ひょんなことから『日本農業改造論〜悲しきユートピア』著者の神門善久先生と備前路散策🍙
私は農家では無いのですが、昔から自給自足に憧れていて、25年前に田舎で子育てがしたくて大阪から滋賀県の信楽に移住して子育てが終わってから最近になって縁があって信楽の有機栽培の芋農家さん「マックスファーム」のお手伝いをしたことをきっかけに2021年の冬から”信楽農業研究会”に参加させていただくようになりました。
その、”農研”を通じて知り合った明治学院大学経済学部教授の農業博士の神門善久先生と共に岡山県の備前福岡の市と言う中世を起源にする”市”に行くことになりました。
信楽に移住して滋賀で活動している私ですが、6年前から父の実家の空き家に棲みつき現在は岡山と滋賀の二拠点生活を送っていることと、元々私がバスガイドになったのが岡山ということもあり先生が「備前福岡の市」の主催者と親しくしておられて今度視察に行くということで私の岡山の家から近いので市にも興味があるし行ってみたいと返事をしたところ先生も私の父の実家の体操粗末でボロボロの家に興味があるということでご一緒させていただけることになりました。
先生は全国にあちこち視察をされているので私が今年から関わっている”のうちえん”にも見学に来てくださいました。
そこで”のうちえん”の主催者で私の親しい友達の風かおるさんも一緒に備前のお知り合いの色々な職人さんのところにも案内してくださることになりました。
最初に連れて行って下さったのは『山近醤油醸造場』でした。
思いのほかお若いご夫婦がとても感じ良くお出迎えしてくださり。大変きれいに整理整頓されているだけじゃなく食品工場ということもありどこも清潔に掃除されておられて感心しました。
建物はとても古い築100年以上の古民家で工場も一部改築されているけれどやはりとても古いものでしたが古さを感じさせないくらいきれいでした。
古い物好きの私はいきなり感動です❣️
とても素敵なご家族で大切に”育て”ていらっしゃる素敵なところを紹介して頂き本当に感謝です。
実は信楽から持って行ってたはずのお土産を周匝の家に忘れてきて💦本当に情けない😅
でも、周匝の家からは30分くらいで行けるのでまたお醤油を買いに行きたいと思います。その時は信楽のお土産たくさん持っていこう❣️
帰ってからお醤油と白だしを使ってみましたがどれも本当に美味しかったです🤗なのでファンとしてリピーターになることが確定💛
続いて長船の刀鍛冶職人の川島さんの所へ!
ですが、お醤油でずいぶん時間をオーバーしてしまい川島さんは予定が詰まっていて今回はご挨拶だけになっちゃいましたが気持ちよく色々とお話を聞かせて下さり記念撮影にも応じて下さいました❣️
工業用の松の炭が手に入らなくなっていて大変困っていらっしゃいました。
刀は年に1本しか作らないそうです。多い人は3本って言ってたかな?ちょっと忘れた😅 でもやっぱり少ししか作れないものなんですね❗️
備前福岡の市を復活させた主催者に会う
ここまででも充分に満喫できていましたが、今回の旅行のメインと言うかきっかけの備前福岡の市を700年ぶりに復活させて18年間続けている主催者の経営するうどん屋でお昼を頂きました。
これが本当にこだわり抜いた奇跡のうどん!
地元国産の麦だけを店内にある石臼で挽いています。そして合鴨農法の鴨もこちらで鴨うどんとしていただけます。
倉敷の計り売りにこだわったお店『小さな商店』
ご飯の後はかおるさんの希望でお知り合いの経営している計り売りのお店に行きました。
実はここは私も3年前に行きたかったお店。
完全な計り売りも、販売しているオーガニックなどご主人がこだわった食材も本当に素晴らしい。
そして、驚くことに外国人のご主人が日本の建築がどうなってるか知りたくて一旦自分でバラしてから再生したお店そのものがとても素敵でした。
倉敷から一気に私の父の実家のある赤磐市周匝へそしてスーパーで買い物をしてからご飯を貯めながら散々お話しして時にはヒートアップする場面もあるくらい熱心に日本の食料について語り合いました。
朝起きたら神門先生は一足早く起きて1時間半も集落界隈をお散歩していて、周匝のまちがどのような集落だったのか自論を話してくれました。
どうも農業にはあまり関心がない地域だったようで、どちらかというと日本人に多いそうですが移動する定住しない文化だったのではないか?とおっしゃっていました。
なんとなく納得!すごいさすがです😄
白い廃校
インスタ映えするスポットが家の隣にあるのでお散歩に行ってみました。
私の父が通っていた中学校の跡地でその後はどこかの会社だったみたいですが今は放置されているのですがなぜか映えると言う事で本職のカメラマンがモデルを連れて来るほどの有名なスポットになっています。
中世の商都「福岡の市」再び、
2028年一遍上人福岡の市辻説法750年
2日目は今回メインの福岡の市へ
偶然なのですが、この日は主催者の大倉さんが町歩きボランティアガイドの育成講座の第一回目でボランティア志望の方と歴史探索の町歩きをすると言うので特別にご一緒させて頂きました。
実は、ガイド研修にご一緒させていただけたのは超ラッキーだったのですが、
研修から帰ってきたらすっかり市が終わっていて大ショック!!!
朝8時から午前中11時で終わるようでした。
なので先生の提案で南区の合鴨を大変巧みな技術で精肉加工している会社が経営している鳥料理店に行くことにしました。
隣接している精肉加工会社の「三島食鶏」さんの写真
大変人気の「骨付鳥パチャマンカ」大変人気のお店でした。
親鳥が人気メニューで私も頂きました。本当に美味しかったです。
ただ、前の歯があまり強くない私はカットしたお肉にすればよかったとかなり後悔しました😅
今回は神門先生には大変お世話になりました。先生の紹介で大変素晴らしい方々の事を知ることができただけじゃなく、繋げていただけたのは心から感謝の気持ちでいっぱいです。
そして何より2日間もご一緒することができて車内でも大変貴重なお話をたくさん聞くことができました。
特に食料自給率の概念や地産地消についてのお考えなどは本当に目から鱗で、にわかに信じがたいこともあり理解するのに時間がかかってしまいましたが、教えていただけたことは本当にラッキーでした。
我が家に泊まっていただいたのですが、本当に古いし掃除も行き届いてなくて食べ物もろくになくて全くおもてなしができていませんでした。
そして、かおるさんにも初めて家に来てもらえてとても嬉しかったです。うちの古い古いちさな昔のお布団をすごく気に入ってくれたりして楽しんでくれたみたいでよかったです。
書ききれない充実した旅でしたが、これからは何度も訪れたい場所ばかりなのでまた補足の投稿が来月もできるかなと思います。
長い文章を最後まで読んで下さった方がありましたら感謝します。
私が読んだ先生の「日本農業改造論-悲しきユートピア」はこちら
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