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2人暮らしの食事の支度で悟ったこと

まだ息子たちが家にいて、家族4人のご飯を作っていた時、いつの日か息子たちが巣立って夫婦二人になったら、どうしよう?!と思っていた。

私にとってのご飯の支度は、主に子供たちを健やかに大きくするためのものだったので、夫婦二人きりだともう全然やる気にならない。え?いったい何を作る?何を食べる?っていうか、作らなくちゃダメですか?・・・みたいな。

大学院に進む予定だった長男が学部卒で就職が決まり、しばらく家から通っていたけど、やっぱり職場の近くで一人暮らしをする、と出て行ったと思ったら、その翌年には次男が関東に就職して、家を出てしまい、あっという間に2人暮らしになってしまった。

心の準備もあらばこそ!


そのころ新婚の知人がとっても丁寧に作ったご飯を毎日のようにSNSにあげてたんです。

あ、そうか。


子供が生まれるまでは、紛れもなく2人暮らしで、疑いようもなく2人分のご飯を作ってたじゃないか!2人分を丁寧に作ればいいんだ!と、彼女のおかげで目が覚めまして、真面目に2人分作るようになりました。

思えば、4人家族といっても、食べ盛りの男子が2人いれば作る量はざっと6人分。毎日給食のおばちゃんみたいなご飯を作ってたけど2人分ならおままごとみたいなもんなんですよ。ちょっと手間暇かかるものも6人分ならイヤだけど、2人分なら出来るな・・って感じで、色々頑張って作ってました。

が!


どうもうちのダンナ、アレコレ凝ったことをしても、イマイチ気づいてない・・っていうか、わかってない、ということに最近気が付きまして。

なんでも美味しいと食べてくれるのはいいんですけど、どうやら「美味しくない」と思うものがほぼないらしい


ワタシが「うーん、ちょっと味薄かったなあ」とか「あ、アレ入れるの忘れた」とか「これイマイチだな」と言いながら食べてても、全部美味しいらしい。


口うるさく文句を言われるのもイヤだけど、なんでもいいってのもやりがいないんですが、もう料理にやりがいを求めるのをやめて、自分が凝ったもの作りたくなったら作って、作りたくない時は、テキトーにする、ことにしました。

やれやれ。この境地にいたるまでに、何年かかったんだよ。



※今日の内容と関係ないタイトル画像は、朝焼けの海と2羽のカラス


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