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アニメ版「艦これ」2期が2022年放送決定と聞いて【アップグレード版】 ~結果も添えて

本記事は2021年1月4日pixivFANBOXに投稿したモノになります。

今回、この記事を再投稿に至ったのは昨今のアニメ化というよりも、そのアニメ化に至る企画時点で疑問に思うことも増えてきている。そして、その当時の時点で未来に答えを委ねていた。

当時、思っていた部分に対して、今答えを出して、アップグレードして再投稿を行っていきます。


●アニメ版「艦これ」2期が2022年放送決定と聞いて

アニメ版「艦これ」第2期制作が正式発表は2019年1月4日。そして、この2021年に来年となる2022年放送決定と報があった。

まあ、発表から3年かがりであることを遅いと見るか、早いと見るかは素人目には判断が困る。ただ、第1期の放送は2015年1月となるため、2期までの間は7年となる。

そもそも、「艦これ」はブラウザゲーム。確固たる人気を獲得しているとはいえ、他のブラウザゲームの寿命を考えれば悠長な話である。

ここからは私の邪推となる。2021年になぜ放送できなかったのか?

簡単な話、アニメ制作会社の手が空いてないからだろう。だから、手の空いた2022年放送になったと考えると自然である。ただ、これでは単なる分析であり、邪推とはならない。

問題は2021年のアニメラインナップを見ている、年明けからも俗にいうなろう系関連が多いのが見受けられる。別になろう系を批判する事はないが、2021年なろう系と2022年「艦これ」と見た場合、感覚的に思ったのは賞味期限がどちらが先に来ているかという点だ。

先も言った通り、「艦これ」はブラウザゲーム。鮮度を考えれば人気がある内にアニメのてこ入れをしないと期待は出来ない。しかし、それは他のブラウザゲームであればの心配な話。

確固たるファンがいる「艦これ」なら、2022年放送でも問題ないと判断されたのではないだろうか。そもそも、放送時期を1年前の年始に発表するのも、意図的なモノを明らかに感じる。

逆になろう系もWeb発、ブーム、時事ネタを取り入れているため、ラノベという大枠でのジャンルであっても意外に鮮度を保てない。つまり、「艦これ」より、なろう系は先に鮮度が落ちてしまうと判断されているから、2021年なろう系と2022年「艦これ」と私は邪推している。

一応、根拠としては「艦これ」第1期放送は2015年1月。その後、すぐに劇場版が出ており、内容の賛否こそあれど、売り上げ、コンテンツ力からは第2期自体はかなり有力視されていた。

それがアニメだけで7年の空白を開けるのは、本当にのんびりしている。

下手なブラウザゲームなら、この空白期間で終了していても、おかしくない話である。まあ、この期間で様子を見ていたともいえる部分にせよ。

そして、なろう系アニメに関してはアニメ制作会社の手が空いているところから、すぐにアニメ化していったのではないか。こちらはアニメにより、販売てこ入れはタイミングが重要である。

ただ、アニメ制作会社のスケジュールに関してはまだ別の側面もある。海外企業のネット配信であったり、劇場公開用作品だったりする。今回はそこは省いておく。

また、途中では書かなかったがK社がこれらの市場をほぼ独占的に握っている点からもこう考える根拠としている。

あくまでこれは私の邪推である。だが、2022年以降なろう系が少なくなっていれば、この考えは証明される事になる。その時の答え合わせとして、こうして書き残しているだけである。

●放送も終えた、2024年となった今【アップグレードパート】

そもそも、アニメ版「艦これ」第2期は私は見ていない。それには理由がない。結局の所、話題にもならず、いつの間にか始まって、終わっていたからだ。

それでも話題になっていたの作品の内容以前に、全8話でありながら度重なる放送中断だったこと。

どうであれ、2期までの間は7年という期間がありながら、この制作の遅れは様々な問題を抱えていたことは容易に想像が出来る。

同時期に放送されていた、同じアニメ制作会社で作られた『新米錬金術師の店舗経営』に関して、そういった兆しはなかった。こちらのタイトルはなろう系に当たる。

このなろう系タイトルに関して、当時でもこのように触れている。

2021年なろう系と2022年「艦これ」と見た場合、感覚的に思ったのは賞味期限がどちらが先に来ているかという点だ。

全体的に当時の読みは外れていたと思う反面、当たらずとも遠からずでもあった。放送延期など自転車操業のアニメ制作会社では致命傷ではないだろうか。

ただ、現在2024年現在でもなろう系アニメが多く作られている点は、コンテンツ全体での賞味期限という読みを完全に外している。

その反面、制作の遅れなどに他アニメに影響を与えているのは「艦これ」第2期に限った話ではない。その理由の一つとされるのが、作られるタイトルの多さである。
制作状況に関しても当時触れていたが、ここまで悪化するとは予想していなかった。

それだけに、今のアニメというのはなろう系で小銭を稼いでいるといった印象がある。薄利多売である。

別にこれは悪く言っているわけではない。アニメ化を通して大きくヒットした、なろう系作品がどれだけあるかという話。

これだけ本数もあれば「鬼滅の刃」、「進撃の巨人」、「【推しの子】」、「呪術廻戦」のように、主題歌が紅白で歌われ、国民的に認知された作品が一つぐらい出てきても不思議ではない。

「転スラ」、「オバロ」、「盾の勇者」、「無職転生」など長期的にアニメ制作されていても、誰もが知る領域までには至っていない。

そして、これらの作品は海外での売り上げに期待している側面も強い。 

ともあれ、当時の課題に対して答えを出していくと、2021年で感じていたアニメ制作現場のネガティブな状況はまったく改善されていない。

むしろ結果は、放送延期という状況が多発している。

だが、損失と言える放送延期を選択しても、以前よりも多くのアニメ作品が制作されるのは十分なリターンがあるからだろう。ただし、このリターンが莫大な効果を生むのはごく少数。

大ヒットするにしても、原作時点でヒット作がほとんど。本来、アニメ化によって、作品の認知を広める効果は期待の出来ないモノになっていないか?

実際、数字的な部分では、KADOKAWAのIR資料を見ているとシンプルにこれらの答えが見えてくる。

ほんの数年前とはいえ、そのときから何も変わってはいないというのが、結果だろうか。


途中まで、この後に別作品でアニメ化に対して疑問点を書いていたのですが、作品も別であり、長文となったため記事を切り分けています。
よろしけば引き続き、ご一読いただけますと幸いです。

(タイトル画像はAI生成によるモノです)


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