」

推しタオルでアピールしてくれるファンや他の子のブースで私の姿を見つけて声を掛けてくれる人など笑顔で迎えてくれる

南(みんなの努力の結晶…)

用意されている椅子に腰掛け握手会の後半戦を楽しみにしている私いた



白「盛り上がってるね〜これはうかうかしてると人気持ってかれそうだね飛鳥?」

飛「上等だよ」

星「嬉しそうだね飛鳥〜」

飛「うるさいよみなみ」

星「ふふっ」

……To be continued

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