叔父さんのお別れと孫くん

先日叔父が亡くなった。享年87歳。
夏にガンが見つかった時にはステージ4で
治療も出来ずあっという間に秋には鬼籍へ

病気のことは誰にも言うなと言われていたらしく
訃報を聞くまでみんな知らず、驚いた。
元気な人だったのでまだまだ長生きしてくれると思ってた。

叔父さんはカブトムシさんのお父さんの弟にあたる人なのだけど
結婚前にカブトムシさんの両親に紹介される前に
近くに住んでいた叔父さんと叔母さんに紹介されたのだ。

2人ともとてもやさしくて茶目っ気があって緊張していた私は
とても嬉しくて安心した。こっそり第二の義父母のようにも思ってた。

近年、長男が叔父さんの近くで暮らすことになって
ますますお世話になって可愛がってもらっていた。

長男は日曜日が仕事だったので、土曜日のお通夜に伺ったらしい。
ママも孫くんも一緒で、孫くんは最近覚えためでたい歌を披露し
場を和ませたとのこと。
（和ませていい場だったんだろうかという気がしないでもないが）

日曜日の葬儀に私とカブトムシさんは参列したのだけど
なんとママと孫くんも葬儀に来てくれた。
私なら2歳半の子供をつれて一人で参列をしようと思わない。
ましてや、夫の父親の叔父さん・・・って、もはやほぼ他人。
お通夜に来てくれるだけでもありがとう・・って感じなのに
お世話になったから・・と葬儀にも参列してくれた。

11時からの葬儀、家族葬で身内の親戚だけとはいえ
大きな祭壇もあり、お坊さんも地元から来ていただいて
静かに読経が始まるなか、孫君大丈夫かな・・とちょっと心配

カブトムシさんが膝にのせて座ってるから
いざとなったら抱っこして外に出ればいいか・・・と思ってた。

ところが

ミニカーを一つ持って、静かに。実に静かにしている孫くん。
神妙な顔つきで、びっくりするほど、空気読んでる！！！

しばらくしたら、うとうとしはじめ
読経のリズムで寝てしまった（笑）
交代で抱っこして、つつがなく焼香もすませ
いったん外に出て、棺に花を入れていく

その時も、孫君も花束を持って
静かに棺にいれてるんですよ
大声だしたり奇声を発することもなく
動き回ったり、騒いだりしないで。
なんていい子なんですか！！

葬儀だけ参列して帰るかなと思ってたら
焼き場にも一緒に行き（マイクロバスに乗れてご機嫌）
帰ってきて、お昼を一緒にいただき
お腹いっぱいになって、ちょっと飽きてきたころ
ママが「ちょっと外で走ってこようか」と
外の駐車場に連れ出した。
そこで、大声で歌って走って踊って発散してる孫くん

す・・・すごい・・・
恐るべしTPO力！！！

そのあとまたバスにのってお骨を拾い
帰ってきて初七日の法要のころには
さすがにちょっと飽きてきたけど
静かにウロウロし
解散のころには、ちょこまかと変な顔して
悲しみの中にあるみんなに癒しをくれたのであった

いやあ、ばーばは鼻が高いよ！！

今日の内容と関係あるタイトル画像は、お昼の豪華お弁当。ばーばと孫くんは二人でわけっこ。っていうか、孫くんの方がたくさん食べた。