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太宰治『人間失格』を読んで

読了。初めて触れた太宰作品。

主人公は本当にどうしようもない人間だと思っているけれど、共感というか、理解できる部分が多くあって唸ってしまった。
人間の感情や情緒というものをこれほどまでに言語化できているのは本当にすごいと思う。

この本を読んで「人間」のありのままを包み隠さず書いた作品だって感じたけど (太宰の自伝的小説らしいしそれはそう) 、他人の感想を読んでみるとまた別の考え方もあっておもしろい。
名作と言われる所以がわかったような気がするなあ。

よく考えてみたらありのままを包み隠さず書いたっていうのは少し語弊があるな、作中では寧ろそれを隠しているんだけど、文字に起こすとそれが逆になるというかなんというか。
読解力と文章力が低すぎて上手くまとめらないや、まあすごい作品でした。めちゃくちゃ薄くて稚拙な文章ですんません。
5年後、10年後辺りにもう一度読み返したい。


追記

解説を読んだ。自分の考えの浅さ、無知を突きつけられているような気がして虚しくなってしまった。もっと深く理解できるようになりたいなあ。

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