「BMK LIVE 2023 ~ATTENTION Please!!!!!~」レポを書き残す
「BMK LIVE 2023 ~ATTENTION Please!!!!!~」
7月2日、ビレッジホールで何を見たのか、考えていた。
これはちゃんと書き残して置かないとなと思い、noteを開いた。
きっと、あれは、私が3年越しで待ち望んだ、ずっとずっと見たかった景色だった。
キャパシティ1000を超えるホールの客席を埋める5色のペンライト
プロセニアム・アーチで仕切られたステージには、リノリウムが敷かれ、ゲートに見立てられたであろう、セットのトラス
ステージ前方に並べられたモニタースピーカーとお立ち台
ブラックボックスとなった舞台上で次々と繰り広げられるパフォーマンスは音響と色とりどりの照明に照らされ、真夏の夜を彩る花火のように、気づいたらあっという間に終演時間になっていた。
曲パートが終わるたび、「みんなの声が聴こえる!」「クラップでビンタされてるみたい!」
「マスクだったからこそ、前よりみんなの表情を読み取る力がついてるから!!」
曲中、ひとつひとつ客席の反応を確かめるメンバー、こちらからもステージに精一杯の歓声と拍手で応える。
あぁ、彼らのライブが戻ってきたんだ。
2020年2月、前身のグループであるBOYS AND MEN研究生として、自身最大規模の会場となるセンチュリーホールでのライブを実施。
そこで、研究生卒業、新グループ名になり、メジャーデビューすることが発表された。
それからほどなくして、これまであった世界が変わってしまった。
リリースイベントでのフリーライブもできない中でのデビュー
配信でしか発信できない時期
声だしのできないライブ
兄弟グループの解散
きっと苦しくて悔しいときも、みんなに届けられるものがあるから、と、いつも通り、その時できるものを届け続けてくれた。
コール&レスポンスできない世界では、画面越しの彼らのパフォーマンスに、コメントを打って応援したことも、タンバリンを鳴らしたこともあったし、曲中のクラップが大きくなっていった。
少しづづ世の中がこれまでみたいに戻ってきて、今回、やっと迎えた声出しのできる大箱の単独公演。
1からメンバーの意見を取り入れ、プロデュースしたという公演。
タイトルのAttention pleaseは、それこそ、アルバムリードトラックでメンバー共同で作詞したという「ありがとうの音」のワンフレーズ。
BMKが「Big monster kite」ということから、通常からライブのオープニングSEは、B-GATE(Boarding Gate=搭乗口)というタイトルだし、デビューシングル「モンスターフライト」のときには、搭乗券にサインをする特典会が開催された。
もちろんそれまでにたくさんたくさんライブはあったけれど、3年越しで、フライトを迎えた気持ちになった。
しかも今回はメインビジュアルが機長風の衣装。
メンバー自身がパイロットとして操縦するフライトだ。
当初、この旅はどこかへ連れてってくれるのかなと思っていた。しかし、ライブが進むにつれて、今回の旅は「どこから来たか」を確認するものだったのかもしれないと思った。
3月にアルバムをリリースし、メジャーデビュー後の楽曲も増えたところに、それらと並ぶ研究生時代の楽曲の数々。
ゴリゴリのダンスパートを挟んだ、メドレー(乱気流メドレー??と勝手に呼んでいる)とにかく激しい曲たちに喰らいつき、ナガレボシからのしっとり✕キラキラ曲パート。
そして、本編のラストに満を持して「モンスターフライト」を持ってきた。
いやいや、これから旅立つの?
上へ、上へと目指して駆け上るのがエンタメ業界の常ではあると思うけれど、アンコールの最後で歌った「HOME TOWN」にもあるように、どこから来たか、を胸に、いつもその時その時を大切にしてくれる、あたたかい、いつでも帰ってこれるホームみたいな彼らとの旅を、今後とも楽しみにしたいなと思った。
みっちり2時間、客席からのパワーを5人全力でうけとめて、歌い踊りきったその体力は、並大抵ではない。ステージに立つ姿を見せ続けてくれてありがとう。
あと、旅と言えば、思い出のアルバムは必須なので、円盤化するといいなぁ。
セットリストをビクター様がプレイリストにしてくださっているので、こちらもご参照ください。
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