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書き散らし

夏。むちゃくちゃ暑いだけでなんもおもろくない季節。いや、おもろくないのはおれのせいなのかもしれない。

中学生のときの夏はもっと楽しかった気がする。長いようで短い夏休みをどれだけ有効に使うかということだけに意識を向けて、勉強なんて一切しなかった。あの頃みたいに後先のことを何も気にせずにはっちゃけてしまいたい。

7月のアルバイトを私用+コロナの濃厚接触で全て(!)ドタキャンしてしまったせいで8月の出勤日数はなんと驚きの0日だ。そのせいで (自業自得ではある) お金もないし、予定もないという最悪の夏休みになってしまった。まあでも働くことは面倒くさいし、おもしろくないのでその面では嬉しい。お金がないなりに色々と工夫を重ねて旅行に行ったりもしてみた。時間だけはあったし。石川、京都、大阪、愛知、滋賀、兵庫、静岡。よくもまあこの短期間で色んな場所に行ったもんだな。自分の行動力に敬意を評したい。そりゃ楽しかったけど、愛すべき我が街高円寺に帰ってきたときの安心感というか、なんとも言い表せない感情が忘れられない。結局、自分の家が一番なんだなあと。

することがないわけではない。むしろやるべきことは山積みだ。積んでる本は何十冊もあるし、途中で止まっているゲームだってある。なのに、気づけばスマートフォンを片手に他愛のないニュースやツイートを眺めてしまっている。立派なスマホ依存症だ。恐らく一生治らないだろう。

本を読む気も、音楽を掘る気も、映画を観る気も、なぜか起きない。あちいのもあって全ての感覚が何となく鈍っている気がする。そのうち元に戻るだろうけど、なんか損している気がするな。全部夏のせいにしちゃおう。

友達を誘ってどこかに行きたい気分だが、誰も誘いに乗ってくれないだろう。暑いし。お盆も近いし。

楽しみと言えば、9月と10月にあるライブくらいかな。踊ってばかりの国と銀杏BOYZ。むちゃくちゃ楽しみだ。

散歩が好きで高円寺から阿佐ヶ谷、阿佐ヶ谷から荻窪までの道を歩くのが好きだったのに。最近は暑すぎてダメだね。歩く気力すら起きないや。夏と冬は嫌いだ。夏は極端に暑いし、冬は極端に寒い。春と秋だけでいい。早く夏終わってくれ。夏は嫌いだけれど、夏の時期の外の雰囲気は好きだ。創作の世界を眺めているような気がして、現実逃避をしている気分に浸れる。目の前に実際にある景色なのに、そこに存在していないような気がする。なぜだかは分からないけれど。海も、山も、田舎の田んぼ道も。全部が全部フィクションのような気がする。夏が終わったらすっかりと風貌を変えてしまう景色。今のうちに目に焼き付けておきたいなあ。

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