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【回帰と挑戦】第1回 今季の振り返りとチームエントリーから

いいいい

※10000m10人平均:28分58秒10(昨年 29分03秒76)

もう一度強い東洋を取り戻すために

今年もいよいよこの季節がやってきた。2020年12月10日、待望の箱根駅伝チームエントリが発表されたのだ。今年はコロナウイルスの影響で大会の開催自体が危ぶまれたが、関係者の方々の努力のおかげで何とか開催していただけることになった。本当に感謝したいと思うし、それを表すためにも今回はテレビ画面で応援したいと思う。

さて、エントリーメンバーを見ていくと、全日本走れなかった主力の𠮷川選手や蝦夷森選手などが無事にエントリーされたことは好材料であるが、一方で前々回8区を走り、今年復活が期待された鈴木選手や前回10区を走り、今回6区候補として期待された及川選手、さらに2年連続で往路優勝のゴールテープを切った田中龍選手などが外れてしまったことは痛い。さらにエースの相澤選手や今西選手の抜けた穴は非常に大きい。だが、11月の学内ハーフでエース西山選手や宮下選手を除く8人が1時間2分台前半を出したり、記録会で自己ベストを更新する選手が続出するなど前回と比べて選手層は厚く、十分目標の「3位以内の返り咲き」を達成できる戦力は整っていると感じる。是非目標達成に向けて頑張ってほしい!

前回は総合10位と11年連続3位以内の伝統が途切れてしまった。相澤選手が2区、宮下選手が5区、そして今西選手が6区で区間新を出しながらも区間2ケタの区間が相次ぎ、何とかシード権は死守したものの悔しい結果となってしまった。

今季は「回帰と挑戦」をテーマに、この1年間もう一度その伝統を取り戻すために取り組んできた。コロナウイルスの影響でレースの中止が相次いだり、春先は寮の閉鎖で自宅待機となるなど思うように練習出来ない日々が続いたが、それを乗り越え学生たちは成長を遂げた。

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秋のトラックレースで好記録連発

まず9月に行われた全日本インカレ10000m。エースの西山選手が28分43秒17で日本人2位の5位入賞と昨年故障に苦しんだエースが見事復活を果たした。そして、残念ながら今季は出雲駅伝が中止となってしまったが、その代わりとして行われたトラックゲームズinTOKOROZAWA。10000mでは宮下選手が28分37秒36と自己ベストを大幅に更新。5000mでは松山、蝦夷森、佐藤選手が13分台、腰塚選手が14分ジャストとそれぞれ自己ベスト更新した。また、その1週間後に行われた宮崎県長距離記録会。西山選手が10000mで28分03秒94と当時学生トップのタイムを叩きだし、完全復活をアピールした。

第52回全日本大学駅伝 収穫の6位

トラックの好記録連発を自信に挑んだ今季の大学駅伝開幕戦全日本大学駅伝。1区~4区まで1,2年生という若い布陣の中で4区終了時5位と健闘した。その中で、4区の前田選手の粘り強い走りと昨年より成長した姿が個人的には印象に残った。前田選手は189.9cmと高身長ながら、昨年まではそれを活かした走りが中々出来なかったが、今年はそれを活かしたダイナミックな走りが出来つつある。箱根駅伝はもちろんのこと将来がとても楽しみな選手である。5区の大澤選手が昨年の出雲駅伝を彷彿とさせるような走りで4位まで順位を上げ、6区の腰塚選手が初駅伝ながら、粘りの走りで先頭が見える5位でエース西山選手に襷を渡す。西山選手は序盤こそは力強い走りだったものの後半は苦しい走りとなってしまい、7位で8区の宮下選手に託した。記録会の疲労でピークが合っていなかったことが原因だそうだが、昨年と違ってケガもなく質の高い練習も出来ているそうなので、最後の箱根駅伝で爆走を期待したい!8区の宮下選手は前年よりも1分以上タイムを縮める好走を見せ、1つ順位を上げる6位でフィニッシュした。序盤から攻め、まさにエースらしい走りであった。

第52回全日本大学駅伝 総合6位(5時間13分15秒)

順位こそは昨年の5位より落としてしまったものの若い選手たちの頑張りや各選手それぞれの成長した姿が見られ、十分収穫のあるレースだったと思う。また特に苦しくなってから粘るという鉄紺らしい走りが各選手それぞれ出来ていたところが良かったと思う。

箱根に向けて、確かに相澤・今西選手などが抜けた穴は大きいが、昨年よりも選手層は厚く、全員で力を合わせれば目標である「3位以内」は十分達成できると思うので頑張ってほしい!!

今大会のポイント

・前回経験者が6人エントリー
・松山、佐藤、前田選手など下級生の台頭
・宮下選手がエースに成長し、5区の区間記録更新に期待
・西山、𠮷川選手の復調
・2区、6区の人選

前回経験者の成績(※エントリー選手のみ)

1区:西山 和弥 1時間03分15秒(区間14位)
3区:𠮷川 洋次 1時間03分33秒(区間13位)
5区:宮下 隼人 1時間10分15秒(区間1位・区間新
7区:蝦夷森 章太 1時間03分32秒(区間6位)
8区:前田 義弘 1時間06分08秒(区間6位)
9区:大澤  駿 1時間10分02秒(区間9位)

次回は「区間配置予想」の記事をアップします!お楽しみに!!