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アイスクリンを食べに行く。

「音楽を聞いて自分の体は液体だと確信した」的なことを言ったのは確か、最果タヒだったと思う。

それをふと思い出して、わたしは石だと思った。川の上流にそびえ立つ、遠い過去につるりと割れたまま時を経た、巨岩。いままでもこれからも、そこに在り続けるであろう、永遠の岩石。

なんでそんなふうに思ったのかはわからない。でも今のわたしは石以外のなにものでもない。

しかたがないから明日、わたしはアイスクリンを食べに行く。

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