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【『怯まず前へ』第4回】区間エントリー発表!

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12月29日、待望の区間エントリーが発表されました!!
率直な感想を言うと、さすが"策士"酒井監督。我々の想像を超える区間配置をしてきたなと(笑)また、思い切った攻めの配置をしてきたなと感じました!
特に意外だったのは4区渡邉奏太選手だと個人的には思います。予想もしていなかったですし、全日本でも故障上がりで本調子ではなく、一番距離が短い1区だったので、あるとしたら1区か故障上がりの選手を起用している3区あるいは復路かなと思っていたので、これは意外でした。4区というエース区間を走れるだけ調子が上がってきたというふうに捉え、快走を期待したいです!
また、9区にエース格の定方選手を置いてきました。恐らく総合優勝の為に主力を復路に1枚残したということと前回9区でブレーキをしたということで、ここで勝負をかけたいということだと思います。
さらには、5区は田中選手ではなく宮下選手を置いてきました。酒井監督のコメントによると「田中よりも調子が良い。適性もあるので、伸び率に期待したい。」ということなので、快走に期待したいです。
それ以外は1区西山選手、2区相澤選手、3区:𠮷川選手、6区今西選手と経験重視のオーダーできました。これはほぼ予想通りという感じです。

それでは、各区間の展望と当日変更予想をしていきたいと思います。

1区:西山和弥選手

やはり2年連続区間賞の西山選手を今回も1区に置いてきました。やはり箱根1区は西山選手ですよね!今季は出雲、全日本ともに本調子ではなかったのですが、酒井監督によると「本調子に近づいてきた。」とのことなので、やはり箱根に向けて調子を上げてきました!前回も出雲、全日本では本調子ではなかったのですが、箱根前に調子を上げ、2年連続区間賞で往路2連覇への流れを作る役割を果たしています。やはり西山選手の走りが往路3連覇&総合優勝に向けてキーポイントになってくると思うので、3年連続連続1区区間賞で流れを作ってほしいです!

2区:相澤晃選手

やはり学生長距離界No.1エース相澤選手を2年ぶり2区に置いてきました。個人的には前回と同じく4区の可能性が高いと思っていましたが、最後の箱根ということもあってやはり2区に置いて勝負をかけてきました。今季は出雲、全日本ともに区間新と学生長距離界No.1エースとしての走りを見せており、2区で日本人最高記録(1時間6分45秒)の更新はもちろん区間記録(1時間6分4秒)に迫る走りが大いに期待できます。酒井監督も「『箱根から世界へ』を体現する為にも、勇馬超えをしてほしい。そして、留学生にも勝って区間賞をとってほしい。」と言っており、最後の箱根で日本人最高記録の更新と区間記録に迫る走りで、貯金と流れを作ってほしいです!

3区:𠮷川洋次選手

やはり前回と同じく今回も𠮷川選手を3区に置いてきました。今季は出雲、全日本ともに故障の影響で走っていませんが、先日の日体大記録会でペースメーカーをしながら29分25秒で走っているので、間違いなく前回よりも良い状態で臨めると思います。前回も故障上がりの状態の中で1時間02分33秒の区間4位と好走していますが、今回は箱根前にレースに出場しており、さらには吉川選手の駅伝での安定感はピカイチなので、相澤選手が作った流れをさらに加速させる走りをしてほしいです!

4区:渡邉奏太選手

個人的にはこれが今回の一番のサプライズかなと思っています。正直驚きました。今季は全日本1区で故障上がりで本調子でない中、自らレースを作るなど積極性を見せ、区間6位と流れを作りました。ですが、その時はまだ脚に不安がある状態だったので、あるとしたら1区か3区あるいは復路かなと思っていたので、正直これは意外でした。恐らくエース区間である4区を走れるまで調子が上がってきたのだと思います。持ち味のポテンシャルを生かし、最後の箱根で昨年走れなかった思いをかみしめて走ってほしいです!

5区:宮下隼人選手

今回も2年連続往路優勝のゴールテープを切っている田中選手かと思いきやまさかの宮下選手でした。昨年まではほぼ無名でしたが、今季の関東インカレハーフ2位でブレイクし、そこから三大駅伝デビューを果たしました。出雲では4区区間4位と好走し、全日本では8区区間8位とあまり良くありませんでしたが、主要区間を任されるまで成長しました。上り適性もあり、本人も「5区を走りたい。」と言っていたので、もしかしたらと思って予想はしていましたが、それが現実となりました。酒井監督によると「田中よりも調子が良い。適性もあるので、伸び率に期待したい。」ということなので、全日本での悔しさをかみしめて走り、往路3連覇のゴールテープを切ってほしいです!

6区:今西駿介選手

やはり今回も「人間じゃねぇ」今西選手を3年連続6区に置いてきました。前回は区間3位ながら、58分12秒で東洋史上初の58分台と好走を見せました。今季は出雲、全日本ともに区間2位と平地でレベルアップしたので、6区で区間記録(57分57秒)の更新が十分に期待できると思います。また、酒井監督も「下りの神になってほしい」と期待を寄せています。
今回は前回区間2位の東海大中島選手が欠場とのことで、一段と今西選手に注目が集まりますが、その中で最後の箱根で区間記録を更新する走りを見せ、「山下りの神」になってほしいです!そして、最後はどんな名言が飛び出すか楽しみにしています(笑)

7区:山田和輝選手

今回は1年生が直前で調子を上げて6人もエントリーされた中、この7区に山田選手を置いてきました。今季は出雲、全日本には出場していませんが、先日の日体大記録会で29分20秒の好記録で走り、箱根の座を勝ち取りました。恐らく当日変更の可能性もありますが、もし走るなら1年生では90回の服部弾馬選手以来となるので、服部選手のように1年生らしくのびのびと走ってほしいです!

8区:前田義弘選手

ここにも1年生の前田選手を置いてきました。今季は全日本6区で三大駅伝デビューを果たしましたが、前半でのオーバーペースの影響で後半失速してしまい、区間9位と悔しい結果となりました。その悔しさをバネにその翌週の世田谷ハーフでは起伏のあるコースの中で1時間4分26秒とまずまずの走りを見せました。
昨年1年生ながら8区を走った鈴木選手も同じように全日本でデビューして、上尾ハーフで1時間2分台を出し、8区で東海大小松選手に逆転されてしまいましたが、区間3位の1時間4分44秒の好タイムで走っており、十分同じようなタイムが期待できると思います。
持ち味の長身のストライドを生かし、全日本の悔しさを晴らす走りをしてほしいです!

9区:定方駿選手

ここに今季エース格に成長した定方選手を復路のエース区間9区に置いてきました。復路の可能性もあって予想はしていましたが、2区か4区の可能性が高いと思っていました。恐らく前回9区で崩れてしまったということで主力を1枚復路に残し、ここで勝負をかけたいということだと思います。今季は三大駅伝デビューながら出雲全日本ともにエース区間で好走し、エース格に成長しました。長い距離が得意な定方選手にとって9区は距離が長く、持ち味が十分発揮できる区間であると思うので、出雲全日本以上の快走が期待でできると思います。最後の箱根でこれまで3年間箱根を走れなかった悔しさをかみしめ、復路のエースとして、総合優勝への流れをつくる走りに期待したいです!

10区:古川隼選手

このアンカーにも1年生古川選手を置いてきました。今季は出雲、全日本には出場していませんが、先日の日体大記録会で29分49秒とまずまずの走りをしました。ですが、そのレースで古川選手より良いタイムで走った選手が何人かいて、その選手エントリーされていないので、恐らく秘密兵器ポジション=6区のリザーブでエントリーされたのかなと思っています。ですので、当日変更の可能性は十分あると考えられます。
ですが、もし走るなら1年生らしくのびのびとそして来年につながる走りをし、笑顔でゴールテープを切ってほしいです!

当日変更予想

酒井監督のコメントによると「往路はこのままいくつもり」ということなので、往路はアクシデントなどない限り、変わる可能性はありませんが、復路はいくつかの区間で変わる可能性があります。出雲、全日本と主要区間を走り、主力に成長した大澤選手や蝦夷森選手などが恐らく復路のどこかの区間で起用してくると思っています。
そこで、私の当日変更予想は以下の通りです。

7区:山田⇒大澤 or 蝦夷森
10区:古川⇒大澤 or 蝦夷森 

恐らく大澤選手と蝦夷森選手は7区か10区のどちらかに起用してくると考えています。また、予想には書いていませんが、場合によっては急成長している1年生清野選手もどこかで起用してくる可能性も十分考えられると思っています。

最後に

前回は往路2連覇をしながらも8区で逆転を許してしまい、最終的には総合3位と総合優勝を逃してしまっています。また、今季の出雲、全日本でもベストメンバーが組めず、優勝にあと1歩届きませんでした。
その悔しさを胸に1人1人が「箱根だけは譲れない」という気持ちを持ち、「怯まず前へ」や「その1秒をけずりだせ」のスローガンのもと1秒1秒を大切に走り、そして「相澤を活かす走り」をし、今大会の目標である「往路3連覇と総合優勝の奪還」をしてほしいです!!
頑張れ!東洋大学!!