ドローン兵器は是か非か?

いつも見ているBSニュース番組で年配男性キャスターが「ドローン兵器という悪しきものなぞ作るべきではない」とコメントしていた。

仮に2つの勢力が争い、決着がついた後で片方はドローンが破壊されただけ、片方は戦闘員の人命が失われている、となったならば、「こんな事なら、俺たちの陣営も、もっとしっかりドローン兵器を開発・配備しておくべきだった・・」という話になるのではないだろうか?

少なくとも自衛隊員やその家族は、そういった人命の失われずに済むドローンを望んでいるものと思う。
「兵器だから悪。作るべきではない」というのは脊髄反射的・理想主義的な思考停止状態だ。

何も開発したドローン兵器で周辺国を侵略しようというのではない。
今まで通りの専守防衛で、迫りくる敵機&敵ドローン兵器を完璧に駆逐できるようなモノを開発すればいいだけの事だ。
「日本のドローン兵器は攻略できない。日本にちょっかいを出すのは止めるべきだ」と、そういった抑止力となるような高性能ドローン兵器を作って、日本周辺のいくつかのやっかいな国に示すのが妙手であると思う。

ゆくゆくはドローン対ドローンの、人命の失わない戦争となり、片方のドローン兵器が潰えたら、そちらサイドは敗北を受け入れる。
そういった形になれば理想的と考える。

政府や軍部が「兵士を投入してもドローンには敵わず、無駄に死者が増えるだけ」と理解してくれれば、それに越したことはないが、圧してでもそれをやろうとする愚かな政府・軍には、「君たちのトップは、君たちの人命を無駄につぎ込もうとしている」と、内部でクーデターが起るよう促す事も出来るだろう。

ここ直近の戦争で、AIが自律的に攻撃をしている事が問題になっているが、それも精度が上がれば、SWATが犯人の銃を握る手元だけを狙い撃つのと同じ様に、必要最小限の標的だけを狙えるように改良されていくものと思う。

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